和歌山キャンプ最終日
担当:大重正人
急遽訪れたキャンプ最終日。台風接近の報を受けて、宮本マネージャーや帯同している日立トラベルの八木さんが昨日から各方面で懸命の調整をおこない、帰れるときに帰れる手段で、無事にあすの帰柏の準備が整いました。どんどん状況が変わって予定を早めていったなかで、たった一日ですべての手配を済まされたわけですから、まさにプロの仕事。選手やチームを支える裏方さんあってのレイソルを見た思いです。
今日の午前中に早めの打ち上げが決まり、選手たちの表情も多少喜んではいましたが、ここは気を緩めることなく、最終日のトレーニングが行われました。今日もしっかりと雨が降り注ぐなか、午前中はフィジカルとボール回しなど。午後は、月曜日に予定されているサテライト札幌戦に向けて、6対6や今キャンプはじめての紅白戦で実戦感覚を養いました。今日の監督は主力チームではなく、月曜のゲームに向けたチームをみっちり指導。時よりゲームを止めながら「グンリョウ、今のところはしっかりカバーして」「イケ、GO!」「下がるなー」など、熱のこもった声が響き渡っていました。
練習後、選手をあつめて監督は「個人やグループでのフィジカル、技術、戦術の底上げを目指してやってきた。雨がいっぱい降ったけど、そのなかできっちりと成果が残せたと思う。ただ、柏に帰ってもこれを継続していかないと意味がない。ビーチで1回しかできなかったのは残念じゃったけど」と選手をねぎらい、最後は北嶋副キャプテンの三本締めで打ち上げ!このときばかりは喜びを爆発させた選手たち。諸手を上げて喜んでいましたが、肉体的に厳しいトレーニングを懸命にこなしたからこその拍手喝采。雨の降るコンディションの中、本当にお疲れ様でした。
一方その場にいられなかった選手もいました。近藤選手や石舘選手はホテルのプールなどを使ったリハビリに努めていました。プレーできないジレンマを抱えながらも、焦らずじっくりと復活への道を一歩ずつ進んでいます。近藤選手は先日「全治3週間のはずだったんだけどね。。。」と、予想以上に重かった5月19日ガンバ戦での負傷からの再起を目指しています。「炎症も収まってきてるし、痛みもだいぶなくなってきたから」とのこと。焦る気持ちもあるでしょうし、サポーターの方からも心配の声をかけられることも多いですが、これまでの大ケガも不屈の気持ちで克服してきた強い精神力の持ち主です。柏に帰っても影ながら見守っていただければ幸いです。
最後にこの和歌山・上富田キャンプにご尽力いただいた方々へ本当にありがとうございました。上富田町職員のみなさま、宿舎ホテル従業員のみなさま、そして大歓迎で出迎えてくださった地元のみなさまへ厚く御礼申し上げます。日曜日に予定されていたサッカー教室を楽しみにされていたサッカーチームのみなさん、本当に申し訳ありません。明日を入れれば7日間と短い滞在でしたが、有意義なキャンプを行うことができました。この1週間の成果を今後へつなげ、一回りも二回りもレベルアップした姿を後半戦からお見せできるよう、選手・チーム一丸となって柏レイソルは戦ってまいります。今後とも熱いご声援を賜りますようお願い申し上げます。まことにありがとうございました。
チームは、明日は移動日。日曜日は日立台で午前10時から練習の予定です。もちろん見学自由ですのでどうぞお集まりください。広報日記も日曜日にお送りします。それでは和歌山・上富田町最後の夜でした。さあ荷造り、頑張ります!!