北の大地から踏み出す歴史的なシーズンへの第一歩
担当:長谷川
2026年7月4日、日立台で選手、スタッフ、そして皆さまが揃った「新体制発表会」で新シーズンのスタートを切りました。

周知の事実の通り、Jリーグは創設34年目にして秋に開幕し翌年春に閉幕する「秋春制」にシーズンを移行します。
・カレンダーをヨーロッパの主要リーグに合わせることで日本サッカーおよびリーグ全体の競技水準の向上を図る
・酷暑期間におけるパフォーマンス低下防止
・ACLカレンダーとの合致
といった主な理由からJリーグ、そして各クラブは歴史的な新シーズンの開幕を迎えるため、7月のこの時期をプレシーズンとして、準備を続けています。
プレシーズンといえば恒例なのがキャンプです。これまでは1月の寒い時期がオフシーズンだったため、温暖な地域でトレーニングを重ねるクラブが大半でした。今年は気温の高い時期なので涼しい場所を選んだクラブがある一方、冬の定番である沖縄、宮崎、そして近年増えているヨーロッパなど各クラブで方針が分かれる形になりました。
レイソルは北海道を選択しました。夏場の柏だと気温や湿度も高く、トレーニングの時間や運動強度に制約を設けざるを得ないことがあります。北海道のような比較的涼しい環境であれば、質の高いトレーニングや午前・午後といった2部練習を実施しやすく、コンディション調整と選手のフィジカル強化にもつながるとの考えで、比較的涼しい場所で本格的なトレーニングを始動しました。

昨年の段階から前述の条件を前提に具体的な拠点を検討してきたわけですが、これまでキャンプで長年お世話になってきました鹿児島県指宿市の「いわさきホテル」さんと近しい条件でリサーチを続けてきました。
・選手がサッカーに集中できる環境であること
・宿泊先からグラウンドまで徒歩で移動できること
・ピッチコンディションがプロサッカー選手のトレーニングに適した状態で維持されていること(芝の長さ、硬さ、水はけ、散水状況など)
・ピッチの近くに筋力トレーニングができるジムや器具があること
レイソルとしても夏のキャンプ実施は2018年韓国キャンプ以来で、国内で新たなキャンプ地としては2011年以来15年ぶりです。毎年恒例だった指宿のような条件に合致するキャンプ地がなかなか見つからず、スタッフは選定にかなり苦心しました。
そんな中、北海道内だけでも6箇所の視察を重ねた上で決まったのが網走市でした。北海道の北東に位置し、オホーツク海に面する網走市は雄大な自然に囲まれた環境の中にあります。ここまでおよそ2週間、トレーニングを重ねてきました。

明治安田百年構想リーグの序盤は怪我人や体調不良者の続出などアクシデントが多かったとはいえ、決して良いスタートではなかったという反省をふまえ、チームは選手たちへ百年構想リーグ終了後のオフ期間のトレーニングメニューを明確に提示しました。網走キャンプで身体を徐々に作るのではなく、「最初からから強度の高い練習ができる」コンディションづくりを求めることで、新加入選手を含めたチームの完成度を高め、開幕から良いスタートを切れるチーム状態にすることが目的の一つとしてあります。
このような緻密な準備が奏功し、選手たちの表情からは疲労こそ見えるものの、ここまでのキャンプ期間で目立った離脱者を出すことなくキャンプ最終日を迎えます。

日本プロサッカー界で初となるシーズン移行におけるプレシーズンは、どのクラブも手探りの中で準備を進めているはずで、レイソルの選択した準備が正解だったかどうかは、今シーズンが終わった時に評価が下されます。今、何かを言えることがあるわけではないですが、この2週間がチームにとって充実した時間になっていることはハッキリとお伝えさせていただきます。
食事の差し入れやレンタカーの手配、ピッチ脇のジムを整備してくださったり、公開練習時のサポーターの皆さまへの案内といったレイソルを受け入れるご準備を多方面にわたってサポートいただいた網走市の皆さま。快適な空間と食事で、身体を休める場所を提供して下さったホテルの皆さま。チームのオーダーに応えるべく柏から現地でピッチコンディションを調整して下さったグリーンテックさま。今回のキャンプからリカルド監督のリクエストで食事面のサポートをいただいた栄養士の方々など、本当に多くの皆さまに支えられてトレーニングに集中することができました。この場を借りて御礼申し上げます。

加えて、これまでなかなか実施ができなかった地元の方々との交流やローカルメディアの皆さまにもたくさんご取材いただけたことで、この網走の地に少しでも還元できたのならば、心から嬉しく思います。



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参戦するコンペティションは4つ、最大で62試合を戦う可能性がある新シーズン。昨年はタイトル獲得までもう少しのところまで迫りましたが、このチームはまだ何も成し遂げてはいません。謙虚に、団結心と自信、そして揺るぎない大志(Ambithion)を持って「テッペン」を全員で勝ち取りにいきましょう。


