2012年4月 5日

リョウジ

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担当:大重正人

ただいま、今週土曜日の朝日新聞千葉県版に掲載される「Jの風」を書き上げたところです。ちょっと燃え尽き気味です。なので、ようやく咲き始めた日立台のサクラで癒されましょうか~

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今回のJの風。実は火曜日に「福井選手のことを書こう!」と決めて「試合翌日に話聞かせて」とオファーしていました。あの強烈なシュートが決まって1-0勝利ならパーフェクトでしたが、それでも今季初完封を果たし、レイソル初出場でDFの大きな仕事をやってのけたリョウジ。Jの風には書ききれなかった話を昼食時にいっぱい聞くことができました。

私が持ってた質問リストをのぞき込んで「やっぱ、これですか?」と苦笑した『イエローカード』の文字。そもそも、去年1年で17枚のイエローカード、3回の退場。移籍の話を聞いた時、写真をみれば大層ワイルドな感じで、どんなやんちゃな兄ちゃんが来るんだろう!?と正直構えていました。でも会ってみれば、新体制発表会でご覧のとおり、素朴さ満点の好青年でした。「性格は、、、あまり深く思い詰めるようなタイプではないです。普段はほとんど怒ったりしないですし。でも試合になると、なんかスイッチ入っちゃって。。。好きな言葉は『なるようになる』です」といたって自然派な感じです。

昨日も開始から14分でイエローカードをもらってしまいました。「自分のミスでイエローになってしまった。プレッシャーをきつく行こうとしたところで抜かれてしまいました。でも楔のボールにはいつも厳しくいかないとと思っているし、カードを恐れて消極的になるのもよくないですから。ただ去年は3回退場して、チームの戦い方を変えさせてしまった。逆にいい経験をさせてもらいましたが、もっと賢く守らないといけない」と反省の様子もありました。

ただ同じ左サイドでプレーしたボランチの大谷選手。「もしかしたら、月曜日のフォーメーション練習で初めてパスしたかも」と笑いながらも「プレーは良かったと思いますよ。もともとセンターバックで守れるし、攻撃で前に仕掛ける姿勢もある。90分は今季初めてだったのに足をつらせないで頑張った。コンビネーションは試合をこなしていけばもっと上がる。リョウジにとって、レイソルでのいいスタートになったんじゃないかな。あとは試合に出そうになった月曜に、焼肉連れて行ったからね。まあその話はリョウジから出てくるはずだから笑」。そんなキャプテンのナイスサポートに恐縮しきりのリョウジでした。

「もともと小さい時はキーパーやってました。ガンバの本並さんがかっこよくて、憧れてました」という意外なキャリアスタートも。大きな転機となった昨年ギラヴァンツでのプレーや、「練習では厳しいですが、終ったあとは気にかけて、よくしゃべりかけてくれました。なんというか愛情を感じさせる人です」という三浦泰年監督からの胸に響く言葉など、いい話をたくさん聞かせてくれました。最終的にどういう仕上がりになるかまだわかりませんが、ぜひ土曜日の朝日新聞千葉県版で福井選手の一面をお伝えできればと思います。

今日はサポーターにも大変声をかけられていました。「26番のユニフォーム持ってる人がいて、めちゃくちゃ嬉しかったです」と顔を緩ませた福井選手。左サイドバックはもちろん激戦区のひとつではありますが、これからも一層の応援をよろしくお願いします。

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