灯は小さくても
担当:桜林 舞
劇的逆転勝利から一夜。
トップチームは午前練習が、通常通り行われました。
しかし、寒い!昨日以上の冷え込みです。そんななか、朝、クラブハウスの方に新聞を取りに行くと、李選手と酒井選手と澤選手にすれ違いました。3人ともばっちり自転車通勤。エコですね。
昨日の名古屋戦メンバーは、クールダウン。そのほかのメンバーは、石崎監督のもとで対人トレーニング。若手から30'sまで、入り乱れて1つのボールを追いかけます。4対4のトレーニングのときは余りの白熱に、選手の足元でボールは膠着状態に。レフェリーボールで再開になるほどでした。
1対1でのボールの奪い合いでは、黄色チームが勝利まであと1つと迫るも、澤選手、山根選手、柳澤選手と怒涛の3連続勝利で、赤チームが昨日同様劇的逆転勝利を掴みました。ハイタッチで勝利の喜びをかみ締める加藤選手と柳澤選手、そして悔しさで咆哮をあげる大津選手です。
その加藤選手は実は「北の国から」の大ファン。と、私もサポーターの方からお伺いしたのですが、確かに2005年のイヤーブックで「最近一番感動したこと:ドラマ『北の国から』を見て」と答えています。サポーターの方が加藤選手にプレゼントしたのは、なんと俳優・田中邦衛さんの直筆で書かれたサッカーボール型色紙。「灯は小さくても いつも暖かい。『北の国から』」という言葉には、心にぽっと小さなともし火がともるようでした。
近藤選手もブログにアップしてくれていますが、14時からは、Jユースカップ2008 予選リーグが、日立台で行われました。比嘉選手と酒井選手はもちろんですが、大島選手も「僕、柏レイソルユース出身ですから!」と後輩たちのプレーに熱い視線を注いでいました。私が見かけた限りでは、大津選手と杉山選手も観戦していましたよ。
Jユースカップ2008は、グループリーグの上位2チームに入れば決勝トーナメント進出となります。浦和レッズユースにはアウェイで3-1で勝利しています。とはいえ、高円宮杯を制した強豪チーム、油断はできません。試合前には、日立台の練習場をランニングする浦和レッズユース、スタジアム内で話し合う柏レイソルU-18の姿がみられ、両者準備は万全。少し雨がぱらつく中でのキックオフでしたが、前半17分、PKから工藤壮人選手が先制点をあげ、1-0で前半を折り返します。ハーフタイム、浦和のメディアの方が「レイソル強いね、いいサッカーしているね」と呟くほど。後半開始直後から浦和に押されぎみになり、19分一人退場者を出して柏が10人になりましたが、勢いは衰えず。後半33分には指宿洋史選手のヘディングパスに、またもや工藤選手が抜け出し、GKの股を抜く勝利を確定させる追加点を上げました。上記は、まさに、ゴールシーンです!
日立台で連日の2連勝。選手も気持ちよくオフに向かうことができるでしょう。サポーターの方たちにとっても、心温まる週末になっているとうれしいですね。
倉本聡さんの大作には遠くおよばないかもしれませんが、
日立台が皆様にとって、
「灯は小さくても いつも暖かい」、
そんな存在であり続けられますように。