2008年6月29日

あの場所で再び

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担当:河原 正明

朝から激しい雨が降り続きますね。つくづく昨日は雨が降らなくて良かったと思います。
あらためて、昨日は国立でのご声援ありがとうございました。さて、午前中、昨日試合に出場した選手は、体育館でリカバリーを。ランニングとストレッチの軽いメニューで終了になりました。

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昨夜遅くに発表しましたが、今日予定していた法政大学との練習試合は急遽中止となりました。楽しみにしていた方には大変申し訳ございませんでした。試合が予定されていたピッチは、昨夜遅くからの雨であいにくのコンディションでした。

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そのピッチで昨日メンバー外の選手たちはミニゲームを。水溜りにボールは止まる大雨もなんのその、激しいゲームを繰り広げていました。午前中は本当に酷い降りで、杉山選手曰く「あまりに雨が凄くて、途中で『こんな中でするサッカーの定義ってなんだろう』と思いました」と笑うほどでした。

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酒井選手が飛び出して、南選手との1vs1に。ゴール右上に豪快にシュートをねじ込みました。


しかし、昨日の取材陣の多さには驚きました。その数140人以上。試合後には両チームの監督会見が会見場で行われるのですが、会見開始時間のアナウンスのためにドアを開けると…ざっと80人近くの記者さんたちが。普段の倍以上!それだけ注目の一戦であったということにもなるのですが、まさに竹本GMがカンファレンスで言っていた「レイソルのサポーターだけではなくてサッカー界が、みんなが見てくれるというような場所にチームを連れて行きたい」という試合になりました。

去年は首位で迎えた同じ舞台で、残念ながらレッズに敗れました。その同じ相手に連敗せず、同じ会場で勝てたことは、選手たちにとって、自分たちのやってきたことは間違っていなかったと自信になったはず。そして、日立台で戦っているかのような会場の雰囲気にしていただいたのは、ご来場いただき、ご声援いただいた皆様のおかげです。ありがとうございました。
また、リーグ戦で、あるいはナビスコカップや天皇杯決勝で、満員の国立競技場で選手たちにしびれる試合をしてもらいたいと、願うばかりですが、次節ガンバ戦は約2ヶ月ぶりの日立台開催!やはり、われわれのホームは日立台。フランサ選手ならずとも、うずうずしているのは、サポーターの皆様も同じことでしょう。
チケットは残りわずか、お早めにお買い求めの上、日立台劇場にお越しください。


さて選手も明日オフです。広報日記もお休みさせていただきます。では火曜日に。

2008年6月29日

リスタート!

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待ちに待ったJリーグ再開。
中断期明けの初戦、昨年のアジア王者にして、現在リーグ戦1位の浦和レッズにホーム・国立で快勝です!!!

「やっぱりサッカーって、走らなきゃいけないんだね」
と、メディアルームにて記者の方がポツリと呟きました。

「個々には浦和の選手の方が強い。だから、うちはチームとして戦っていこうと。うちの原点にもう一度戻ろうと、走りこみとコンビネーションに重点をおいてキャンプに取り組んできた」と石崎監督。

その言葉通りどおり、チームプレーで戦い、走り勝って、勝ち点3を手にしました!暫定とはいえ、4位をキープです。

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「国立は(田無で育った自分にとっては)地元ですよ。今のところリーグ戦も代表戦も国立ではゴールを決めれてないけど、早く決めたいですね」と昨日語っていた李選手。アレックス選手のスルーパスに、李選手がDFの裏をつく動きで抜け出すと、相手GKと1対1に。シュートを止めに入ったGKをみごとにかわし、角度のないところから落ち着いてゴールを決めました!そしてゴールパフォーマンスのカズダンスも、写真のように見事に決まりました!「ゴールパフォーマンスはしようしようと考えて試合に臨んでいるんですが、ゴールしたらうれしさのあまりついやるタイミングを逃しちゃうんですよね」という李選手も「3万人、4万人と入る国立で小学生以来のカズダンスを踊れて、2倍うれしいです」という先制点でした。代表質問でも「生まれてこの方、国立競技場では1点も取れなかったが、やっと国立の神様に認められた」という李選手らしくウィットに富んだコメントで喜びを表現してくれました。「まだリーグ戦は3点しか決めていないので、もっともっとたくさん点をとりたいです」気持ちはすでにさらなる高みを目指しています。


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途中出場のフランサ選手。キャンプ終了直前の練習試合で左内転筋を負傷し、フル出場は難しい状態でした。交代するタイミングについては「出場しても30分がマックスだろうと思っていた。うちがリードしていたら、試合に出ていた選手たちも調子はよかったし、交代はなかったかもしれないが、同点に追いつかれてしまい、70分にアレックスと交代した」と語った石崎監督。26日までは別メニューで調整、前日27日にボールゲームに1本目だけ合流しコンディションの調整を行っていたフランサ選手。前泊前に、愚問にも「フランサ選手、大丈夫なんですか?」と問うと、「大丈夫じゃろ。フランサは天才じゃから」とさらりと答えた石崎監督。本日の試合で杞憂だということを改めて痛感しました。決勝点をあげた太田選手への絶妙なスルーパス。マジックは健在でした。それでも「今日は自分が出場する前にもっとゴールが決まっていてもおかしくない試合だった。でも難しいコースを、太田がよく決めてくれた」とフランサ選手。写真はまさに、太田選手にスルーパスを送ろうとするフランサ選手です。

その言葉通り、フランサ選手出場の70分までの時間帯には、26分藏川選手の一昨年の仙台戦、昨年の甲府戦を彷彿させる左足ボレーはバーに阻まれ、34分の李選手損の空を切ったボレー、53分のアレックスのボレーは相手GKに阻まれなど、決定機が幾度とありました。「ああいう時間帯で決めておきたいね」という石崎監督の言葉が聞こえてきます。

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決勝点を挙げた太田選手。「フランサにレッズの選手が集中してできたそのスペースに、チャンスだと思って飛び込んだらいいパスがきた。フランサのパスが良かったです」とゴールシーンを振り返りました。「右サイドのあの角度はよく練習していたので。右足で蹴るか、左足で蹴るか迷ったんですが、右足でトラップして左足で流し込みました。今日みたいに気持ちの入った試合をこれからもしていきますので、是非スタジアムに足を運んでください」と太田選手。今季リーグ戦6得点目で、現時点で闘莉王選手と並ぶ、日本人最多得点をマークしています。それでも「抜け出してGKと1対1の場面もあったので、ああいう時を決めていかないといけませんね」と自身のプレーに満足することはありませんでした。

そして、後半エジミウソン選手、梅崎選手のシュートを好セーブで防いだ菅野選手。強烈なレッズのフォワード陣の攻撃をことごとく跳ね返し、10節千葉戦以来柏のゴールマウスを守る新守護神の安定したパフォーマンスも、白星を手にするために大きく貢献していることは間違いありません。

3月23日のナビスコ千葉戦@フクアリ以来に復帰した山根選手。石崎サッカーの要、ボール奪取はまさに職人芸。「90分やれるか、自分でもどうかなーと思っていたけど。やってみたら結構やれた。しんどかったけど、勝ったしね。大丈夫っぽい。(試合感は戻っているかの問いに)あー、もうちょっとだね。やっぱまだ前みたいにガッっていけないもん」と相変わらずのイワオ節。日頃は取材のお願いをしても「ヤダヨ」と応じてくれないのに、今日はさすがに記者さんにちゃんと囲まれてくれるイワオさん。滞っていたブログも「試合にちゃんと出れるようになったら更新するよ」という言葉通り、ちゃんと更新してくれたし。ちゃっかりしているというか、さすがプロ14年目は伊達じゃないわ、と妙に感心してしまいました。活躍したからには、そろそろ取材、受けてもらいますからね!ともあれ、祝☆復帰です。

「ようやく揃った」とは新潟県・十日町での夏季キャンプ前の指揮官の言葉。コンビネーション、90分戦える体力づくり。昨年の開幕ダッシュとは異なり、負傷者の続出などでスタートダッシュを切れなかった今季でしたが、中断期明けの14節でレッズから勝利をもぎ取ったことで、昨年同様のリスタートダッシュを切れそうな気配を感じます。しかし「まだ1勝しただけじゃから」と石さん。15節ホーム・G大阪、16節アウェイ・名古屋戦、17節ホーム・大宮戦。全34節の半分を終える、今日を含めたこの4試合が上位浮上か、下位沈下かの正念場です。

瞬きすらできないこの熱い戦いを、ともに戦い抜きましょう!!!

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最後に、明日29日に予定されていた法政大学との練習試合ですが、急遽中止とさせていただきました。明日は午前練習のみ通常トレーニング(本日の試合メンバーはクールダウンのみ)となりますので、日立台に練習見学にこられる皆様はご注意ください。急な変更でご迷惑をおかけしますが、ご了承のほどお願い申し上げます。

2008年6月27日

6月27日

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担当:大重正人

柏レイソル、J1リーグ6位で迎える中断明けの第14節はいよいよあしたです。「4位」という好位置で約1か月近く過ごせたことは、やっぱり嬉しくもあり、誇らしくもあり。トップが見える位置で、もっともっと上を目指していこうというモチベーションを維持し、自分たちは「戦える」という自信をもって過ごした中断期でした。

でも、そんな時間はもう終わりです!上位から下位までが密集した戦国J1リーグ、激しく荒れくるう波に勇気をもってぶつかっていく挑戦が始まります。アジアチャンプの浦和戦へ向けて、火曜日から日立台で調整してきました。普段の流れだと、試合前日は楽しく軽く身体を動かすミニゲームなのですが、今朝のスタッフミーティングで石崎監督から聞かれたメニューは「アップして、ハーフコートの12対12をやる」。

打倒レッズに懸ける強い思い。通常と違うメニューに、選手たちもより緊張感を高めたはずです。昨年の国立、5戦無敗で迎えたこの対戦。2点を奪われてしまった前半、ハーフタイムには「もっと球際で戦え!」という監督のゲキで目を覚ましたものの相手に呑まれてしまったかのように、思い切りに欠ける戦いでした。やはり、戦う気持ちと勇気なくして、勝てる試合などありません。レッズという強いチームに対してはなおさらです。とにかく自信を持って闘うこと、柏をはじめ国立に集結してくれる日本一の黄色いサポーターの後押しもあります。とにかく、戦ってほしい。今の選手たちなら、やってくれると信じています。

世の中のクールビスに合わせて、レイソルのオフィシャルスーツも夏仕様に。薄めのグレーに白いストライプが入ったサマースーツです。昨年、自前の淡いグレースーツをみごとに着こなしていた近藤選手。今年もカンペキ、「doohill 2008 サマーコレクション」でした☆ そのほかのスーツセレクションはフォトギャラリーでご覧下さい!

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話は変わって、今日6月27日は、2人の仲間が手荒い祝福を受けました。全体練習を終え、石崎監督が全員を集めて、試合へ向けて最後の訓示。いつもの笛の音で解散するやいなや、北嶋選手が口火となって、柳澤選手がもみくちゃに。あまりの驚きに声も出ないほどで「あ゙??」といううめき声だけが…。スタッフの見事な連携でグラウンド中央におびき出されたヤナギ。サポーターさんからいつも声をかけられ愛されているヤナギには、ケーキのプレゼントが。21歳を迎えて、その期待に応えられる大きな選手に育ってほしいです!!!

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そしてもう一人は、木村エクイップメントスタッフです。奇しくも同じ誕生日。ヤナギのあとにこれまた襲撃を受け、2人仲良くホースの水を浴びていました。普段からチームのために仕事を惜しまない、まさに輝ける裏方ですが、今日はチームの主役となりました!決して手を抜くことのない職人肌の彼にチームのみんなが信頼を寄せ、彼なくしてはチームの1日は始まらないし、終わることもありません。

本日発売となったエルゴラッソに掲載されたフランサ選手のインタビューに、こんなエピソードがありました。柏に来てから一番忘れられない瞬間は?という最後の質問に「J1復帰を決めた湘南戦で、普段クールでまじめなキムちゃんが、自分に抱きついて、『オブリガード、フランサ!』と泣きじゃくっていたんです。ものすごく感動的なシーンとして記憶に深く残っています」と、あのフランサ選手が、柏での一番の思い出深いシーンとして、自分のことよりも何よりも、キムちゃんのことを、大切な仲間として熱く語っていました。

7月31日発売の「愛するサッカーを仕事にする本」には、エクイップメント(ホペイロ)になるには?というページで紹介されています。レイソルで働くことになったきっかけや、日々チームのためにどんなことを考えて仕事をしているか、など普段の細やかな仕事振りが写真付きで掲載されていますので、こちらもぜひともご覧ください。

今日もレイソルバスが出発したあと、シルバーのレイソルバンが続いていきました。キムちゃんが運転する用具車です。ユニフォームやボールをはじめ、試合に必要なすべての道具をすべて彼が管理し、選手がスタジアム入りする3時間ぐらいまでには先乗りして、ロッカールームに整然と準備する。そのひっそりとした空間は、選手たちがぐちゃぐちゃにしてしまうのが、惜しくなるような美しさ。その光景が好きだとキムちゃんは言います。どんなにスパイクを汚しても、ユニフォームを真っ黒にしても、キム&カリのエクイップコンビが嘘のようにきれいにしてくれます。だから試合で勝つために、選手たちは転んでも格好悪くてもガムシャラに戦ってほしい。なによりもチームが勝つことを願い、仕事に励んでいるスタッフの気持ちを胸に受け止めて。さあ明日19時、聖地・国立で運命のキックオフです。

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師匠と弟子のうらやましい堅い絆!? 水曜日、久々の再会でした。。。

2008年6月26日

国立へいざ行かん!

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担当者:河原 正明

梅雨寒です。練習グラウンドに向かうときは上着がないと肌寒いほどでした。今日も多くの方に練習見学に
お越しいただきましたが、どうぞ風邪をひかれませんように。

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さて、いよいよ浦和戦に向けて仕上げのトレーニング。
緊張感だけではなく、リラックスした雰囲気もあるなか、ウォーミングアップからゲーム形式のトレーニングを
行いました。セットプレーでは、ポポ選手が強烈なフリーキックを何本も決めていました。依然ナビスコカップより好調を
持続しているようです。


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去年も再開初戦はレッズ戦でした。その当時石崎監督が対レッズ戦のポイントとして挙げていたのが「うちが勇気を持って
戦えるかどうか」でした。確かに今年は5?6月の公式戦7試合は5勝2分けとし、好調なまま中断期を迎えていますが、
油断は禁物。
石崎レイソル3年目、今季の目標はあくまでも勝ち点55奪取。その中で初戦のレッズ戦の結果が、今後の戦いに勢いがつくか
左右する大事な試合です。その点では今年も変らず、勇気をもって前からボールを奪い、素早い切り替えで攻撃につなげる石崎
サッカーを実践できるかどうかにかかっていると思います。
そのために新潟で厳しいキャンプをこなし、今まさに剣を抜かんばかりに、出番を求めている選手たち。彼らの活躍に期待が
高まるばかりです。
さて、その浦和戦のチケットはまだ残席に余裕があります。28日には是非、国立競技場で太陽戦士たちの
活躍をその目で確かめにお越しください。


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2008年6月25日

みんな、元気です。

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担当:桜林 舞

練習は午前練習のみで、ウォーミングアップのち紅白戦が15分×3本。紅白戦ではさまざまなコンビネーションが試されました。私が見ていた限りでは、太田選手が右サイドの「オオタゾーン」から1発、杉山選手のすばらしいスルーパスを、菅沼選手が正確なクロスであげ、鈴木選手がみごとなボレーで決めました。キャンプの疲れは、1日のオフを得て、すっかりと取れてしまったようです。

そして、本日は取材デーでした。朝早くからは集英社さんが李選手の実録コミックの作画資料撮影に。7月15日発売のスーパージャンプへの掲載に向けて、急ピッチで作成が進んでいます。


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スタジアムを案内していると、TBSのスパサカクルーの姿が。「ボレーの虎」コーナーの撮影に挑んでくれたのは、チュンソン&キリコンビ。小倉隆史さん、加藤未央さん、佐藤文康アナウンサーという豪華なメンバーで行われた模様は、・・・残念ながら今はまだお伝えできません。石崎監督や蔵川選手、太田選手、小林選手も見守っていたこの勝負、撮影終了後「キリ、すげーよ!」とチュンソンくんが興奮ぎみに語っていました、というに留めたいと思います。7月中に放送予定です。いまから楽しみですね。

そして、その傍らのホーム自由席では、勝負の行方を見守りながら、太田選手とサポーターの撮影が行われ、その後インタビューが行われました。スタジアムのすばらしさ、サポーターの力強さを選手に語ってもらうという内容は、J'sサッカー。シーズンオフの過ごし方の話になると「うーん、シーズンオフは次のシーズンの準備で、筋トレなどをしているので、結局ゆっくりすることはないですね。僕らは1年1年が勝負ですから」とサッカー選手としての心構えをさらりと語る太田選手でした。

そして、蔵川選手と石川選手は、J:COMのレイソルタイム、「選手のプライベートをチェキっと拝見、AKIチェキのコーナー(アッキーさんのオープニング)」に出演してくれました。今季から始まったこのコーナーですが、菅沼選手や大谷選手、太田選手などの回がすでに放映・収録済ということもあり、AKIチェキの認知度が選手間であがっているようです。そのため、選手同士で撮影する選手のチェキも、非常に趣が深く、「練習後のなにげない風景です」と石川選手が主張する選手の写真は、なにげなさゼロ(笑)。ピッチ外のコンビネーションも抜群。高パフォーマンスを披露する太陽戦士たちでした。蔵川選手は、石川選手から譲り受けたという「冬ソナ」を「僕も『いまさら』なんて思っていたんですけどね。これがね、はまりますよ。是非見てください!」と大絶賛。写真を見ていただければ、お分かりのとおりの盛り上がりでした!


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そしてそして、今週末の浦和レッズ戦のスカパーでは、ハーフタイムでのチームインフォメーション3分枠にてフランサ選手のインタビューが放映されます。ピッチリポーター・脇本カオルさんの質問に、ひとつひとつ丁寧に答えるフランサ選手。にこやかで、エレガントなスマイルとは裏腹に「リーグ戦序盤は、チームの力になれなくて、非常に歯がゆく申し訳ない気持ちでいっぱいだった。石さんのもと、新潟キャンプでしっかりとトレーニングできたし、リーグ戦の再開がとても楽しみです」と胸に秘めた情熱を、力を込めて語ってくれました。

16時からは、選手の治療を終えた酒井メディカルスタッフが、千葉県医師会のフリーペーパー「ミレニアム」の取材に応じてくれました。「僕でいいのかな」と恐縮しながらも取材スタート。「メディカル」の側面からの専門的な取材に私自身も「へー、そーなんだ」と思うエピソードが満載でした。北嶋選手にも、健康面で心がけていること・気をつけていることの話を伺い、最後には読者プレゼントグッズにサインをしてくれました。「あんなに気軽にサインしていただけるものなんですね」と記者さんが感心していました。他のスポーツ選手ではサインをお願いするのもハードルが高い競技もあるとのこと。みんなに気軽にサインに応じてくれるレイソルの風土を、ずっと大切にしていきたいなと改めて思った次第です。

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取材もほとんど終わって、クラブハウスをひょっこり覗くと、ランドリールームではキムキム&カリカリの姿が。午前練習で使用した練習着が洗濯され乾燥機からあがってきてところでした。ほこほこのTシャツとタオルを、もくもくと手際よく畳んでいく二人。スタジアムでの撮影に際して、通常ポールに巻きつけられているゴールネットを解いて張ってもらったり、取材用に公式ユニフォームやボールを借りたり、われわれも日ごろからお世話になっています。木村&假谷両エクイップメントに宮本マネージャーを含めた日本人トリオは、ブラジル人トリオに負けるとも劣らない「鉄板」さなのであります。いつも感謝、であります。

浦和戦3日前。平穏でのどか(にみえる!?)な、日立台よりお送りいたしました。

2008年6月25日

あと4日

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担当:大重正人

さあ中断期が明けます。レッズ戦は6月28日、あと4日しかありません。怒涛の3得点を奪った札幌ドームが遠い昔のようです。十日町キャンプで心身ともに鍛え上げられた選手たちは、日立台の真夏のような日差しを浴びながら、最後の追い込みに入っています。

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残念ながら新潟を一人離れることになってしまった阿部嵩選手も、ほかの選手と同じフィジカルメニューをクリア。練習を休んでいたフランサ選手も荒川トレーナーと並んでトレーニングをスタートさせています。午後の紅白戦では、めまぐるしくビブスの色を変えながら、いろんな組み合わせを試し、選手たちのモチベーションを高めます。今日は相手ゴールに近い地点でプレスをかけ、ショートカウンターをしかける攻守の切り替えに重点が置かれた練習が行われました。

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取材もいっぱいです。今日明日とキャンプ中に受けられなかった取材で練習後は大忙しとなりそうです。NHKさんは、一橋アナウンサーが今週末に放送される予定のサンデースポーツで李選手を取材。J’sサッカーさんは、J2リーグの意義について。石崎監督と旧知の江藤さんが来場され、取材というかよもやま話というか。2人は大分時代からのいわば戦友です。

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そのころの思い出話から、レイソルが降格して昇格した今の現状について熱く楽しく語り合うなか、佐藤由紀彦選手の話も出ました。「J2は魂が磨かれるところ」という名言どおり、「レイソルは降格をバネにして、生まれ変わることができた。そして選手やフロント、サポーターとすばらしい関係を築くことができた」。レッズも、フロンターレも、J2から這い上がって今の位置にいるのです。レイソルにだってできないはずがありません。

監督はミーティングで後半戦を戦う意気込みを選手たちに説きました。「この段階で課題がわかったことは良かった。これをどう改善していくか、どう意識を変えていくか。浦和、ガンバ、名古屋、大宮とこれまで以上に苦しい試合になっていくだろう。今は4位だけど、上も下も詰まっているし、われわれの目標は勝ち点55。残り35点。1試合の勝ち負けで一喜一憂しないで目標に向かって戦っていこう」

さあ国立へ、打倒レッズまで、あと4日!

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2008年6月22日

ずっと家族であること

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担当:河原 正明
うっとうしい雨が続きますね。久々の日曜日の練習ということで曇天の中にもかかわらず、たくさんの方に練習見学へ訪れていただき、ありがとうございました。

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新潟・十日町キャンプから続いた練習も、今日の練習で一段落、ミニゲームのみの軽めのメニューで終了となりました。いつもなら、居残りでシュート練習やクロスバー当てゲームに興じる選手が多いのですが、今日はなぜか皆一斉に引き上げ始めます。その理由は・・・久々の日立台での「シュハスコ」パーティーだったのです。(詳しい模様はHP内のフォトギャラリーをご覧下さい)


あいにくの天気で、会場がスタジアム2Fコンコースになりましたが、午前11時30分、前入りして準備していた宮本主務、神田トレーナー他がセッティングを終えたころスタートしました。石崎監督とコーチ・スタッフ陣が次々と食材を焼き、振舞まっていきます。今日はブラジル直輸入の牛肉を20kg!用意したそうです。
で、シュハスコ奉行はロビンソンコーチ。岩塩をまぶしたお肉を次々と焼いていきます。また、コラソンと呼ばれる鶏の心臓を、その場で丁寧にひとつひとつ手で串刺しにして焼いて、これまたこまめに自ら切り分けて振舞います。選手たちからも「コラソンまだ?」と催促が飛ぶほどの大人気でした。今日はブラジルから来た息子さんもシュハスコに参加、慣れた手つきでお父さんのサポートしていました。
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で、お好み焼きは、当然石崎監督。その鉄板は聖域となり誰も触れないのですが、古邊コーチは焼きそばの麺をほぐして生地の上に載せたり、火力を上げるために鍛えられた上腕筋を駆使して炭を煽いだりとピッチ上同様の師弟コンビぶりを発揮していました。

久々にじっくりと石さんがお好み焼きをつくるの見ていたのですが、本当に時間がかかるのですよ、これが。なんと大体1回焼くのに30分近くかかります。「どうしても炭火だと火加減が難しいんよ」とのことですが、待ちきれない選手たちが次々と列を作り、あっという間に売り切れてしまいます。一度作り終えると、鉄板を綺麗に掃除してから、また作るの繰り返しで丁寧にお好み焼きを作っていく指揮官と、それを待つ選手。まるで親子、まさにレイソルファミリーです。
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「うまいっす!!」久々に石さんお好み焼きを食べる杉山選手。自分も一片いただきましたが、おいしいの一言です。特にキャベツの甘味加減が絶品でした。


シュハスコ中、ちょっとしたサプライズが。なんとドゥンビア選手から、大谷選手へ電話がかかってきたのです。先日スイスのBSCヤングボーイズへの移籍をお知らせしましたが、日本を離れる前にと、元チームメートへの挨拶でした。その後小林選手や石崎監督と代わる代わる話をしていました。
監督は「いや?日本語が上手くなっていてビックリしたよ」とおどけていたものの、「頑張って来いよ!」とかつての教え子を熱く激励していました。チームを離れてもレイソルで暮らした家族であることには変りません。
残念ながら直接会ってお別れをすることは叶わなかったものの、律儀でまた明るい性格は、彼がチームメイト達に愛されてきた理由なのでしょう。誰もが認めるその能力を、スイスで開花させて欲しいものです。

楽しかったシュハスコも、2時過ぎには解散となりました。明日は10日ぶりの、選手たちには待ちに待ったオフです。火曜日からはいよいよ週末に行われるレッズ戦に向けたトレーニングが再開です。シュハスコで確認した絆を持って、またリーグ戦に臨みます。チケットは好評発売中です。ぜひ黄色いスタジアムにしていただき、選手へのご応援をよろしくお願いします。

2008年6月21日

キャンプはあと1日

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担当:桜林 舞

キャンプから帰柏して、2日目。FC東京との練習試合が日立台で行われました。対するFC東京も6月17日からのJヴィレッジでのキャンプを終え、本日早朝福島を出発し、10時前には日立台へと到着。通常お昼過ぎに行われることの多い練習試合ですが、本日は11時からキックオフとなりました。

当初豪雨かと懸念されていた天候も試合開始から終了まで雨が降ることなく、しかし湿度の高い一日でした。45分×2本行われたゲームですが、レイソルは前半後半でメンバーが入れ替わり23名が出場しました。FC東京は65分に7名が交代するまで、先発の11名が出場するというメンバー構成。各クラブが、1週間後に控えたリーグ戦再開に照準をあわせ、各々の調整を行いました。

前半の序盤は柏ペースでスタート。相手陣地に攻め上がり、7分太田選手の右クロスに李選手がヘディングであわすも、ボールはゴールマウスの上へ。惜しいシーンでした。17分、中央のカボレ選手→エメルソン選手→カボレ選手へのリターンパスから先制点を献上。すると続く18分にも右サイドのエメルソン選手からカボレ選手にスルーパスが通り、カボレ選手に2点目を決められてしまいます。25分、李選手のスルーパスからポポ選手、34分、パスワークからアレックス選手が決定機を作るもゴールには届かず。前半は0-2で折り返しとなりました。

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後半は11名を入れ替えてフレッシュなメンバーで臨みました。開始早々鎌田選手のシュートで会場が沸きますが、得点には至らず。58分、CKのクリアボールを奪われ、FC東京3点目をカボレ選手のハットトリックで決められてしまいました。その後、レイソルが69分に右サイドをドリブルで駆け上がる菅沼選手からのクロスに北嶋選手がきっちりヘディングであわせ1点を返しますが、逆転には至らず。試合はそのまま1-3で終了しました。

エメルソン選手とカボレ選手のコンビネーションにやられてしまった練習試合でしたが、学ぶことの多い練習試合となりました。「昨日も紅白戦をやっていますし、身体は疲れていますね。けが人も戻ってきて、層が厚くなっていますし、リーグ戦が楽しみです」と、まぁどんな試合も勝たなきゃいけないんですけどね、と付け足していた鎌田選手でした。「膝は少しづつ良くなってきています。ほんのちょっと良くなっただけでも全然動けるんですよ」と、本日唯一のゴールを決めた北嶋選手。昨日の紅白戦で2ヘディングを決めたのに続き、本日もヘディングで魅せてくれました。キャンプ中は「バリバリ筋肉痛で、ストレッチをするのもいやだった」という大谷選手。「クサビの入れられ方が良くなかった。失点はビデオみて、また勉強します」キャンプ後の身体の重さを口にしながらも、本日の敗戦を前向きに捉えていました。1週間後の浦和戦に照準を合わせて、着々と準備は進んでいます。


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試合終了後、ベンチ脇では、またもやアレックス選手の双子のお兄さんの姿が。フランサ選手が私服のアレックス選手と話をしていたので、「あれ?アレックス選手試合に出てるはずなのに」と再び引っかかってしまったほどです。前半を終えた李選手と一緒に写真撮影です。

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そして、ポポ選手は愛息を胸に抱いてFC東京ベンチへと。韓国Kリーグで一緒にプレーしていたカボレ選手に1ヶ月になる息子をお披露目していました。試合が終わった後の語らいのひと時も、練習試合ならではの光景ですね。


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それにしても、本日はレイソルの試合をを待ちかねていたサポーターのみなさんに大勢ご来場いただきました。FC東京の広報さんも「柏さん、練習試合でもいつもこんなに人がくるの???日立台までの道が、サポーターの人たちでいっぱいだったよ!」と驚かれたほど。本日もいつもと変わらぬ熱い応援をありがとうございました。

「柏に帰ってきたけど、キャンプは22日までじゃからと選手たちには言っておるんじゃ」と石崎監督。明日の午前練習を終えるとようやく、選手たちはオフを迎えます。もう一日です。選手のみんな、あと1日の我慢です!!!

長いキャンプが終わり、短いオフを挟むと、長くて短いリーグ戦が再開します!キャンプの成果を、浦和戦で爆発させましょう!!!

2008年6月20日

日立台に帰ってきたもの

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担当:河原 正明
にぎやかな声がクラブハウスに戻ってきました。新潟・十日町での厳しいキャンプを終えて、12日ぶりの日立台でトレーニングです。広報日記を書くのも2週間ぶりです。キャンプ中は大重広報に任せていたので、久々の当番は何を書こうか迷います。

Jリーグの試合がないので、最近はもっぱら欧州選手権をTV観戦三昧していました。久々に生で動く選手たちをグラウンドで見ましたが、選手たちから発せられピッチに響く活気ある声、声、声。そして、平日にもかかわらず大勢の方が見学に。中には明らかに仕事中に抜け出して…と見受けられる方も何人かいらっしゃいました。みなさん早く選手が見たくてたまらない!という方ばかり。TVではなく、肌で直接練習場を取り巻くあの空気といいますか雰囲気を感じると、やっと日立台にいつもの活気が帰ってきた といつもながら思うのです。

さて、今日のトレーニングのメインはフルコートでの11vs11。ピッチを広く使ってのゲーム形式とセットプレーを混ぜたメニューでした。その後は各自シュート練習を。ポスト役の選手が落としたボールをダイレクトに撃つ。それの繰り返しですが、FW陣は次々とゴールマウスにシュートをねじ込んで行きます。
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シュートを受けて立つGK陣と対峙するFW陣。

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アレックス選手の弾丸ライナー炸裂!

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強烈な近距離からのシュートを、片手はじく南選手。ロビンソンコーチとの特訓の成果でしょうか、素晴らしい反応を連発していました。


何人かの選手たちと久々に話をしました。キャンプはどうだった?と訊ねると「やばかったです。きつかったです。でも、(米どころ新潟の)お米は美味しかったです(笑)」と鈴木選手。比較的長めの休暇が与えられたクラブが多かったこの中断期ですが、レイソルは4日間だけでした。でも、昨年同様、この時期に体を苛めることで、さらに力を蓄え、長いリーグ戦の中・後盤を迎えることができるはずです。指揮官である石崎監督の笑顔を見れば、充実したキャンプだったであろうことは間違いないでしょう。

さて、明日はFC東京との練習試合。来週再開するリーグ初戦のレッズ戦に向けての最後の実戦練習になります。現在リーグ戦3位と好調なFC東京、カボレ・赤嶺他強力な攻撃陣をレイソルDFが押さえ、攻撃陣では誰がゴールを奪うのか。厳しいポジション争いが繰り広げられたキャンプで、鍛えられた成果を量るにはこれ以上は無い相手と言えるでしょう。
試合は日立柏サッカー場のメインスタンドでご観戦できます。なお、開放するスタンドが、バックスタンドからメインスタンドに変更になっておりますのでご注意ください。観戦は無料ですが、会場には一般の方向けの駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用の上ご来場ください。また、ゴミ箱を設置いたしませんので、各自でゴミを持ち帰るようご協力をお願い申し上げます。お時間のある方はぜひチェックを!

さあ、いよいよ来週はリーグ戦が再開します。レッズ戦は国立に集合してレイソル戦士へのご声援お願いします。チケットは好評販売中です。お近くのローソンでお買い求めください。
  
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2008年6月19日

新潟キャンプ最終日

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担当:大重正人

13日からスタートした新潟・十日町キャンプが、本日打ち上げとなりました。阿部嵩選手が足を痛めて帰柏したのが非常に残念ではありましたが、そのほかの選手は全7日間の日程を無事終えることができました。

最終日のトレーニングは、練習試合の合間ということもあって、極限まで追い込むものではありませんでした。パス練習と、四角形のなかの鬼がドリブル突破を阻止するゲームでウォームアップ。制限時間内で最後に鬼となってしまった選手にはバービー10回の罰ゲーム。1回戦の残り5秒のところで攻撃側となった藏川選手がボールをカットされて、バービーに。2回戦、同じタイミングでまたも攻撃の順番がまわってきた藏川選手、今度は永井選手のマークを外し、満面の笑顔で突破するところです。30歳を迎えたというのに、練習中は監督や仲間から「おいおい、クラ??」と突っ込まれることの多い藏川選手。みんなから愛される永遠の若手。

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その後、2チームに分かれての対抗戦。前半は、ピッチのいたるところに作られたパイロンゴールをパスで通して得点を競うコーン通し。後半はハーフコートの12対12で、得点を争いました。赤チームがコーン通しで2連勝し、2-0の状態から12対12がスタート。さらに菅沼選手が左サイドをえぐり、折り返したボールに杉山選手がダイレクトで合わせるなど、さらにリード。

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しかし黄色チームも負けられません。クロスを押し込んだ鈴木選手や、頭脳的な速いリスタートから直接FKを蹴りこんだ永井選手、さらに大津選手がもらったPKをアレックス選手が決めて、4対3の接戦に。しかし最後は赤チームが逃げ切って、黄色チームの罰バービー10本で、すべてのトレーニングが終了しました。

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石崎監督が選手・スタッフを集めて、最後の訓示。「今日までみんなよく頑張ってくれた。でも明日は柏で練習があるし、土曜日にはFC東京との練習試合もある。キャンプが終わったからといって気を緩めないようにしよう」と、やりとげた充実感でほっと安心してしまいそうな選手の心をグッと引き締める言葉。大谷キャプテンもそれに続きます。「レッズ戦でいい試合ができるよう、全員でがんばっていこう!」。緊張感はまったく途切れることなく、次なる戦いへのイメージを保ったまま、一路、午後1時に出発。5時ごろに無事柏へ到着しました。

もちろん、このキャンプはいろいろな方のお力なくしては成り立ちませんでした。厳しいトレーニングが続く中、誰もが「おいしい、おいしい」と連発し、元気のミナモトとなる食事を準備くださいました。ホテルとピッチとの間を毎日何往復も運んでくださいました。日本屈指のピッチはいつも最高のコンディションに保たれ、スタッフの皆様は毎日笑顔で迎えてくださいました。ホテルの皆様、十日町サッカー協会の皆様をはじめ、今キャンプをご支援、ご尽力いただいたすべての皆様に、心より御礼申し上げます。また、遠く柏をはじめ、地元の方がクロアチアピッチに足を運んでくださいまして、まことにありがとうございました。このキャンプの成果を6月28日に再開するリーグ戦でお見せすることが、最大の感謝の印となるはずです。

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そして土曜日には日立台でFC東京とのトレーニングマッチが行われます。11時キックオフで、スタジアム開催予定です。ご案内は、ニュースコーナーでも掲載しておりますので、ご来場をお待ちしています!

2008年6月18日

新潟キャンプ6日目

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担当:大重正人

ただいま愛用のノートパソコンの「fan error」というメッセージが出てしまいました。携帯サイトで調べてなんとか強制起動しましたが、じきにオーバーヒートするかもしれませんので、簡潔に参ります。申し訳ありません

今日は新潟経営大学との練習試合が行われました。30分×3本の変則マッチです。石崎監督から選手たちへの指示は「「ボールを奪われた地点からすばやく切り替えて守備をすること。ボールを持ったら後ろ向きでなく前を向いて攻めること。フランサがボールを持ったら、どんどん追い越してスペースに飛び出していくこと。30分だからどんどん積極的に」。

レイソルニュースでもお伝えしましたが、2-1という辛勝。キャンプ中で疲れのピークという状況を考慮しても諸手を挙げて喜べる内容とは言い難い試合でした。フランサ選手が1本目2本目と出場。1本目はブラジルトリオがそろい踏み、しかしフランサ選手が高い位置でキープできず、追い越すようなポジションチェンジがそれほどなく、なかなか効果的なシーンが作れません。

2本目は昨年の開幕連勝時の2列目、菅沼、李、鈴木の3選手が並び、積極的なプレッシング、裏への飛び出しなど、フランサ選手とのコンビネーションでは一日の長もあり、どんどん相手を追い込む時間が続きました。そのなか、ボランチから飛び出した杉山選手が、フランサ選手との鮮やかなワンツーから、ミドルシュートを決めました。

3本目は若手選手が中心。そのなかさすがの存在感を見せた北嶋選手でした。斜めのクサビをしっかりキープして、味方へあずけ、そのままゴール前へ。隣で観戦していた大谷&杉山選手も「ああいうプレーしてくれると、ほんとに助かる。さすがキタジさんです」と絶賛。ユースの武富選手が切れ味鋭いドリブル突破からラストパス。「絶対にシュート打つと思ってこぼれ球に備えてた」というところへどんぴしゃのボール、これをしっかり決めて決勝点となりました。

「浦和戦までの練習試合は、この試合とFC東京戦だけ。しっかりキャンプの成果を見せよう」。今日の結果は100パーセント満足できるものではありませんが、いろいろな組み合わせを試し、新しいチャレンジができたことは間違いありません。土曜日のFC東京戦では、5月6日以来の日立台での試合となります。天候が心配ですが、ぜひともお集りください!ついにキャンプは明日で最終日。有終の美を飾るべく、集中したトレーニングができるよう、選手たちは宿舎で身体を休める十日町最後の夜です。

2008年6月18日

新潟キャンプ5日目

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担当:大重正人

ここのところまったく雨の心配がなく、夏の日差しがギンギンに照りつけます。紫外線をあびた顔面が赤くなってじりじり痛いです。石崎監督の年中保たれた褐色の肌はますます黒味を帯び、選手たちも厳しいトレーニングでシェイプされて、これぞサッカー選手という精悍な姿になっています。

今日で5日目の十日町。お伝えしてきたように、毎日2部練習のハードメニューをこなしているなか、今日の午前は2グループに分かれての選択制。ひとつは古邊コーチが担当する、4000mほど走って、そのあとはサッカーバレーという軽めのメニュー。

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もう一つは、石さん担当の、個人&グループ戦術。1対1、2対2、4対4と正直キツいメニューです。
日頃から「ケガをしないように。無理せずに自分の体調を見極めること」とスタッフが言っており、疲労が蓄積している選手の多くは古邊組へ。そして石さんメニューを自ら選択したのは、若いこの8人でした。

李、村上、大島、大津、酒井、渡部の6選手に、今日から練習参加しているユースの仙石選手と武富選手です。昨夏の和歌山キャンプでは「若手・中堅選手を鍛える」という方針のもと、石崎監督直々の指導を大谷、小林祐、石川、李、菅沼選手らが受け、石崎流ディフェンスの基本、原則を叩き込まれました。

1対1では、まずは間合いを詰めること。相手が後ろ身になれば前を向かせないように激しく当たる。そしてボールとパイロンゴールの間にポジショニングをとる。
2対2になれば、チャレンジ&カバーのコンビネーションを意識しなければいけない。一人がボール保持者に対して思い切りプレスすると、もう一人はマークする攻撃選手を見つつ、味方が抜かれることを想定してカバーにも回る。4対4になっても基本原則は変わりません。

李選手vs仙石選手の激しい1on1!
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古邊メニュー組やGK陣が軽めのメニューで引き揚げたあとも激しいトレーニングが続きます。
「下がるな!」「前を向かすな!」「間合いを詰めろ!」監督の甲高い声が響く。
大自然の静かなピッチに、「ハァ、ハァ」と呼吸が乱れた選手たちの荒々しい息遣い。
周りのスタッフが一言も発せないほどの緊張感のなか、厳しく叱られることもありながら、約90分のトレーニング。必ずや彼らの糧となる、見ていてもすがすがしいトレーニングでした。

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午後には、今キャンプ初めての紅白戦が行われました。村上選手のサイドチェンジから、永井選手が左サイド深くから折り返し、チュンソン選手が競り合いながらのゴールを決めて天にこぶしを突き上げるファインゴール。また柳澤選手はペナルティエリア外からの無回転シュートを突き刺すなど、それぞれが猛アピール。明日の新潟経営大学戦へ向けての予行練習はなかなかの出来でした。残り2日間、気を緩めることなく、充実したキャンプの締めくくりを迎えられるよう、選手・スタッフ全員で頑張っています!

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2008年6月16日

新潟キャンプ4日目

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担当:大重正人

今日で4日目、新潟キャンプの折り返し地点となりました。今日の午前は、体育館に移動してのウェイトトレーニングから。ホテルのマイクロバスをお借りして、すし詰め状態で仲良く移動です。i-podで音楽を聴いたり、他愛もない話で盛り上がったり、世界の秘密結社についてのコミックを読んだり……選手たちの時間の過ごし方は思い思いです。と思っていたら、自転車で横断しようとする人影に「おばあちゃん、危ないよぉ!!!!」と菅野選手の大きすぎる怒号。「そんな危なくないっしょ…」。周りの引いた反応が笑いを誘います。

そんなこんなでウェイトを終え、クロアチアピッチでのフィジカルトレーニング。今日で肉体強化のメニューは一応の終了です。今日はポジションごとに分かれてのメニュー。ボードにきれいに書かれた美文字は……

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実は古邊コーチの文字なんです。見た目、キャラクターからは想像もできない達筆です!!(失礼しました)センターバック、ボランチ、センターフォワードの組と、サイドバック、ウイングの組に。制限時間内でピッチにちりばめられたマーカーでターンを繰り返す練習。「プレスをかけるときのイメージで」と古邊コーチからその意図が説明。運動量、走る距離が長いサイド組の方が、秒数が長くなるように細かく設定されています。秒数が短いセンターの組はその分が本数が増えて不公平はありません。そのラストセットで…

「勇気のある奴、かかってこいやぁ?!!」
フルベ総統とのタイマンジャンケンに勝てば、1セットマイナスのビッグチャンス。皆の期待を一身に背負う大役!なかなか勇者が現れず……ここで登場したポポ選手ですが、あえなく敗戦。「もう一本!!」と選手のおねだりに、今度は石さんが買って出ます。あいこが続く激戦を制したのは、石さんでした!!やんややんやの大喝采!石さんもなぜかガッツポーズ!!!こんな気の利いたサービスで、選手たちはもうひとがんばりのモチベーションを高めるんです。

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午後の戦術練習。4対4の練習を前に、石崎監督は選手たちに熱く説きました。
「ワシはボールを奪ったら、前へ前へ進むサッカーをやりたい。ポゼッションとかいうけど、ここを崩していこうという意図のない横パスなんて、意味のないポゼッションだよ。ディフェンダーにとって嫌なのは裏を突かれること。どんどん人を追い越して、見ている人を楽しませるサッカーをやろう」

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4対4の練習は、めざすべき攻撃精神を体現するためのエッセンスが凝縮されていました。ペナルティエリアラインにゴールを置いての通称ペナペナ。2タッチのルール。ゴールへボールを運ぶには、ドリブルで進めないから、すばやいサポートと前の選手を追い越していくフリーランニングが欠かせません。ここに、フリーマンのフランサ選手が加わります。彼は常に攻撃側の選手、ターンオーバーすればチームが入れ替わるのです。つねに攻撃の起点となるのはフランサ選手。実際のゲームでも攻撃の組み立て役となるわけで、まさにゲームにつながるトレーニングです。長辺60メートルほどの広いエリアでスペースもあるし、めまぐるしい攻守の切り替え、トランジションが繰り返されるのです。これは見ていても大変おもしろかった!

3グループに分かれ、それぞれ4分のゲーム。2本目は2分ずつ。他の選手がゆっくり身体を休める中、フランサ選手はなんど出ずっぱり。石崎監督も「フランサ、大丈夫?ワシと代わるか?」と冗談交じりに声をかけると、親指を立てて「行けます!」というサインを出します。正直最後の方はかなりキツそうでしたが、公文通訳に聞くと「やっぱり出遅れているなかで、みんなに早く追いつきたいという強い気持ちでやっているんですよ」とのことでした。そのプレーはやはりエレガント。休憩中の選手たちからため息が出るほどのマジックを連発。人を使うスルーパス、チャンスと見るやシュートを狙って走る嗅覚はやはりすばらしいの一言!敵目線でいえば彼に考える時間とスペースを与えたら最後。レイソルに至福の時がまちがいなく生まれるのです。

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さて、水曜日の午後4時から練習試合が組まれました。相手は新潟経営大学で、場所はクロアチアピッチ、30分×3本の変則マッチの予定。相手のキーパーはJクラブ注目の逸材だそうです。キャンプの成果を見せる絶好の相手ですね。キャンプは残り5コマの練習、いよいよ後半戦です!

2008年6月15日

新潟キャンプ3日目

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担当:大重正人

今日はキャンプ中唯一の日曜日、さらに午前練習後にサッカー教室を開いたこともあり、多くの地元の方や小さなお子さん、また遠く柏からもサポーターの皆様がお越しくださいました。今日も赤々とした太陽が照りつけ、ピッチを吹き抜ける風は涼しくてここちよく、ピッチに腰をおろせば芝草の匂いが香ってきます。

午前練習は、ピッチ全面を使ってのフィジカルトレーニング。ジャンプ→ジグザグドリブル→ジャンプ→ドリブル→パス&ゴー→ダッシュ→シュートといったボールを使ってのコース。もう一つはターンやステップ、そして長めのスプリントなどボールを使わないコース。それぞれ全長150メートルぐらいのコースを何度も往復。これだけのメニューを組めるのも、けが人が復帰したことと、広大なピッチがあってこそのメニューです。太田選手と菅沼選手はつねに一緒にダッシュ!仲良く張り合う二人でした!

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そして午前練習が終わると、小さなお子さんたちがピッチへ。練習中から早くボールが蹴りたそうな様子で、練習見学そっちのけの子もいたほど。レイソルコーチによるサッカー教室が行われました。その前に、選手たちのふれあいタイムが設けられました。一緒に写真をとったり、ユニフォームやボールにサインを書いたり、選手と子供たちが一緒にパスゲームを楽しむなど、少しの時間でしたが、選手たちにはリフレッシュの時間、子供たちには思い出の時間となったことでしょう。

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なかにはびっくりしてか、恥ずかしいのか、泣き出してしまう子供さんが……この男の子を懸命にあやしていたのが、古賀、近藤、太田、菅沼、石川選手たちでした。なんとか泣きやんでもらおうと四苦八苦。古賀選手が「Jリーグで一番うまいディフェンダーだよ、ドリブルで抜いてごらん」とうながすと、石川選手をなかなか見事なドリブルで突破。今度は石川選手が古賀選手を指差し「世界で一番のディフェンダーだよ」ともう一度ドリブル!みんな大きな拍手で盛り上げます!微笑ましいシーン、泣きぬれてそれどころではなかったかもしれませんが、あの男の子のよき思い出になっているといいのですが?

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午後は戦術練習。今日はディフェンス中心です。先日のミーティングでもありましたが、素早い攻守の切り替えを意識して、できるだけ相手のゴールに近いところでボールを奪うトレーニング。攻守に躍動していたのは李忠成選手でした。U-23代表のカメルーン戦、みんなから遅れて1日半のオフを与えられて、今日から合流です。「空気はウマイし、メシはうまいし、最高の環境です」。攻守にわたって球際でのスピードが目立ち、早くレイソルでプレーしたいといううずうずした思いを爆発させているようでした。「このキャンプでは、フランサとのコンビネーションをもっともっと高めていきたい」と目標をしっかり見据えています。

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「ここまでは、みんな意識を高く持って、すごくいいトレーニングができている」と石崎監督は今日の練習を締めました。練習が終わっても、ブラジルトリオ&コーチ陣によるポスト当て+ボレーシュートゲームに興奮する選手たち。チームメイトが楽しげに見つめているなか、木村通訳の見事なシュートに大歓声、古邊フィジコのミスキックに大爆笑。ゴールを決めたアレックス選手は、試合でも見せたことのないような雄たけびとガッツポーズ。あれだけきつい練習をしたあととは思えない明るさとムードに満ちています。ここまで三日間、離脱者を出すことなく、最高の雰囲気で新潟キャンプが順調に進んでいます!

2008年6月15日

新潟キャンプ2日目

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担当:大重正人

新潟キャンプ2日目です。今日は予定が変更となり、9時前にはみんなでバスに分乗して、総合体育館へ移動。まずはこちらでウェイトトレーニングに臨みました。フィジカル強化が本キャンプの目的のひとつ。フィジカルと言えば、90分間走り切るスタミナも大切ですが、球際でボールを奪えるかどうかのスピード&パワーも欠かせません。ガンバやレッズとの戦いでは、そういった個々のフィジカルの強さで負けることがありました。すぐに効果が表れるわけではなく、地道に積み重ねていくこと。継続は力なりです。そして筋トレと言えば……この人!

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今日は練習見学に2歳上のお兄さんが来られていました。兄弟そろっての端正なマスク、そして負けずとも劣らない美白。練習後にはしばし近況を話しこんでいる様子で、ひさびさの再会を楽しんでいました!

筋トレを終えた選手たちは、再びバスに乗って、クロアチアピッチへ。ペースごとに3グループに分かれてのランニング、1000m×6本です。石川選手は乳酸値測定。そしてGK陣はゴムロープを飛び越えながらのセーブ練習5セット。333mの周回コースを2面もとり、さらにGKトレーニングまでできてしまう広大で美しいピッチの恩恵を存分に受けています。1000m組は終わりが見えた6セット目、「さあ行こう!」「ペース上げよう!」と掛け声が上がるほど。活気が満ちあふれる午前中でした。

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そして、午後はピッチでのボールトレーニング。コーン通しの対抗戦、最後はゴールをつけてGK付きのリーグ戦でした。この日、頑張りを見せたのは黄色チーム。永井キャプテンに、鈴木、阿部、柳澤、大島、大津、酒井の7選手に、松原コーチの8名。最初のコーン通しゲームでは、ゴールが広いこともありますが、北嶋キャプテンの赤チームに0-10で敗れてしまい、この先どうなるの??と少々心配に。。。

ところがゲームが進むにつれて、コンビネーションもよくなり、思い切りの良いプレーが出てきます。技術や経験では他のチームに劣りながらも、ここは若さと体力で対抗。最後は、ブラジルトリオに主力守備陣が加わった青チームを打ち負かすほどの健闘!今日は2部どころか「3部」練習で、2日目にしてかなりのハードメニューのなか、質量ともに濃いトレーニングができたのではないでしょうか。若手選手にとっては、頑張った分だけみつみる力が伸びていく時期。一日一日を大切に、年長選手にも遠慮することなく、どんどん挑戦してほしい。将来のレイソルを背負っていけるように。

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2008年6月13日

新潟キャンプ1日目

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担当:大重正人

ナビスコカップの激闘から、3日+1日のオフが明けた今日6月13日。今年の夏季キャンプが、新潟県十日町市でスタートしました。代表参加で遅めの休暇中の李選手(日曜合流予定)と、大学での試合に参加する渡部選手(月曜同)を除く28選手が参加しています。

このキャンプがスタートする前、選手たちを集めた石崎監督の言葉。
「このキャンプの目的は、ケガしていた選手が戻ってきてコンビネーションを深めることと、もう一度フィジカルを上げていくこと。中断明けの浦和戦まではもう2週間しかない。ケガだけは絶対しないように。でも自分に甘えてはいけない」

時間が前後しますが、夕食後のミーティングでは、平川テクニカルスタッフが第13節までの戦いを、攻守のスタッツデータを交えながら、チームの長所と短所をわかりやすい数字で説明。シュート数は前年の同じ時期に比べて、50本も増えています。昨年よりレベルアップしたところもあれば、逆に昨季リーグ1位だったシュート成功率は中位に下がっています。

またレイソルの特徴は、やはり前半型。前半の得点が多く、後半の失点が多い。そのためには、スタミナ、パワー、スピードのフィジカル要素をより高め、90分通して能動的な石崎サッカーをやり抜く力をつけなれければいけない。短い8日間のキャンプをより濃密なものにするために、身体と頭を使って、チームを挙げて強化に取り組んで行きます。

それにしても、このピッチ。
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2002年の日韓ワールドカップに出場したクロアチアチームがキャンプを張ったことで命名された「クロアチアピッチ」。日本一の呼び声高い緑のじゅうたんは、レッドカーペットならぬグリーンカーペットです。芝生は少し長めに保たれ、クッションのきいた土壌。ピッチを管理されている方たちの、日々弛まぬ努力の結晶を使わせていただける幸せ。4時間のバス移動、さらにオフ明けでコンディションを作っていく過程で苦しいはずの選手たちですが、表情は総じて笑顔が目立ちました。

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3?4人でグループを作ってのランニングは、徐々にペースを上げていきます。その後は、頭、もも、甲などを使ってのリフティング競争。ボール回しを経て、最後は9対9の3チーム対抗戦で初日のメニューを終えました。明日からは午前午後の2部練習で本格化です。

そこでお知らせです。14日、16日、18日の午前練習は9時スタートに変更となりました。またクロアチアピッチで1時間弱フィジカルトレのあと、バスでジムに移動してのウェイトトレーニングとなりますので、ご見学予定の方はご注意ください。急なお知らせとなり、申し訳ございませんでした。それでは初日のレポートはこのあたりで。。。

2008年6月 8日

有言実行

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担当:大重正人

勝ったけど、喜べないことがつらい。昨年のナビスコカップ最終節と同じような状況で最終節を迎え、「大量得点での勝利」という命題を選手たちは成し遂げました。他力本願の状況であった以上、これは仕方がありません。

ただ、今日だけではありません。川崎戦から3週間に及ぶ、一連の戦いを振り返ってみてください。あとがない背水の陣のなかで、チームが一丸となって目標に向かって戦い続けたこと、そして勝ち点7を挙げて、あと一歩のところまで達したことは、絶対にこれからの戦いの糧となり、自信となったはずです。「“不可能なことはない”という力を見せられた」という古賀選手の言葉どおりです。

諦めることなく最後まで勇敢に戦った選手と石崎監督の間には、ある約束が交わされていました。

「予選突破できたら、オフを1日延ばす」。

果たして……約束はなんと破られました。明日月曜から水曜までの予定が、木曜まで延びました「古邊と相談して決めたよ。去年は4点取らなきゃいけないところで3点止まり。今年はちゃんと3点とったからね」と石崎監督。「2点だったらやらんかったけど。最後3点目とったからな」と古邊コーチ。選手もコーチも、4日間の短いオフですが、身体も心もリフレッシュ。単身赴任中の高橋コーチも広島へ戻り、愛する家族と触れあう時間が1日延びました。

しかし、ゆっくりとは休めないスタッフもいます。石崎監督は、明日は広島の母校で講演&サッカー教室。もっとも「ドゥーやイワオ、フランサたちがケガから帰ってきて、コンビネーションをもっと高めていきたい」という監督、キャンプが楽しみでならない新千歳空港での様子でした。

李選手もオフ返上。明日からさっそくU-23代表のカメルーン戦に向けて招集されます。今日は顔面を打ち付けて、右瞼の上から出血。包帯を巻いてピッチへ戻ることとなりました。でも「ケガは大丈夫そうです」と帰りの飛行機で笑顔を見せてくれました。「お母さんがテキスト速報を見て、心配してメールをくれました」とのこと。ご家族にも自分のテキスト速報を見ていただいて、改めてやりがいを感じる一言をもらえて感謝の気持ちでいっぱいです。本当に大ケガでなくて良かった。代表戦後にはひとり遅れて短いオフになる予定で、こちらも英気を養って新潟で合流となります。

そしてフランサ選手、今日も最強のジョーカーとして起用され、2得点に絡むさすがのプレーでした。「4日間休んでハードなキャンプで、コミュニケーションとコンビネーションを深めて、100パーセントの状態でレッズ戦に向かいたい!オフが伸びたけど、自分にとっては休むことよりも、後半戦へ向けていい準備をするための新潟キャンプが大事です」と、最高の夏を迎えられるように、サングラスの奥で早くも次のステージを見据える魔術師でした。

ということで、明日から木曜までオフです。広報日記も4日間お休みさせていただきます。13日からの新潟キャンプには私が帯同いたします。練習の様子をレポートしてまいります。ひとまず前半戦終了です。サポーターの皆様、昨日も今日も明日も、いつでも変わらぬご声援をありがとうございます。後半戦へ向けて、勝ち点55へ向けて、一丸となって戦っていきましょう!

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2008年6月 7日

北の大地、前日。

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担当:桜林 舞

明日はナビスコ最終節vs札幌戦。そして、夏キャンプ前、最後の公式戦となります。札幌戦後のチームオフが3連休になるか、4連休になるかは、明日の結果次第です。決勝T進出確定の場合は、4連休。予選リーグ敗退の場合は3連休。結果は明日判明します。楽しみですね。

選手たちは、試合前恒例ミニゲームで調整。「じゃんけんして、じゃんけんして?。負けた人は赤着けよう、勝った人は黄色ね?。20分で、2タッチ以下だよー」とノブリンの声。

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赤ビブスを着ける古賀選手。ミニゲームの勝率がいまいちの点をチームメイトに衝かれ、「この前勝ちましたよ!」と反論します。しかし、「キタジ、点取れよ!」「ドゥー、ガンバレよ!」となぜか他の選手頼みな古賀ちゃん。そして、ゴール前に立ちはだかりました。

開始そうそう、フランサ選手が決めて、黄色チームが先制。守備が絶好調の両チーム。一歩も譲らず、堅守をみせて、1-0のまま10分が経過します。

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しかし、後半に突入し、古賀ちゃんの言葉が聞いたのか、キタジが同点弾を返すと「あるよ、あるよー」と赤チームの士気があがり、キタジのゴール前へのシュートを、黄色チームゴール前に陣取っていたイワオが押し込み1-2と逆転。

そして緊迫の、後半ロスタイム。古賀ちゃんのバレーボールのようなみごとなハンドで、PKを獲得した黄色チーム。最後の望みを、キッカー・俊太に委ねます。

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見守る選手とスタッフ陣ですが・・・。シュートは惜しくも枠を捉えられず、黄色チーム無念の敗戦でした。

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そして、黄色チーム罰走の結果、古邊フィジコから「シュウ!」の指名。誰よりも早くゴールラインを割ったシュウは、「オレ早かったよ。なんで?おかしくない?」と猛抗議。明らかに人為的な指名のその訳は…。

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レイソル恒例バースデーサプライズ! 一発芸終了直後、笑顔の石さんが一発目の卵爆弾を投じると、卵と小麦粉を手に一斉に選手、スタッフが襲い掛かります。突然のことに驚くシュウ。「いや、本当に気づかなかったです。一発芸になにをやろうか考えることに必死で。誕生日のこと、朝言われて気づいたんですが、練習中はすっかり忘れていました。あのタイミングでくるなんて、ぜんぜん想定していませんでしたよ!でも、うれしいです。ありがとうございます!!!」と、スパイクを水で洗いながら応えてくれた阿部嵩選手でした!

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24歳になったシュウ。誕生日、おめでとう!!!

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卵の入った紙袋を持ち上げようとした宮本主務。割れた卵で濡れた紙袋からは、ポロポロポロポロと割れていない卵がグラウンドに転がり落ちました。「なんだか亀みてーだな」と古邊フィジコ。亀の産卵ならぬ、卵の散乱となった、サプライズ後の掃除の一場面でした。

そんな盛り上がりをみせたミニゲームも10時半ごろには早々終了。メンバーは、13時にクラブハウスを後にし、札幌へと向かいました。

「ただ勝つだけじゃなくて、3点差以上で勝利しなければ、決勝T進出の可能性がほぼ消える。もちろん大量得点での勝利を目指すよ!」と石崎監督。かならずや、昨年のナビスコ予選リーグ最終戦のような熱い戦いを繰り広げてくれるはずです!必ず勝って、決勝Tに行きましょう!!!

最後に、前節のナビスコカップでもお詫びを掲載させていただきましたが、明日のPCおよびモバイルでのテキスト速報も、遅延および不通となる可能性が多分にございます。サーバーの負荷を超えてのアクセスから生じる不可避の現象となりますので、遅延および不通が生じた際には、時間をおいてからのアクセスをお願いいたします。皆様のご協力をお願いいたします。

2008年6月 6日

試される大地へ

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担当:河原 正明
いつも朝早くから、練習の準備をする木村エキップ。今日も梅雨模様の空、ポツポツと雨が降り出した空を恨めしげに見上げていました。
9:30、定刻にトレーニングは始まりました。ウォーミングアップ後には紅白戦。誰もがしのぎを削り気迫漲るプレーに、ふと気づけば雨も上がっていました。激しい中にも充実感が伴った選手達の顔を見ると、今、とてもいい雰囲気だなと思います。

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佐藤大さんもひょっこり現れました。神田トレーナー・木村エキップと練習を見守ります。

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アレックス選手はRisingレイソルの取材を。天気も回復し、屋外での収録となりました。この模様は8日(日)のの番組内で放映されますのでお楽しみに。

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宮本主務。髪をサッパリと。自称フランク・ランパード(チェルシー)らしいですが(笑)、北嶋選手曰く「ライアン・ギッグス(マンチェスター・ユナイテッド)じゃない?」。たしかに今日のヒゲの生え方なんかはギッグスぽいけど、褒めすぎです。


タイトルの「試される大地」は北海道のイメージアップキャンペーンで使われているキャッチフレーズです。
札幌戦まであと2日。われわれも2日後に「試され」ます。「予選突破の可能性はどれくらい」など周囲の喧騒をよそに、目の前の一戦に集中する。その一点のみであるかどうか。

選ばれしメンバーたちよ、迷うことなく、突き進もう。
 そして、遠く北の地でサポーターとともに喜びの花を咲かそう!

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2008年6月 5日

勝つための戦いは、続く

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担当:桜林 舞

梅雨ですね。といいたいところですが、思い出したように霧雨がふっていましたが、なんだかんだで今日はそんなに降られませんでした。むしろ日が差す時間帯もあったほど。明日も昼頃から晴れだす予報ですしね。梅雨入り宣言したとたんに好転するなんて、なんて天邪鬼な天気なのでしょう。

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それでも、ふと練習グラウンドの脇に目をやると、露草が青い花を咲かせていました。季節の移り変わりを感じますね。この間は5月の連戦でひいひい言って、その後心地よい天気にまったりとしていたのに、気づけば6月、梅雨入り。今週末はナビスコ予選リーグ最終節で、オフをはさんで夏季キャンプ。早いですね。


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ビデオミーティングからスタートした練習は、ウォーミングアップ、フィジテク、戦術練習、紅白戦と、ここぞとばかりにフルコース。12時近くまで練習が行われました。写真は、髪を切ってさっぱりとした大谷選手。左手薬指の包帯がまだ取れません。接触プレーで衝撃がいかないように、プラスチックのカバー(固定具)をかぶせているためです。4月2日の負傷から2ヶ月立ちますが、それだけ大変なケガだったのですね。完治までは時間が経過するのを待つほかありません。


そして、全体練習のピッチの脇には、なぜか、アレックス選手の姿が。

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ん?

アレックス選手は全体練習にも参加しています。

なんで?

と思いきや、影武者の正体は、アレックス選手の双子のお兄さんでした!

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来日の折、日立台に立ち寄られたそうです。練習を終えて2人で引き上げてくるところをパシャリ。ちょっと逆光気味ですが、ご覧の通り、そっくりです。「卑怯なくらい似てますよ!」とは丸井テクニカルスタッフの弁。でもよくみると頭の形と生え際が違いますね。そしてアレックス選手の方が若干色白、かも。7年も日本にいる美白効果でしょうか。ま、ドゥンビア選手も「日本に来てから白くなった」と言っていたので、それもあるのかもしれませんね。日本食でも食べに行ったのでしょうか?練習終了後、ロビンソンコーチとともに、練習場をあとにしていました。


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練習の終わりごろに、シモさんから「選ばれたよ!」と嬉しそうなご報告。チュンソンくんがU-23日本代表に選出された件かと思いきや、中田英寿氏率いる「JAPAN STARS」に緊急追加召集されたそうです!!!

■下平隆宏選手コメント
「正直、調整不足です!でも、6万8000人の観衆の中でプレーできる機会はなかなかないので、すごく楽しみです。先方が用意してくれたスーツは、サイズが合わず(ちなみに胸囲98センチ)着ることができませんが、自前のダークスーツでパーティーには参加します」

『+1 FOOTBALL MATCH(プラス・ワン・フットボール・マッチ)』は6月7日(土)14:00キックオフで日産スタジアムで行われるそうですが、チケットは完売。明日の夜からパーティーがあるらしく「パーティーいかなあかんねん」状態らしいですよ。でも、日本テレビで15時から放送されるようです。レイソルファンの方は、是非シモさんの勇姿にご注目ください。


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そしてわれらが李忠成選手。U-23日本代表に選出され、12日(木)のカメルーン戦@国立に臨みます。代表合宿の合間を縫って、今日も取材をこなしてくれました。

5月31日にフランス・トゥーロンから帰国して、5日目。まだ時差ぼけが抜けきらないのか、移動の疲れからかテンションが低めのように見えたので疲れてない?と声をかけると「全然、大丈夫です!」とあくまで気丈なチュンソンくんでした。「カメルーン戦は、北京に向けての最終選考だと思っているので、気持ちは高く持っています!!! ナビスコ最終節も、3点差、4点差なんていわず、もっと得点取る気で、最初からガンガンに行きますよ!」と気合も十分。北京で勝つための戦いは、続いています。

2008年6月 4日

万国共通

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担当:河原 正明
札幌戦まであと4日と迫った今日のトレーニングは、いつもより長めのビデオミーティングからスタートしました。
その後練習場ではウォーミングアップに続いて、ミニゲームとフォーメーション確認が行われました。
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ボールを持ってターンするゲーム。近藤選手と大谷選手が競い合い。フランサ選手も全速走です!

仕事中、ふと窓の外を見るとスタジアムでは珍しい光景が。鈴木選手と村上選手がバックスタンドの階段を昇降するトレーニングを、徳弘トレーナーの指導のもと行っていました。みなさんはあの階段が中段から最上段まで何段あるかご存知ですか?

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答えは全部で35段、これを何往復もするのですからけっこうキツいですよ。筋力をアップして再開後に備える2選手でした。


午後には李選手のインタビューが。代表から帰国後、毎日取材ラッシュです。今日は12日に行われるカメルーン戦と北京オリンピックに向けての思いを語るという内容でした。この模様はフジTV すぽるとで近日中に放映予定です。
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さて、今日6月4日は虫歯予防デーです。スポーツ選手にとって歯は大事です。虫歯になると集中できないばかりか、十分に食べ物を咀嚼しにくくなり胃や腸に負担がかかることもあるそうです。
また、最近重要視されているのが噛み合わせ。なんと歯のバランスが良くなるとそれだけで運動能力が上がるそうです。歯を喰いしばるときにかかる力は、プレーでの瞬間の力として使われるだけに(時には100kg以上の力が歯にかかることも)、普段から大事にしたいものです。

そういえば以前所属していたリカルジーニョ選手は矯正具をしたままプレーしていたのが印象的です。もし顔にボールが当たったら口の中が大変だ・・・といつも思っていたものです。ブラジル人の選手やコーチはわりとこまめに歯石掃除に行っているらしいですし、歯が命は万国共通ですね。皆さんも歯を大切に。

2008年6月 3日

決戦は日曜日

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担当:大重正人

決戦は6月8日、札幌ドーム。ナビスコカップ決勝トーナメント進出をかけた、5日間の戦いが始まりました。例年より二十日近く早い梅雨入り、日立台にもしとしと雨粒が落ち、選手たちはずぶぬれになりながらも、午前午後の厳しい2部練習をこなしました!

午前から精力的に動いたのはフランサ選手でした。まずは乳酸値測定、松原フィジカルコーチ、公文通訳とともに孤独な戦いでしたが、1000メートル走を重ね、血中乳酸値を測ります。その結果は……「いい結果でしたよ?」と松原コーチ。重点的に走りこんではいないものの、過去の結果を比較してもなかなかの数値だったそうです。もちろん札幌戦でゴールラッシュの仕掛け人になってもらわなければいけませんが、そのあとのキャンプをステップに、中断明けのレッズ、ガンバ、グランパスの強敵3連戦で万全の体勢を整えてくれるはずです!

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燃えているのはフランサ選手だけではありません!

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李忠成選手も、遠くフランスから日立台に帰ってきました!「国際経験が少ないから、どれだけ自分の力が通用するか楽しみです」と語っていた李選手。惜しくも4位となりましたが、グループリーグを勝ち抜いて、決勝、3位決定戦と2試合多く対外試合を経験できたことは大きな財産となったことでしょう。今日もボールに食い下がり、古賀&南の鉄壁ディフェンスをかわしてゴールを決めるなど、J初ゴールを飾った思い出の北海道遠征へ始動です!

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そしてスタジアムでは……先週と同じく、中田英寿さんらJAPAN STARSのみなさんに加え、JFLの琉球FC、そしてレイソルU-18の3チームによる、リーグ戦が行われました。琉球FCでは元レイソルの山下芳輝選手、大河原亮選手がプレーしています。これらのゲームとトップチームの練習が重なったので試合をなかなか見られないままだったのですが、練習後に携帯を見ると大河原選手から着信がありました。すでに日立台を出たあとだったのですが「今は試合にも出ることができて、すごく充実してます!」と元気そうな声を聞かせてくれました。せっかく日立台に来たのに、長く話せなくて……とわざわざ電話をかけてくれ、素直で礼儀正しい大河原選手はそのままでした。

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そして先週は試合をうらやましげに見ていたレイソルユースの選手たちもあこがれの中田選手らと同じピッチに立って戦いました。そして試合後、元日本代表監督で現FC琉球の総監督フィリップ・トルシエ氏も一緒になっての記念撮影。今日の試合で味わった感動を忘れず、これからの成長の糧にしてくれることを祈るばかりです。

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2008年6月 1日

二本立て

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担当:河原 正明
昨日とは一転してさわやかな日曜日。やっと初夏らしい天気になりました。昨日試合に出場した選手は午前中にリカバーを行いました。天気が良いということで、トレーニング終了後も、いつもより長く遊びのボール回しやリフティングを行っていました。
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そして、昨日ツーロン国際ユース選手権より帰ってきた李選手も合流しました。ウォーミングアップのあと、軽いランニングとクールダウン後に古邊フィジコと居残りでハードなトレーニングを行っていました。
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さて、今日は午後2時より日立台ではサテライトJリーグ 湘南ベルマーレ戦が行われました。スタンドからも「昨日と天気が入れ替われば・・・」と少し恨めしげな声も聞かれましたが、大勢のお客様にご来場いただきましてありがとうございました。
試合は後半、近藤選手が治療でピッチ外にでている間に湘南に1点を奪われる苦しい展開のなか、その後試合残り10分は逆に相手が一人少ない状態で猛攻をしかけましたが、残念ながら0?1と破れてしまいました。その中でも「北嶋選手が90分フル出場できたのは良かった」と石崎監督も手応えをつかんでいるようでした。
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また、昨日はトップチームに山根選手とフランサ選手が戻ってきましたが、サテライトJリーグでは柳沢選手も
ボランチのポジションで15分の時間限定で出場をしました。本人曰く「出る前のアップで足が攣りそうでした」と苦笑い。何時以来の試合?と聞いても本人も「いやもう判らないです」という位久しぶりの実戦。全体練習にも合流したばかりで、まだ本調子ではないとのことですが、この後の十日町キャンプでみっちりと鍛えられてフルコンディションに戻して欲しいものです。
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試合後には前レイソルの鈴木将太選手が石崎監督に挨拶に訪れました。
監督を務めた高橋コーチも「足速かったなぁー」と舌を巻く持ち味のスピードは健在!
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今日は日立台では試合が2本立てでした。サテライトJリーグの後は第32回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 関東2次予選、ジェフ千葉戦が行われました。昨日のトップチームと2日続けてのダービーということで、スタンドには引続き大勢のお客様がご観戦されていました。ユース出身の先輩たちも見守る中、両チーム死力を尽くして闘った結果は0?0の引き分けでした。体力に自身のあるユースっ子でも、さすがに昨日今日との連戦で少し疲れがあったようです。残り2戦、2次予選突破、そして全国大会へ向けて頑張れ!
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さて、明日は練習OFFです。広報日記もお休みします。では火曜日に。