国立劇場
本日の担当:桜林 舞
土曜日で快晴だったこともあり、今日はいつも以上に練習見学に来られた方が多い日でした。公式戦前日恒例のミニゲーム、と敗者チームから一人選ばれる罰ゲーム。今日の一発芸は大河原選手と、監督の命を受けて勝利チームなのに一発芸を披露した長谷川選手。ダブルの罰ゲームにギャラリーも沸いていました。
上位チームの名古屋とG大阪が、本日のゲームで敗戦を喫したため、柏レイソルは第6節1日目にしてもいまだ1位。明日の浦和戦への注目度は最高潮と言ってもよいでしょう。
取材陣に囲まれる監督も選手もコメントすることは一緒です。「うちは挑戦者だから。J2から昇格したばかりの下から2番目のチームだから、失うものはなにもありません。」驕る姿勢はどの選手からも垣間見えません。
昨日のチームミーティングでは石崎監督が「雑草魂を試合にぶつけよう。恐れることは何も無い。やられてもやられても喰らいついていこう。恐れる選手は試合に出る必要はない。浦和に勝つためにいままでずっとやってきたという強い気持ちを持とう。日本のサッカーを担っていくチームであることを晴れの舞台で証明しよう。」と選手を鼓舞します。
誰も手を抜けない。誰も手を抜かない。
全体練習を終えた後、シュート練習にランニング。自主的に居残り練習をする選手の数は日に日に増えています。「こんなに多くの選手が居残り練習をしているなんて、ちょっと他のチームでは考えられませんね」と担当記者さんがつぶやくほど。
「ほんとうに手を抜けませんし、抜きませんよ」と昨日のインタビューで述べていた藏川選手。「走れなくなったら試合にはでれませんから」と鈴木選手。「石さんの目指すサッカーを選手みんなが共有している。だから結果がついてきている。方向は絶対に間違っていない」と山根選手。「誰かが手を抜いたらすぐにダメになってしまう。レイソルは全員サッカーだから」と南選手。
U-22代表に選抜された李選手と菅沼選手が浦和戦に出場できないことはうれしくも残念なことではありますが、それを補ってあまりあるチームの力を明日、お見せできることと思います。現在首位とはいえ、明日はリーグ戦全34戦のまだ6戦目。この先大きく飛躍するレイソルの序章にすぎません。興奮と感動を、ホーム国立でお届けすることをお約束いたします。明日の「国立劇場」にご期待ください!