2009年5月13日

闘う守備

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担当:大重正人

弱さも悔しさも批判も、逃げずに全部受け止めて、今こそやらねばならない時です。現状を変えよう、変わらなきゃいけない。トレーニングに臨んだ選手たち、レギュラーも控えもルーキーも。ミスを恐れずチャレンジしようという気持ちがひしひしと伝わってくる今日の練習でした。

グラウンドに出向くと、2グループに分かれて練習が進んでいました。高橋監督が指揮をとるグループは4対4。主にミッドフィールダーが集まっていました。狭いエリアでボールを回しながらエンドライン突破を目指します。守る側は抜かれないように、そして激しいプレッシングを繰り返します。ボールカットすれば、すばやく攻撃に切り替えて相手のラインを狙います。

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井原コーチが見ているグループは、ディフェンダーとフォワードの選手が集合。よく見るとDFの選手の方が人数が少ない。試合のなかでは、3対4のような状況に襲われることもありますが、それでもゴールを守らないといけない。あえて数的不利の状況を作り、その中でボールホルダーにプレッシャーを与えながら、しっかりカバーできるポジションをとり、攻撃を遅らせる。最後にシュートまで持ち込まれても、身体を張ってブロックする。

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最後は、その2グループが一緒になって、8対8のハーフコートゲーム。中盤と最終ラインが一緒になって、そこまでやってきたグループ守備を、今度はチーム全体の守備として形づける。今チームとして何を修正すべきか、一つにつながった流れのあるトレーニング。選手たちはプレーが切れるごとに身振り手振りを交えて言葉がかわされていました。「今のポジション、もう少しこっち!」「今はもう少しボールに行っていいよ」。本当に細かいところですが、そういった少し少しの修正が、レイソルの持ち味である強固な全員守備を取り戻す一歩になっていきます。

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これを明日の筑波大学戦で実践し、今日行ったトレーニングの成果を見せる。そしてコンディションを整えて、土曜日のアントラーズ戦へ。試合までトレーニングできるのは、もう2日だけ。決して無駄にはできません。

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そのトレーニングマッチですが、お知らせのとおり、前半は非公開となります。14時キックオフですので、15時ごろまではスタジアムに入場できません。練習試合を楽しみにされているサポーター皆さんも多いと思いますが、なにとぞご理解くださいますようお願いいたします。