手を伸ばしてみる
担当:桜林 舞
今日は月曜日ということで日立台は休館日。一般の方の練習見学が不可ということもあり、日立台では、コーチと選手の声だけが響いていました。
午前練習はフィジカル中心に。筋トレルームと古邊コーチが待ち受ける野球場でトレーニングです。古邊コーチの「若手覚悟しておけよー」の声が脅しでなく真剣です。3人1組となって行うトレーニングでは、公文通訳が数合わせで参戦。ボールを胸トラップで受けて、3つの青い人壁の間をドリブルで往復するというもの。相当厳しい練習だったらしく、選手たちは1セット終わるたびで、膝に手をあてて肩で息をしながら「キ、キツイ・・・」と言葉が漏れていました。アシストで入った公文通訳にも「やったのか。ナイス、エイジ!」と声がかかっていました。公文通訳もキタジと軽くハイタッチ☆
午後は16時から。夏の暑い時間を避けるために、それまで15時スタートだった午後練習を1時間遅らせてスタートしているのですが、ここのところあまり暑くありませんね。梅雨でそれほど天気がよろしくないせいもありますが。一般見学不可ということもあり、午後のボールトレーニングはスタジアム内で行われました。「野球場の芝が傷んできたからよ。野球場の芝をやすませよう思うて。一般見学が不可の月曜日だから、いまのうちにこっちでやっとこうかなと」と、見学にきてくださる方を気遣う石崎監督。
そうなのです、見学にこられた方はご存知だと思いますが、野球場の芝の状態があまり良くないのです!もちろん、1面しかない練習場なので、使い続けているせいもあるとは思いますが、キャンプから戻ってきた頃からあまり状態がよろしくなかったんですよね。キャンプ明けの練習後などは、芝が掘り起こされてザクザクになっていましたし。そのとき田村コーチに教えていただいたところでは、「ほれ、苔が生えているだろ。苔が生えると芝の根が弱るから、スパイクにひっかかるとすぐ剥がれてしまう」という話でした。確かにキャンプに行っている間は雨続きだったので、練習場が水含み→苔発生→芝が弱る、ということも頷けます。それとも、夏という時期的なものなのでしょうか?芝の種類のせいなのでしょうか?本当のところの原因はよくわかりませんけれども、芝の状態が悪いと選手の身体にも負担がかかるため、ケガの発生につながりやすいのでちょっと心配ですね。
そんなスタジアムで行われたはクロスからのシュート練習@田村コーチ。片側では4対4@石崎監督。「この位置まできていいぞ」「こっちまでリカバー」と事細かにレクチャーする石崎監督。練習前に行われたチームミーティングで国士舘大学との練習試合を振り返り「前半と後半のメンバーで取り組む気持ちに温度差があったように思う。何のために練習しているのかを常に意識して臨もう。練習だからこそできることがある。失敗してもいい、チャレンジしていこう。積極的なプレーは改善できるが、積極的にいかなければ改善できることがなにかもわからない」と総括。出来ないかもしれないからやらないのではなく、出来ないことを知るためにやってみよう。出来なかったら、出来るようにどうすればいいか考えて、出来るようになるまでやってみよう。プロにとっては、自分に負けることが一番怖いこと。目指すものが今は手に届かなくても、手を伸ばしてみないと何も手に入りません。自分を奮い立たせて、もっと先へ、もっと強いレイソルへ。
最後にお知らせです。明日の練習は午前練習のみに変更となっています。明後日の流経大との練習試合が11時からのため、午後練習が中止となりました。午前練習の見学は通常通り可能です。予報では午前中は降水確率0%の曇、午後から晴れみたいですね。夏休みの皆様、日立台でお待ちしております。