四ヶ条
担当:桜林 舞
試合2日前の本日は、16時から午後練習のみが行われました。
今季の新加入トリオには練習に先駆けて、14時からメディアトレーニングが行われていました。直立して「本日は、よろしくお願いします」と一礼するところから、研修はスタート。折りしも、今は五輪真っ盛り。スポーツ選手のインタビュー風景には事欠きません。「金メダルを取った●●選手のインタビューを聞いて、同じスポーツ選手としてどう感じましたか?」と、片上メディアトレーナー。私も同じシーンを頭の中で反芻して、はて、どう表現したらいいものやら、とデモンストレーションしてみましたが、言葉にするのはとても難しいものですね。「スポーツ選手のコメントに求められるものの四ヶ条はなんだったかしら?『オリジナリティー』と『具体性』と『勝負へのこだわり』そして『感謝』の気持ちですね」との復習。独創性、具体性、意気込み、感謝の念、スポーツ選手でなくとも、我々が日常で発言・コメントする時にもこれらは求められている要素です。なるほどなるほど、と一人ごちてしまいました。
練習が始まる前には、選手もスタッフもボールを使ってリラックス。高橋ヘッドコーチ、石川コーチ、松原フィジコはヘディングリフティング。ウォーミングアップ前のウォーミングアップとでもいうのでしょうか。
北嶋選手、古賀選手、太田選手、石川選手の4人はリフティングゲーム。負けた北嶋選手は、3人から本気の腕シッペ。「あぁ?!痛いんだけど?」と人一倍痛いのが苦手な北嶋選手はのたうち回っておりました。それを見て弾ける笑顔の3選手です。
練習始まりに円陣を組むと、そこには本日中国より帰国した李選手の姿もありました。お昼過ぎの代表解散後、日立台へ。無事帰国の挨拶に、選手たちからは拍手が沸き起こりました。通常どおりの練習に合流する姿は、約2週間チームを離れていたとは思えないほどです。
「北京五輪を目標にして頑張ってきたこの1年半で、自分はサッカーの面でも、それ以外の面でも成長させてもらったと思う。予選敗退だったが、参加できたことに価値があると思う。それを今後どう活かしていくかにかかっている。真剣勝負の、世界一を決める試合に今後も出場してみたい。もう気持ちは切り替わっています!」と、帰国そうそう取材陣に囲まれる李選手。
今週末の千葉ダービーについて話が振られると「昨年も同じことをいったんですが、ダービーはダービーなんで。どちらのサポーターが来シーズンまで気持ち良く過ごせるかがかかっているんで、負けられない戦いですよね」と、久しぶりのリーグに思いを馳せていました。
「次は日立台。ホームでは絶対負けられない!暑さで苦しい時期かもしれないが、お互い助け合って、強い気持ちで戦おう!!」と石崎監督。
前節の浦和戦では負けなかったとはいえ、ここ3戦勝ち星なしのレイソル。おりしも千葉戦は、『日立台応援強化プロジェクト』が開催されます。『独創性』と『具体性』を持ち、『意気込み』と『感謝の念』が溢れる日立台の応援を受けて、勝点3を積み上げ、勝利ダンスを踊りたい!いつも以上に声を張り上げて、スタジアム一体となりましょう!!
※千葉戦のチケットは完売となっております。予めご了承のほどお願いいたします。