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担当:大重正人
「これ、暖かくていいよね?!」。さっそうとトレーニングを見に来た強化部の下平スカウト。ユニフォームサプライヤーUMBROさんのダウンコートがすっかり欠かせなくなりました。この1週間ですっかり冬支度の準備が必要になっています。身震いするような冷たい風にも負けず、今日も走り続けます。
ミーティングでは、名古屋戦のレビューと京都戦のプレビュー。名古屋戦は時間の都合でゴールシーンを振り返りましたが、やはりポポ選手の逆転ゴールは、今季レイソルで3本の指に入るすばらしい展開だったと思います。右サイド、大津選手からアレックス選手へ。その脇を猛然と駆け上がる村上選手の動きに相手DFがつられるところで、大谷選手がフリーに。その前でスペースに駆け込んだポポ選手への見事なスルーパスが通り、あとは豪快に決めてくれました。
石崎監督も「すばらしいゴールだった」とタッチペンを動かす中、「イシサン!」。フランサ選手の声でした。「タニがボールを受けるとき、トラップしないでターンしたのがとても良かった。あれで選択肢が増えた」。そこで大谷選手がワンタッチしていたら、パスのタイミングが遅れ、ポポ選手がオフサイドになったかもしれません。ほんの些細な動きですが、フランサ選手はそんな味方の隠れた好プレーを見逃していませんでした。
ゴールは、時間的にはあっという間に決まってしまいますが、何人もの選手が労を惜しまず走り、正確なトラップとパスでボールを前に進め、最後は守備をかわして枠を捉えるシュートが必要です。一人のドリブルでゴールを決めてしまうのもスーパーですが、何人もの選手が絡んで決まったこのゴールは、とてもレイソルらしさが出たスーパーゴールだったと思います。
さあ次なる相手は、京都です。7月、ホームで行われた試合では、逆にすばらしいパスワークで守備陣を崩されて2失点。その2点目を決められた柳沢選手は、前節のマリノス戦で、頭脳的なリスタートから、後ろからのボールをダイレクトで決めるスーパーゴール。さらに会場の富山は、地元凱旋となります。やっぱり強敵には変わりありません。
今日の午後、モバイルレイソルのインタビュー。藏川選手が、この秋から新しい挑戦(!?)に取り組んでいる本邦初公開の話を教えてくれました!(モバイルレイソル近日公開までお楽しみに!本人に聞くのはそれまでお待ち下さい?!!!!)そんななか、「キタジと話すんだけど、やっぱりタイトルが獲りたいよね」と。ベテランだからこそ、その言葉により重みがあります。「レイソルは勢いに乗ったら、どんどん行けるチームだから」。一発勝負のトーナメントだから何が起こるかわかりません。まずは週末の京都戦。ここで勝てば、12月20日の準々決勝へ。選手たちのオフは若干短くなりますが、その分楽しみが残る12月を迎えられますから!