2013年10月10日

目指すもの

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担当:河原 正明

 トップチームは明後日に迫ったマリノス戦に向けて非公開で練習を行いました。

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 「カップ戦に強いレイソル」。昨年の天皇杯優勝、現在ナビスコカップ2年連続ベスト4、そしてACLベスト4。近年の成績は確かにここ数年と比べると上回っています。でも、レイソルとして獲得したカップ戦のタイトルはまだ2つだけ。天皇杯と14年前のナビスコカップです。
 
 14年前の1999年11月3日。国立競技場でその瞬間に立ち会ったサポーターの方も多いと思いますが、当時はまだサポーターでなく「知らない」という方も多いのも事実です。天皇杯と違い、暖かな秋の日に行われる印象が強い決勝戦ですが、その後は昨年ベスト4に進出するまで、決勝戦はおろか予選突破も殆どできない「縁のない」大会でもありました。しかし、選手たちが様々な経験を経て、特に一発勝負で勝負強さを見せてくれるようになったことで、ようやくに払拭した感があります。もう苦い歴史を再び繰り返すことはできません。
 明後日の舞台、三ツ沢競技場には2010シーズンのJ2リーグvs横浜FC戦以来3年ぶりに赴きます。「ここは好きですよ。サッカー専用で日立台に似ていますし」とは狩野選手。そして同じくマリノス、そして横浜FCで三ツ沢をホームグラウンドとしてプレーした藤田選手も「サポーターの声も届くので力をもらえる。やりがいがあります」と振り返りますが、すなわちホームチームの声援が届くということ。

 おそらく相手は4点差の逆転を狙って最初から攻めてくることでしょう。そこで受身にならずに戦えるか。試合開始の数十分間を抑えられれば勝つ確立は上がってくることでしょう。粘り強く耐え、チャンスに確実に決める。今日もそんな指導が続いていました。頂点まであと少し。でも浮き足立つことなく14年ぶりの制覇に挑みます。

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