U-18プレミア初勝利
担当:大重正人
2日連続の公式戦。今日は日立台でU-18チームの日本最高峰リーグ、高円宮杯のプレミアリーグを開催しました。前身の大会を含めて、レイソルアカデミーが何度も参入戦の壁に阻まれてきただけに、まさに悲願叶っての、今日が初めてのホームゲームでした。日本サッカー協会主催の公式戦でもあり、試合開催は当然ですが、試合運営についても協会からきちんと定められたマニュアルがあります。フロントスタッフにとっても驚きがありました。
試合メンバーに入れなかった選手たちも、試合運営を実際に行いました。報道受付や、公式プログラムの販売(セレッソ戦と合わせてすべて完売。多くのご購入、誠にありがとうございました!)、試合前の散水、ボールボーイ、担架要員などなど。試合後のゴールネットの撤収は、フル出場した選手たちも手伝い、自分たちの試合は自分たちで運営するというスタイル。そして723人とたくさんの観客皆様をお迎えしました。
下平監督は「今日はスタジアムを使わせてもらい、観客の方がすごくホームの雰囲気を作ってくれました。プロでなくてもこうして応援してもらえる、という責任を持って準備しなければいけない」と、まず来場いただいた方への感謝の言葉がありました。レイソルはもちろん、コンサドーレサポーターの方からも力強い応援があり、試合を大いに盛り上げていただいて、本当にありがとうございました。
そしてキックオフ。大谷キャプテン、工藤選手、ネルシーニョ監督や井原コーチ、布部コーチらが観戦する中、選手たちが、レイソルサポーターにとって胸のすくような、すばらしい内容の勝利を届けてくれました。「ゲームの主導権を握る」というレイソルアカデミーのスタイルを存分に発揮。前半は攻めあぐねながらも、左サイドの見事な崩しから最後はエースの大島選手がきれいにゴールゲット。終了間際には2年生FWの白川選手がループでのビューティフルゴール!後半も相手DFからボールを奪った大島選手の2点目、ゴール前の混戦からDF上島選手がヘディングで押し込みます。チーム全体の守備意識も最後まで落ちることなく、4-0の完封勝利。記念すべきプレミア初勝利を挙げました!
下平監督は「この前の鹿島戦はピッチの芝が長くて、パスが走らず、自分たちのサッカーができなかった。今日勝ち点3を獲れて、まずはほっとしているし、取り返せて良かった。ただ途中まで良かったけど、ペースダウンしてしまったのが課題。5点目6点目を獲らなければいけなかった。ただ、このリーグで十分やれるという感触も得られました。目標は優勝!と選手にも伝えています」と初昇格初制覇へ力強く一歩を踏み出しました。
次節は4月27日(日)、序盤戦最大のビッグマッチです。流通経済大学付属柏高校との「柏ダービー」がついにプレミアで実現します!言わずと知れた高校サッカーの雄、昨季EASTの優勝チームを人工芝グラウンドに迎えます。諸事情でスタジアムを使用できず、ご来場の方にはご不便をおかけして申し訳ございませんが、選手たちへの大きな後押しとなりますし、またぜひ応援に駆けつけてください。