2008年6月 3日

決戦は日曜日

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

担当:大重正人

決戦は6月8日、札幌ドーム。ナビスコカップ決勝トーナメント進出をかけた、5日間の戦いが始まりました。例年より二十日近く早い梅雨入り、日立台にもしとしと雨粒が落ち、選手たちはずぶぬれになりながらも、午前午後の厳しい2部練習をこなしました!

午前から精力的に動いたのはフランサ選手でした。まずは乳酸値測定、松原フィジカルコーチ、公文通訳とともに孤独な戦いでしたが、1000メートル走を重ね、血中乳酸値を測ります。その結果は……「いい結果でしたよ?」と松原コーチ。重点的に走りこんではいないものの、過去の結果を比較してもなかなかの数値だったそうです。もちろん札幌戦でゴールラッシュの仕掛け人になってもらわなければいけませんが、そのあとのキャンプをステップに、中断明けのレッズ、ガンバ、グランパスの強敵3連戦で万全の体勢を整えてくれるはずです!

080603fra.jpg

燃えているのはフランサ選手だけではありません!

080603lee.jpg

李忠成選手も、遠くフランスから日立台に帰ってきました!「国際経験が少ないから、どれだけ自分の力が通用するか楽しみです」と語っていた李選手。惜しくも4位となりましたが、グループリーグを勝ち抜いて、決勝、3位決定戦と2試合多く対外試合を経験できたことは大きな財産となったことでしょう。今日もボールに食い下がり、古賀&南の鉄壁ディフェンスをかわしてゴールを決めるなど、J初ゴールを飾った思い出の北海道遠征へ始動です!

080603lee2.jpg

そしてスタジアムでは……先週と同じく、中田英寿さんらJAPAN STARSのみなさんに加え、JFLの琉球FC、そしてレイソルU-18の3チームによる、リーグ戦が行われました。琉球FCでは元レイソルの山下芳輝選手、大河原亮選手がプレーしています。これらのゲームとトップチームの練習が重なったので試合をなかなか見られないままだったのですが、練習後に携帯を見ると大河原選手から着信がありました。すでに日立台を出たあとだったのですが「今は試合にも出ることができて、すごく充実してます!」と元気そうな声を聞かせてくれました。せっかく日立台に来たのに、長く話せなくて……とわざわざ電話をかけてくれ、素直で礼儀正しい大河原選手はそのままでした。

080603gunryo2.jpg

そして先週は試合をうらやましげに見ていたレイソルユースの選手たちもあこがれの中田選手らと同じピッチに立って戦いました。そして試合後、元日本代表監督で現FC琉球の総監督フィリップ・トルシエ氏も一緒になっての記念撮影。今日の試合で味わった感動を忘れず、これからの成長の糧にしてくれることを祈るばかりです。

080603gunryo.jpg

080603syugo.jpg