始動4日目
担当:河原 正明
朝9時。凛とした空気の中、選手たちがピッチで集まります。今日は施設休館日ということもあり、見学される方も、取材陣もいない静かな練習開始でした。
午前練習は6000m走のフィジカルトレ。昨年はグアムキャンプで第一回目を行ったのですが、今年はまだまだ寒い日立台でスタートを。事前に計測した走力で5グループに分かれ、それぞれ設定された時間で1000mずつ走っていきます。
今回のトップグループは菅沼選手と田中選手に林選手の新加入組。走力に自信のある3選手、伴走する古邊フィジコも「ミノル早いよー」と言うようにやや飛ばし気味でも、余裕で走りきりました。
中でも林選手は持久力には自信があるそう。「昔から得意だった?」と訊ねると「いや、(明治)大学で鍛えられました!」と、意外にも走力の源は大学時代に生まれたものだそうです。
一昨日ふと手にした87回天皇杯の大会パンフレット、そこには明大・林、順天堂・村上&田中選手の顔が。その3選手が軒並み走力テストで上位を占めるのも、もって生まれた素質以外にそれぞれ大学時代に何か秘訣があるのでしょうか?気になりますね。
2部練習の合間には日立台通信の取材を。今年より始まる対談形式でのインタビュー、第一弾は北嶋選手に小林祐三選手です。先に部屋に入ってきた小林選手、なぜかライターの方と「ミニ四駆」の話で盛り上がり、そこへ遅れて登場した北嶋選手も「俺も第一世代だよ」と負けじと喰いついて来て対談スタート。オフの過ごし方や両人のブログの話など、先ほど更新されたキタジブログには「雑談状態」と書いてありましたが(笑)、一方ではしっかりと今季に向けての抱負や、個人の目標を話してくれましたのでご安心を!ま、「終始なごやか雰囲気で進んだ対談」ということです。その後の表紙撮影までとにかく楽しい取材でした。この内容は2月上旬発行のファンクラブ会報誌、日立台通信に掲載予定です。
午後の練習後は同じく日立台通信でネルシーニョ監督のインタビューを。こちらも詳しい内容は日立台通信の発行をお待ちいただくとして、今の時期に何をやらないといけないのかしっかりと課題を把握して日本に戻ってきています(当たり前ですが)。まずはグアムキャンプまではコンディションを上げることに重きを置きつつも「パフォーマンスの向上を、もっともっと強く要求していく」と厳しい答えも。
実際に今日の午後練習も、最後はパスの質の向上を狙ったメニュー。狭い場面でのショートパスのトレーニングを延べ1時間近く行いました。その結果には「レベルの高い、気持ちの篭ったプレーを見せてくれた」とここまでの選手の出来には満足そうでしたが、明日からもフィジカル中心の厳しいメニューが続きそうです。
明日は、見学もできますのでお時間のある方は日立台にお越し下さい。