2010年1月22日

寒さが戻ったなかで

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担当:石本瑞奈

つい昨日までは、冬とは思えない暖かい日々でしたが、今朝、グラウンドへ向かおうとして事務所を出たら、冷たい風が吹いていました。これが普通だと思うのですが、ここ数日の暖かさに慣れた身としては、ちょっと辛かったです。

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練習は午前練習一本。今日は今週すでに2度やっている、1000mを6本走る長距離走のトレーニングをしていました。3回目の今日は、フィールドプレーヤーだけが走りました。
チーム始動後に乳酸値測定などを見て、選手の数値に合わせた組み分けを行い、それぞれの選手に合ったメニューで長距離を走ります。一定のペースを保って走るトレーニングなので、自分のペースで上げたり下げたりすることはできません。選手にもよるのでしょうけれど、自分のペースで走れないというのは、けっこう疲れるものらしく、苦しいトレーニングではあるようです。
北嶋選手のいるグループは、北嶋選手を中心にみんなで励ましあって走っていました。6本目を走る時など、「みんな、頑張ろう!やるぞ!」という掛け声が。終わった後は「みんなありがとう!」苦しい練習を力を合わせて乗り切る雰囲気が伝わってきました。

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ゴールキーパーは別メニューでシジマールコーチのおなじみ特訓風景。キックを受けるだけではなく、バーを立ててゴムを結び、ジャンプしてからキャッチするなど、いろいろなバリエーションでトレーニングしています。「もしかしたらフィールドプレーヤーと一緒に走るメニューの方が楽だったかも」というくらい、厳しいようですが、4人とも集中して黙々とトレーニングしていました。最後尾を守る重責を担うポジションだけに、日々厳しい研鑽は続きます。

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練習後、今日は村上選手が記者の取材を受けていました。「今年は、今までよりもっとチャレンジして、自信をつけたい。自分の長所を生かして、欠点に関しては修正できるようにしていきたい」と意気込みを語りました。今年を「飛躍の年」と位置づけている村上選手。もちろん、J1昇格が第一の目標ですが、個人でもさらなるレベルアップを目指しています。

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去年、ケガで苦しむことが多かった澤選手は、「今年はケガなく試合に出たいので、今はそのための体作りをしています」と、コンディション作りに余念がありません。昨季の終盤、献身的な動きでチームに貢献した澤選手。今年はベストの体調を保ってチームに貢献したいと話していました。

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午後からは、桐畑選手がイヤーブックの取材で、クラブスポンサーのサッカーショップKAMO柏店を訪れました。サッカーが大好きな河辺店長にいろいろお話を聞いています。最近、トークで独自の才能を発揮している桐畑選手ならではの取材になりました。ご協力いただいたショップの皆さま、ありがとうございました。

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そして、今日はもうひとつ、アカデミーコーチ4名が学校訪問「レイソルしま専科」で酒井根東小学校を訪れました。3時間目に1?3年生、4時間目に4?6年生を対象にし「サッカーと触れよう」をテーマに授業を行いました。低学年では主にボールを使った遊びを紹介し、体を動かす楽しさや仲間と協同する大切さを伝えます。
昨日の天気とうって変わり強風で砂ぼこりが舞う中、増本コーチは女子を担当、一方男子池田コーチが担当。いつもの先生と違う人が教えるので、どの子達も真剣に話を聞いています。
池田コーチはこう話します。「メニューは「ボールを手で運ぶリレー」や「2人で手をつなぎ、手を離さず3個のボールをドリブルすること」など一見簡単そうに見えるものです。でも、実は「速さを競う」のではなく「同じチームの友達を応援できたか」「ペアを組んだ仲間と助け合えたか」技術の向上ではなく考える力の向上ににポイントを置いています」。

殆どのメニューが学年を混ぜて行い、高学年の子が低学年の子に声をかけサポートしながら、ゲームが進んでいき、学年を超え自然と「和」ができていきます。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、小学1年生の女の子は「もっとやりたかった?」と残念そうに話してくれましたが、レイソルではこのような活動を通じて、1人でも多くサッカーの楽しさや素晴らしさを感じてもらえたらと願っています。また同時に訪問した学校など「レイソルにかかわる仲間づくり」を目的にこれからも活動していきます。

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