2014年9月 9日

トップもU-18も

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担当:大重正人

今日は7月7日以来のトレーニングマッチでした。夏場は連戦が続き、なかなかすべての選手に実戦の機会は多くはありませんでした。今回は急きょのマッチメイクでしたが、日立台には非常にレベルの高いチームがありますから問題ありません。U-18チームを迎え、45分間1本のゲームが行われました。

U-18は、日曜日に思いもよらぬ大敗を喫しました。プレミアリーグの流経柏高校戦「柏ダービー」で1-4と敗れ、首位から転落。またセンターバックの上島選手が退場し、今週末のJFAアカデミー戦には出場できません。戦術、メンタルなどチームの立て直しが下平監督にとっては急務だったことでしょう。いつもベンチから大きな声が飛ばす監督でしたが、この日はさらに大きな声で励まし、時には叱咤し、自信を持たせ、選手たちを後押ししている姿がとても印象的でした。

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その声は、特にこの日センターバックに入った鈴木哲平選手に向けられるものが多かったような気がします。その鈴木選手がしっかりとビルドアップし、またセットプレーから鮮やかに決め、U-18が1-0で勝利しました。日曜日のショックを払しょくする、大きな試合になったのではないでしょうか。日曜のJFAアカデミー福島戦でのご声援をどうぞよろしくお願いします。
http://blog.reysol.co.jp/news/2014/012851.html

逆にトップチームにとっては、大変不本意な結果に終わってしまいました。ベンチに近いサイドでプレーしたドゥドゥ選手や中谷選手には特に攻撃的な姿勢を求め、増嶋選手には「前から守備に行け」と指示を送りましたが、何本から上がったサイドからのクロスは合わず、完封負けとなりました。

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ただ球際へのアタックは非常に激しく、高校生相手にも当然のことですが、まったく遠慮はありません。いまのトップチームは、新たに出場した選手が次々と活躍する、エドゥアルドや栗澤選手、茨田選手に太田選手など、チームは活性化したいい状態にあります。日曜日も藤田選手が1stタッチでアシストする活躍を見せました。また高山選手や近藤選手もサブ組に甘んじる時期がありましたが、そうした選手たちが逆境を乗り越え、つかんだ出場のチャンスで思い切り実力を発揮できています。

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逆に、今日出場した増嶋選手や渡部選手らも今シーズンのレイソルを大きく支えてきたメンバー。リーグ優勝した2011年のように、チーム内の競争があり、互いに切磋琢磨できている状況があります。そして、さらに今日キムチャンス選手が韓国代表から戻ってきました。昨日はウルグアイ戦に先発出場、Jリーグでも活躍したキムジンス選手やパクチュホ選手が不在だったこともあり、なんと左サイドでプレーしたそうです。「左サイドは韓国時代に少しやったことがあります。この日はコーチが指揮しましたが、新しい韓国も監督が変わって(シュテーリケ監督に)、初めて試合を視察しました。自分なりのプレーはできました。次の10月の招集に呼ばれるかどうかは、まだ分かりませんが」。帰国後、すぐに日立台へ戻り、軽く体を動かし、来るセレッソ戦への準備に移りました。

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ナビスコカップは3年連続準決勝へ、そして佳境に入ったリーグ戦は、セレッソ戦のあと、レッズ、サガン、FC東京、サンフレッチェ、アントラーズ、ガンバと上位クラブとの対決が立て続けに待ち構えています。7月末の連続大敗から、なんとか踏ん張り、上位が届くところまでアップしてきました。ここで歩みを止めず、さらに上へ。