最高のパフォーマンス
担当:桜林 舞
小雨が降ったりやんだりするはっきりしない天気の中、横浜FCとの練習試合が日立柏総合グラウンドで行われました。
「リーグ戦も残り3試合。みんなの力が必要になる時もあるだろう。自分達のパフォーマンスを最大限にアピールして欲しい」。試合開始前ミーティングでは、高橋ヘッドコーチが練習試合に臨むメンバーに語りました。
前半は、2トップに北嶋選手と昨日復帰戦を果たした李選手。2列目に澤、大津、太田選手が並び、永井選手のワンボランチ。柳澤、大島、鎌田、ユースの御牧選手の4枚に桐畑選手がGKを努めます。序盤からペースをつかめず苦しむイレブン。パスが繋げず、前線でいい形で攻めることができません。逆に横浜FCは池元選手や長谷川太郎選手、アンデルソン選手、滝澤選手などが、ゴール前に積極的に攻め込み、結果は前半だけで4失点を喫してしまいます。
ハーフタイム時、「1対1、攻守の切り替え、ハードワーク、どの面をとっても相手に負けている。イージーなミスが多すぎる。相手に負ける前に自分達に負けている。悔しくないのか!」と高橋ヘッドコーチの激が飛びます。
後半は、李選手と交代したユースの畑田選手が永井選手とダブルボランチを組み、中盤が安定。右サイドにボールが入るようになると、後半3分、太田選手の鋭いクロスに飛び込んだ北嶋選手が反撃のヘディングゴール。続く同11分には、太田選手のキープからネットを揺らすミドルシュートが飛び出し2点を返しました。レイソルにリズムが戻り、ここから逆転を!と奮闘しましたが、その後もさらに2失点で、2-6の悔しい敗戦となりました。
ピッチサイドでは、昨季まで横浜FCに5年在籍していた菅野選手の姿がありました。また、古賀選手、栗澤選手、大谷選手、杉山選手、菅沼選手、村上選手なども、それぞれの旧知の躍動を見守っていました。
レイソルにとっては反省点の多い試合結果となってしまいましたが、シーズン終盤に向けて、それぞれの課題を胸により一層充実したトレーニングを積み上げていけることと思います。試合の模様はフォトギャラリーにてお楽しみください。
また、本日は柏レイソルU-18もJユースカップの勝負に挑んでいました。川崎フロンターレユースとの試合は、4-2で柏レイソルU-18が勝利を手にし、グループリーグの1位が確定。12月13日か14日の行われる、決勝トーナメントを日立柏サッカー場で開催することになります。
「トップチームの練習試合に参加した、畑田と御牧が出場停止。また工藤も負傷していたので、新しいメンバーで臨んだ試合でした。武富、山?、牧内とオウンゴールで、前半を3-0で折り返して、4得点。高校3年生にとっては、卒業前の最後のシーズン。苦しい場面もあったけれども、グループを1位通過すると日立台で試合を行うことが出来るので、『卒業前にもう一度日立台で試合をしたい!』という熱い気持ちで、選手たちはよく戦ってくれたと思う」と吉田達磨U-18監督。
柏レイソルU-15も、FC栃木ジュニアユースを4-0で下し、高円宮杯全日本ユースサッカー選手権 (U-15)大会 関東大会 第一代表でリーグ優勝。全国大会に駒を進めたとのことです。
勝負の世界。
ましてや、サッカーはチームプレー。
ずっと勝ち続けることは不可能に近いことかもしれません。
だからこそ、
勝利の嬉しさに酔いしれて、
敗北の悔しさを胸に刻んで、
肉体的にも、
精神的にも、
強くなっていきましょう。
11月も後半に突入しました。
シーズン終了まで、
2008年が終わるまで、
あとわずか。
戦える喜びを噛み締めて、
トップチームも、
ユースも、
我々スタッフも、
最高のパフォーマンスを見せて参りましょう。