2012年5月 4日

よのなか科

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担当:大重正人

昨日の広報日記でお伝えした『Jリーグ版[よのなか]科』の授業が、今朝行われました。保護者の皆様や、各Jリーグクラブで子供達を指導する立場のスタッフ皆様も研修・視察に。レイソルの吉田強化部長や下平U-18監督、松原U-15コーチらが見守る中、プロサッカー選手をめざすレイソルU-15の新中学2年生選手を中心に、朝9時30分から講義に臨みました。

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講師を務めたこの方、見覚えのあるサポーターの方も多いことでしょう。浦和レッズで活躍された元選手の西野努さんです。引退後に海外でサッカー界の産業やクラブ経営を学ばれ、第二の人生=セカンドキャリアを進まれています。「みんな、キャリアってどういう意味か知ってるかな?」「経験!」。口々に元気よく答える選手たち。職歴や経歴という意味もありますね。

まだ10代の前半を過ごす選手たち、まだその意味をこれから理解していくところからのスタートですが、いろんな人の力や働きによって生み出されたお金で、Jリーグ、柏レイソル、そしてレイソルアカデミーが運営されています。それを知り、学び、考え、発言することで、責任感を身につけた選手育成の一助になることでしょう。

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それにしても、子供達は積極的。昨年の全日本少年サッカー大会で得点王になった中村駿太選手をはじめ、4グループすべてで楽しげな笑顔がこぼれます。チームという組織の中で、いかに自分という個性を出せる選手を生み出すか。日本サッカー界にとっても大きな課題であり、大きなチャレンジのひとつとなるプログラムです。次の授業は、さっそく明日です!

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雨が降ったりやんだり、不安定なGW中日でしたが、選手たちはずぶぬれになりながら、非公開でのトレーニングに打ち込みました。午後から取材。この日白羽の矢が立ったのは、澤昌克選手でした。サッカーダイジェスト誌で今季から連載が始まった「ターニングポイント」というテーマでのインタビュー。

人にやさしく、実直まじめで、サービス精神旺盛の澤選手。取材予定時間を大幅に超えてしまったのも想定内でした笑。事前に答えてくれたアンケートをもとに、ターニングポイントとなった試合や、恩師からの言葉、恩人との出会いなど、まあまあ話が止まりません。「全部載せられないかもしれません、スミマセン」と記者さんが頭を下げるほどのボリュームでした。その中で大きなウェイトを占めたのは、やはりアルゼンチンへのチャレンジ。名門リバープレートで揉まれた日々の思い出には、ACLで対戦した、ダリオ・コンカ選手との出会いも。「本当にアイツは股抜きがうまくて...」と、先日の対戦でも当時のことが頭をよぎったそうです。発売は5月15日の予定、どうぞお楽しみに?!

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