2009年7月 3日

レイソルらしさ

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担当:大重正人

磐田戦の勝利から、はや1週間が経とうとしています。苦しいなかでがむしゃらにもがいてもがいて、掴んだチャンスを活かして掴んだ一勝でした。この勝利のあとの1週間。やはりいい雰囲気でサッカーができているのが、周りから見ていても感じられる日々でした。今日の選手たちの表情をみればおわかりでしょう。

とにかく明るかった。無理に笑って、雰囲気を盛り上げよう、という感じがしない。自然とレイソルらしさが戻ってきたように見えました。セットプレーの確認でも集中が途切れることなく、好守ともセカンドボールに対する切り替えの意識は高まっています。

「自分らしくガンガン行って、前半からゴールを決めたい」とは菅沼選手。前節では絶対にあきらめない姿勢が相手のミスを誘い、2点目のゴールを奪いました。翌日のマリノスvsガンバでも同じようなシーンがありました。マリノスGKがCKを避けようとボールをフィールドに戻したところを、ガンバの橋本選手が奪ってゴール。「菅沼君が駒野選手のパスをカットするのをテレビで見て、最後までキーパーを追いかけるのは改めて意味があることだと思った」といった内容の談話がありました。日本代表選手にそういう感銘を与えた菅沼選手のプレーはやはりすばらしかったし、逆に代表選手でありながら他の選手のプレーを素直に見習う橋本選手の姿勢を、レイソルの選手も学ばなければいけないでしょう。

杉山選手は「立ち上がりにピンチがあるかもしれないけど、身体を張ってなんとか防ぎたい。逆に考ればチャンスだってあると思うので、そこをきっちり決めたい。内容はともかく、一勝したという事実がある。この流れに乗って、巻き返していきたいです」と報道陣に答えていました。一勝がもたらした、わずかばかりの安堵が、次に落ち着きを生み出して、今度こそ真の自信をつかまないといけません。内容よりも結果。石にかじりついてでも絶対に勝つ。上のチームに追いついて追い越す!という気概を見せなければ。明日はホーム日立台だからこそ、なおさらです。

選手たちは必死に戦います。プレッシャーもあります。それでもミスを恐れず戦います。積極的にプレーするなかでミスもあるでしょう。応援してくれるサポーターの皆様、そんなときこそ落胆をぐっと飲み込んで、「さあ、次だ、次!」と切り替えて、声を出して応援してください。そんな雰囲気が選手たちも勇気を与え、意気に感じて絶対にいいプレーができるはずです。明日も変わらぬご声援をどうぞ宜しくお願いいたします。