2012年9月30日

皆の責任

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担当:大重正人

今日で9月は終わり。厳しい2012年の夏となりました。国立競技場のラスト。ポポ選手、栗澤選手、稲田選手。3人の間から飛び出したボールが宙を飛んでいく時間、スローモーションのようでした。「外れてくれ!」という願いは、栗澤選手が大の字になっている姿を見て、叶わなかったことを思い知らされました。

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あれから24時間も経っていない日曜日の朝。眠れなかった選手、サポーター皆さんも多かったことでしょうが、黙々と次の試合に向けてトレーニングを再開しました。大谷選手は「リーグ戦の状況がより厳しくなったことはみんなが理解している。ただナビスコも天皇杯もある。去年のリーグ優勝やACLで、個人やチームでもすごく大きいものを得られた。(自分たちが成長するための)タイトルを獲るチャンスはまだまだあるし、シーズンはまだまだ続きますから、下を向かず切り替えて戦いたい」。

ともすれば、今のレイソルには来週から始まるリーグ戦、ナビスコカップ、天皇杯と違う戦いでの日立台3連戦は、気持のリフレッシュやモチベーションの面でプラスになるかもしれません。

チームの勝利は皆のおかげ。チームの敗戦は皆の責任。選手はもちろん、我々スタッフもサポーターの皆さんもそういう気持ちが薄れてしまってはいけません。チーム一丸となって戦うということは、そういうことだと思います。2種登録された秋野選手が先日の取材でこんなことを言っていました。「レイソルに来て学んだことは、人任せにせず、まず自分がやるということです」

最後に増嶋選手が本日入籍しました。『同じアスリートとしてわかり会えるところが多い』という、元バドミントン選手の潮田玲子さんと幸せな家庭を築いてください!おめでとう、マス!

2012年9月29日

サッカーとは

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担当:河原 正明

 Jリーグ第29節、国立競技場に浦和レッズを迎えての一戦はあまりにもドラマチックで、アクシデントで、残酷な「サッカー」を突きつけられる逆転負けでした。
 呆然と立ち尽くす。そして刹那、口を真一文字に結んで、ただただ赤い波が喜びうねるのを見ているだけでしかできませんでした。その間頭の中で「サッカーは楽しく、しかし何と恐ろしく、残酷なんだろう」という思いがグルグルと回り続けました。

 立ち上がりから相手の攻撃をいなし、耐え、徐々にペースを掴み手にした先制点。今日先発出場の水野選手がコーナーキックのチャンスで右足から放ったボールは相手オウンゴールを誘います。
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 しかし、相手も最終ラインから果敢な前線への攻め込みや、両サイドへのチェンジボールからのSBの攻撃参加など受けに回る時間帯も続きます。
そうした中、前半31分にチームの大黒柱であるレアンドロ選手が、相手選手との接触プレーで負傷、交代を余儀なくされます。そしてそのままなかなかペースがつかめないまま、前半残り5分でこぼれ球に詰められて同点とされます。

 ハーフタイムにそのSBとCBの上がりへのケアを指示し、澤選手を投入してさらに相手のキープレイヤーを抑えつつ攻撃のスイッチ役を担います。修正が出来たレイソルとさらに持ち味を生かそうというレッズ、後半45分間は試合後、両監督が「両チームとも玉際が激しかった」と振り返った激しい肉弾戦とカウンター合戦が繰り広げられました。

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 90分間の最後の最後に。勝負はあっけなくついてしまいました。アディショナルタイムも2分が過ぎ、相手陣地で得たFK。ワグネル選手の蹴ったボールがキーパーに返され始まった相手のカウンター攻撃、飛び出したポポ選手と背走した栗澤選手と最後は飛び出したGK稲田選手が交錯、ボールは無情にもゴールマウスに転がっていきました。手痛い元チームメイトからの一発でした。

 今日も大勢のサポーターの方にご声援いただきましたが、再び連敗、順位も9位と下げてしまいました。またアフラックデーということでたくさんのイベントにもご参加いただきましてありがとうございました。結果で応えることができず残念です。

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 とはいえ下を向いている場合ではありません。来週10月6日(土)にはJ1リーグ・川崎戦、そして中3日で天皇杯3回戦・湘南戦、さらに中2日ナビスコカップ準決勝第2戦・鹿島戦とホーム3連戦が待ち構えています。これまで以上に「勝利」という結果を求められる3試合になります。

 明日はリカバリートレーニングとなり、オフを挟んで新たな2週間のチャレンジが始まります。今日の悔しさを忘れずに、再び日立台で勇姿を現さんとする選手たちにご声援をよろしくお願いします。

2012年9月28日

ミス.レイソル

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担当:大重正人

今月をもって、長年J:COMの応援番組キャスターとして、レイソルを熱く温かく支えてくださった岡田亜紀さんが番組を卒業されます。2004年シーズンの後半から番組MCとなり、足かけ8年間。番組だけでなく、レイソルの応援ソングCD、新体制発表会や公式戦当日のふれあいタイム、市内での選手参加イベント、ファン感謝デーの司会進行などなど、MCという枠を越えて、まさに「レイソルファミリー」の一員でした。

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モバイルレイソルでも「この木なんの木アッキッキー」というブログを執筆いただいています。2010年3月、その立ち上げの頃にレイソルに関わるようになったきっかけ、レイソル応援番組への思いを綴ってくれています。

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私アッキーこと岡田亜紀は、柏生まれ柏育ち柏在住の生粋の柏娘であります。
あたしは、お仕事で関わる前から黄色い血が流れていました。ゴール裏で応援してました。

今はフリーで活動してますが、もともとアナウンサーになりたかったあたしは以前は某大手事務所に所属していました。子供の頃から阪神タイガースが大好きだったり、とにかくスポーツ観戦が好きだったのとそこから得られる感動と魂が揺さぶられる想いを伝えたくて、スポーツ番組をやるのが夢でした。

またあたしの地元が柏であったこともあり、当時の彼氏を誘って、一緒にユニフォーム着て日立台に足を運ぶようになりました。そして2000年の最終節鹿島戦で完全にあたしの魂は大きく揺さぶられた訳だ。これ、あたしが伝えなくて誰が伝えるんだ...って。この想いを多くの人に伝えたい...って。

次の日、事務所のマネージャーさんに、柏レイソルの応援番組をやりたい!と言いに行ったのです。でも事務所は民放以外のテレビはダメと動いてくれず...だったら自分でやるしかない!と、その時レッスンしていたアナウンサーの先生に助けてもらいながら、鹿島戦の想いを綴った原稿を自分で書きデモテープを作り、それをチームの広報宛てに送りました。しかし、当たり前ながら送り先が違うわけだわ...テレビ局や制作会社に送らなきゃいけなかった。

でもめげず、今度は事務所を飛び出し、フリーとなって自ら売り込みに行ったのです。何度も何度もその時の担当プロデューサーに会いに行き、企画を山ほど考えて持っていき...。必ず結果出します!と伝え。で、晴れて数カ月後に起用してもらうことになったのです。

そして初日の撮影日に既にアッキーと名付けられていました。当時は、アッキーって...??って感じてましたが今となっては名付け親に感謝しています。みんながアッキーって呼んでくれるたび幸せな気分になるし。

初めて取材でピッチに立った時の感動と芝の匂いは今でも鮮明に覚えています。
あたしには責任があります!柏バカ一代の皆さんの気持ちと同じものを持って何年もレイソルと一心同体だから。だから、いま色んな仕事をしてますが、レイソルに関する仕事には命かけてます!
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このたびご結婚され、新しい命を授かったということで、MCのお仕事からは卒業されます。9月8日の天皇杯当日がMCとしての締めくくりの日でした。試合後には、選手や現場スタッフ、フロントスタッフから寄せ書きサインのユニフォームを。クラブを代表して大谷キャプテンからお贈りしました。その日に収録された番組ではさっそくそのユニフォームを着てくれていましたね?。あさって30日までの放送ですので、まだご覧になっていない方はぜひ彼女の姿を見届けてください。

とはいっても、生粋の柏娘。そして間違いなく黄色い血が流れている彼女は、立場は変わっても、新しいご家族と同じように、レイソルのことも全身全霊で愛し続けてくれることでしょう。モバイルブログももちろん続けてもらいますよ?「ミス.レイソル」ですからね!ひとまず区切りとして、クラブ一同、今まで本当にお世話になりました。そしてこれからも末長くどうぞよろしくお願いいたします。

明日は国立でのレッズ戦。赤い悪魔を飲み込むような後押しをどうぞよろしくお願いいたします!

2012年9月27日

「6勝5敗」

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担当:河原 正明

 トップチームは午後から非公開で練習を行いました。今週末、9月29日(土)の浦和戦も大事な上位対決。互いに前節は敗戦していますが、上位争いに残りためにも負けられない一戦です。今季は上位チームとの直接対決に大きく負け越してしまっています。それだけにこれ以上の敗戦は相手にポイントを与えるだけでなく、ややもすると精神的なダメージも負いかねません。

 「6勝5敗」。国立競技場開催のリーグ戦・対浦和戦の通算戦績です。95年のJリーグ昇格以来、過去15シーズン(2000、06、10シーズンを除く)で今回が12度目の大舞台での対決。過去の戦績上ではほぼ互角、といったところでしょう。
 昨年5月の国立での対戦は、前半1分にスリッピーなピッチを活かして電光石化の速攻で先取点を奪い、さらにはワグネル選手の強烈なミドルシュートで相手の追撃を許さず、後半にも北嶋選手の2点目で突き放す完璧な試合運びでした。
 「また国立で胸のすくような試合を!」レイソルサポーターの願いが届くように。そのためにも、ぜひ多くのサポーターの皆さんに応援をいただきたいです。


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 当日はクラブスポンサーのアフラック協賛の「アフラックデー」 が開催されます。毎年
大人気の『アフラックダック』の先着プレゼントもございます。今回は初の試みとなるFacebookと連動企画。アフラック公式Facebookページ( http://www.facebook.com/aflac.co.jp )の「いいね!」を押して、試合当日、千駄ヶ谷門特設アフラックブース、または青山門特設アフラックブースにお越しください。ブース受付でモバイル端末の画面をスタッフが拝見し、「いいね!」が確認できた方に、サイン入りレプリカユニフォーム等が当たる抽選券とレイソル仕様メガホンダックのぬいぐるみをプレゼントいたします。また、PC画面のプリントアウトでもOKですので、ふるってご参加ください。

 ちなみに今回の『メガホンダック』、アフラック社にはこれまで15シーズン以上の長きに渡りご支援いただいておりますが、意外にも初となるレイソルロゴ入りのダックになります!今回限りのレアなオリジナルグッズです。ぜひご入手ください!なお、登録にはFacebookのアカウント取得が必要となりますので、予めご了承ください。
 
 土曜日の天気予報は晴れ。ナイトゲームなので運動会終わりにでも駆けつけられます。「サッカーの聖地」国立競技場にぜひご家族揃ってサッカー観戦を!

2012年9月26日

夏の終わりに

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担当:大重正人

今週はメディアの方も練習場へたくさんお越しです。国立での浦和レッズ戦。NHK-BS1で生放送されますが、その実況の松野アナウンサーもご取材に。エルゴラッソはいつも田中記者に加え、カメラマンさんも浦和の練習場から日立台へ駆けつけての撮影。マッチプレビューも大きな扱いになるようです!

レッズ戦のマッチデープログラムには、ジョルジ選手に登場願いました。去年今年の3試合、レイソルサポーター、レッズサポーターにも色濃く印象が残っているはずです。昨年5月の国立戦では「ユウキからのパスだったね」と弾丸ミドルを突き刺し、優勝が懸かったアウェイ埼スタでは、まるでピンボールのような強烈シュート。そして今年3月は「プレーを読まれてしまった」と名手らしからぬボールロスで悔いが残る一戦になってしまいました。今度こその思いもより強くしていることでしょう。リーグ4番目失点数、堅い守備を誇るレッズゴールを打ち破るには、彼の力が間違いなく必要です。

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話は変わって、今日は練習前にファンクラブ会報誌『日立台通信vol.3』の取材を3本続けて行いました。
まずはじめは、「選手履歴書」の水野晃樹選手。二人のお兄さんの影響で始めた幼稚園のスクール時代から厳しい練習に耐えた清水商業高校時代、オシム監督の下でのジェフ時代、そして苦しみつつも「学ぶことが多かった」というセルティック時代と、2010年レイソルに加入するまでを順番に振り返りました。

続いて、クラブ創立20周年企画「思い出のあの一戦を語ろう」は渡辺毅U-12監督。ナベさんといえば、やはりMVPも獲得したあの試合。公式記録を見ながら当時のことを語りました。95年にレイソルに加入して以来、指導者としても、ずっとレイソル一筋の渡辺監督。クラブに対する強い思いも語ってくれました。

最後は「Mr.REY」の菅野孝憲選手。「今シーズンはJ1ではじめてシーズンの最初から優勝を目指して来た。その難しさは、魅力でもあり、苦悩でもある。個人的に楽しんでいるし、充実したシーズンです」。残り8試合となった今シーズンの意気込みや理想のゴールキーパー像、意外な(?)オフの過ごし方なども語りました。

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そして昨日おこなったニーヤン&ネットの親友対談と合わせて『日立台通信vol.3』は10月末ごろにお手元に届く予定で鋭意作成中です。ぜひ楽しみにお待ちください。

今日から練習時間が30分早く、15時30分スタートになりました。本当に陽が暮れるのが早くなりました。レイくんのちょっと寂しげなつぶやきに、ハタメグミさんがさっそくイラストを描いてくれました。
http://twitpic.com/aydzts

そして日立台も毎日のように美しい夕暮れに包まれます。夏が終わっていきます。
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2012年9月25日

ホーム4連戦に向けて

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担当:河原 正明

 さて、今週は取材ウィーク。先週は早くに福岡・鳥栖遠征に向かったため、今週はかなりタイトなスケジュールでもろもろ取材を詰め込んで行います。お昼どきにレストラン ピアノに登場したのは澤選手。クラブスポンサーの日清医療食品社の社報の取材でした。サポーターの方にはなかなか手にする機会はありませんが、こうしたスポンサー企業の取材も選手には大事なお仕事です。

 澤選手、となると話はインターナショナルなものに。自らが過ごした南米そして少し東南アジアとの比較で「なるほど」「ヘェー!」と思わず聞き手が驚き、感心して聞き入ってしまうネタの持ち主。今日は南米各国ごとの料理事情を語りだします。「アルゼンチンとウルグアイはヨーロピアン。その他の国は意外と米を食べるんですよー、でも副菜には豆が多いです。肉は鳥・牛・豚はもちろん○○○○や○○も・・・!」と伏字にしておいたほうがいい食材も多数登場しました(笑)。ちなみにペルー人の奥様の手料理のレパートリーには「最近、味噌汁の回数が増えた」そうです。
 最後には「世界各国のサッカークラブで食事をしてきましたけど、やっぱりここが一番です」とピアノへの愛を熱く語ってくれました。「とてもユニークで飽きないトークでした」と担当者の方も大満足でしたが、文章のボリュームが多すぎるのでさぞや編集が大変でしょう!

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 その澤選手の左胸に輝いているのは「ゴールドリボン」。9月29日(土)の浦和レッズ戦はクラブスポンサーのアフラック協賛「アフラックデー」 が開催されます。
 国立競技場開催の浦和戦から続き日立台で川崎戦、天皇杯・湘南戦にナビスコ準決勝・鹿島戦まで4試合連続での「ホームゲーム」になります。その大事な初戦に向けて、昨日の練習試合に出場した選手はリカバリートレーニングを、その他の選手は通常のトレーニングを行いました。

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 遅れて来た秋もここにきて一気に挽回、ようやく秋らしさが定着してきました。今日は16時からの練習でしたが、いつもの練習量だと最後はグラウンドが真っ暗に。さすがにボールが見えづらく「シュートを撃った、と思った瞬間にゴールに入っている」とGK稲田選手も苦笑いでした。
 ということで、明日から練習時間を30分繰り上げます。なお、今後も時間変更がある場合はお知らせしますので公式サイトなどをご確認の上、ご来場いただきますようお願い申し上げます。

2012年9月24日

再戦

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担当:大重正人

鳥栖戦後のミックスゾーン。藤田選手がこう話しました。「レッズもウチも負けてしまった。どちらが早く切り替えられるか。来週へ向けて、もう今から勝負は始まっています」。悔しさは忘れてはいけませんが、ネガティブな感情をひきずるのが一番良くないことです。オフが明けての火曜日。鳥栖戦の先発メンバーはしっかりとフィジカルメニューをこなし、それ以外の選手たちはトレーニングマッチに挑みました。

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増嶋選手が鳥栖戦通算で累積8枚目のイエローカード。これで2試合を欠場せざるをえない事態になりました。そのポジションを誰が埋めるのか。その期待がかかるのは、やはり那須選手でしょう。今シーズンは主にサイドバックでプレーすることが多い那須選手ですが、シーズン前から「センターバックで勝負したい」と言葉を強めていました。

今日も自分のポジションはもちろん、サイドバックやボランチのカバーをこなしながら、チームを動かす大きなコーチングの声が響いていました。「先週今週と2試合センターバックでプレーして、だいぶ上がってきましたよ」。もちろん、今日ゴールを決めた渡部選手とハンジン選手もライバルです。火水木金と4日間あります。浦和レッズの変幻自在の攻撃をシャットアウトする重要な役目に名乗りを上げるのはいったい誰でしょうか!

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その浦和戦は、9月29日土曜日、午後7時から日本サッカーの聖地・国立で行われます。今回の国立でも恒例の「アフラックデー」が開催されます。毎回CMでおなじみの「まねきねこダック」のプレゼントが大好評ですが、今回ももちろんありますよ!!

かわいらしいダック人形が持っているのは、レイソルのロゴが入ったメガホン。このメガホンダックをゲットするためには、アフラックのfacebookページ( http://www.facebook.com/aflac.co.jp )で「いいね!」を押して、携帯やスマートフォン、またWEBページのプリントなどを会場へお持ちください。寄せ書きサインいりユニフォームなどが当たる抽選会に参加された方で、千駄ヶ谷門ブースでは先着1500個、青山門ブースでは500個がプレゼントされます。詳しくはこちらのページをご覧の上、ぜひクイズへの参加、国立でのレイソル応援をどうぞよろしくお願いいたします。
http://blog.reysol.co.jp/news/2012/014255.html

2012年9月23日

完敗

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担当:大重正人

近戦でもっともアグレッシブな試合の入り方だったのは間違いありません。キックオフ早々からレアンドロ選手を起点に、セットプレーを織り交ぜながら相手を押し込みました。しかし自分たちの時間は40分まで。徹底したロングボールと激しい守備の前に、90分間はあっという間に終わってしまいました。

大谷選手も蔚山戦を引き合いに出して「ロングボール主体のチームにまた勝てなかった」と悔やみ、また球際やセカンドボールでの戦いでも互角以上の手ごたえを感じていながらも「でもそれを90分続けないといけない。後半はみんなそれぞれ頑張っていたけど、誰かのために動くとか、チームとして機能させられなかった」。

今日はまるで、ACLのレイソルvs蔚山現代、またロンドン五輪3位決定戦の日韓戦を見ているようでした。奇しくもサガンの監督はユンジョンファン監督、CBの呂選手とキムクナン選手は韓国出身。サガンのイレブンからは「勝つために自分たちはこういうサッカーをやり続けるんだ」と強い意思と規律を感じました。レイソルも勝利のために何かをおろそかにするようなことは決してありませんでしたが、サガンの方が何をすべきかより明確で、自分たちのサッカーを表現していました。今日アディショナルタイムで劇的な勝利をつかんだ、サンフレッチェやベガルタもそういう強みを持っているからこそ、結果を得られているのだと思います。

苦しかった状況から、またさらに追い込まれました。でもまだリーグ戦は8試合あります。来週末には国立での浦和戦、上位進出への格好のライバルです。ナビスコカップは準決勝を控え、そして天皇杯も残っています。柏レイソルとして、自分たちのサッカーはこうなんだ!という原点をもう一度思い返し、サポーターの心を揺さぶるような力強さと気迫を見せてほしい。より謙虚に、より向上心を持って。まだまだ道の途中、真の強いクラブになるための道は永遠に終わることはありません。

2012年9月21日

高き秋天を目指し

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担当:河原 正明

何か月ぶりか、本当に久々に高い空を見上げました。今日の午前、トップチームは福岡県内でトレーニングを行いました。ここ福岡は快晴、気温も24度でなによりも湿度が低く、何か月も続いた夏の暑さに飽き飽きしていたであろう選手たちもようやくの秋を歓迎していました。

今日の練習会場は公営施設。そのためゴールを運び、さらにネットを張る作業からスタートしました。作業を始めるとすぐに指示をする選手、される選手と自然と2グループに分かれました。リードするのは栗澤選手、増嶋選手ら名門高校サッカー部出身選手。「こういうのが出来ないんだよねー、ユース育ちは!!」と毒づくブカツ出身者(笑)。中でもテキパキと動いていたのは水野選手。最初は「ネットとゴールのサイズが合っていないんじゃない?」と不安でしたが、芝だらけになりながら清水商業で鍛えられた?テクニックできれいに仕上げていきます。その出来栄えはお見事でした!

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気持ちのいい気候と良い芝、それにボールがあればサッカー選手は自然と笑顔になるもの。試合前日恒例のツータッチゲームでも両軍それぞれが点を奪い合いました。青組では田中選手にネット選手、紅組ではレアンドロ選手に近藤選手、なかで今日キレキレだったのは橋本選手。たぶん5ゴールくらいゲットしていたと思いますが、つばぜり合いが続いてゴールデンゴールとなった延長戦、大谷選手のラストパスを橋本選手がねじ込んで赤組を劇勝に導きました!前節・札幌戦でも見せてくれたドリブル突破にアシストを左足から放ってくれることを明日も期待しています!

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2010年11月以来、2年ぶりの鳥栖訪問。前回は勝てばJ2優勝の可能性もあった試合でしたが、天皇杯・ガンバ大阪戦からそのまま移動して臨んだチームは、近藤選手とレアンドロ選手を出場停止で欠く苦しい台所事情でした。その大事な試合でリーグ戦初出場を先発出場で飾ったのは渡部選手。翌2011シーズンにはJ2栃木SCに期限付き移籍、サガン鳥栖とは2度対戦しています。「去年と変わらず労を惜しまずハードワークしてくる。特にCF豊田選手をどう抑えるかがカギでしょう。去年もロングボールで攻められてやりづらかった。何よりもゴールを貪欲に狙うチーム」と相手のエースに最大限の警戒を、と促します。  

同じく藤田選手も昨季、横浜FCでサガン鳥栖と2度対戦しています。当時横浜FCを率いていたのは岸野監督、元サガンの監督でもあります。「サガンは岸野さんのサッカーをベースにして、ユン監督がさらに規律厳しく鍛え上げてきた印象が強い。やはり、最後まで気を抜かないように集中していかないと」とその礎となるサッカーを直接体験しているだけに説得力があります。

そんな藤田選手に明日は頼もしい応援団が。「(出身地の)大分から親戚や友人たちが試合を見に来てくれるんですよ!」。その数はなんと25人、しかも全員、藤田選手の招待だとか!「おばあちゃんが来てくれるのが楽しみ」と祖母孝行な孫でもあります。

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実は藤田選手のJリーグ初ゴールは昨年4月のサガン鳥栖戦でした。相性が良いかも?と尋ねると「今は内容より結果です。明日はチーム一丸で勝つ姿をみんなに見せたい」と、さも当然とばかりの答えでした。明日の試合、レイソルの右サイドで藤田選手が輝けば、必ずや勝機も増すことでしょう。キックオフは午後7時です。現地で、またTVの前で応援よろしくお願いします。

そして、明日朝11時からはU-18がプリンスリーグ関東1部で桐光学園(神奈川)との首位決戦をアウェイで迎えます。勝ち点1差で2位のレイソルU-18、こちらも負けられない戦いです。お時間のある方はぜひこちらも応援ください!

2012年9月20日

難攻不落を攻める

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担当:河原 正明

J1リーグも残り9試合、土曜日はサガン鳥栖とのアウェイでの一戦です。トップチームは午前中に非公開でのトレーニングを行い、昼過ぎには空路で福岡に向かいました。昨年の終盤もそうでしたが、遠方アウェイでは前々泊で試合に向けてのリズムを整えて大事な一戦に挑みます。

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サガン鳥栖とは2006シーズン以来、J1・J2リーグ戦通算で8度目の対戦になります。2006J2リーグでは4戦1勝1分け2敗、2010J2リーグでは2戦1勝1分け、そして今年初のJ1での対戦はホームでドロー。2勝3分け2敗とほぼ互角の戦績です。

今季の順位も勝ち点差1とほぼイーブン、前回対戦は守備、カウンター、ハイボールの強さに加えて両チームともセットプレーからの得点、と互いに持ち味を出し合いながらも厳しい試合だったという印象が強いです。そしてならびにボランチコンビの栗澤・大谷選手がともに「セカンドボールを取りながらもリズムをつかめない展開もあった」と話したようにハードワークが一番のストロングポイントではないでしょうか。今年のJ1リーグでどのチームも「手を焼いている」、特にアウェイ・ベアスタではリーグ戦13試合で8勝3分け2敗。特に失点はわずかに5。今季最も攻め落としにくいスタジアム、といっても良いでしょう。

しかし、我々も指をくわえてむざむざと帰るつもりはありません。指揮官はどのような策を授けるのでしょうか?采配にもご注目ください。  トップチームは明日、福岡県内でトレーニングを行います。私も福岡から練習レポートをします。では!

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2012年9月19日

日立台に架かる虹

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担当:大重正人

この4人は、ある共通のキーワードで結ばれます。もちろんレイソルサポーターなら当然おわかりですよね??
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今日は私がレイソルの広報になってから、一日で最も多い人数がインタビューを受けたかもしれません。写真の酒井直樹U-15監督、工藤選手、U-18小林選手、大谷選手の4人に加え、増本アカデミーマネージャー、渡辺U-12監督、U-18秋野選手。合計なんと7人が話したテーマ。それはもちろん「レイソルアカデミー」しかありません!!昔と現在と未来と、レイソルをつないでいく架け橋になっていくであろう人材たちです。まだ媒体については詳しくお話しできませんが、レイソルが誇るアカデミーをさらに多くの人に知ってもらえるように、取材を進めています。詳細が決まりましたら、また改めてお知らせいたします。

そして、先日9月15日札幌戦の試合前に、スタジアムヴィジョンで放映した、U-18チームからのメッセージをアップしました。天皇杯での温かい御声援に対して、秋野キャプテン以下選手たちが感謝の気持ちを伝えています。どうぞご覧ください

こちらからもご覧になれます。モバイルの方は別途通信料がかかるケースがありますのでご注意ください。
http://youtu.be/P1AR1Hp0whs

こちらもレイソルの歴史がいっぱいです。
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クラブスポンサーとしてご支援いただいている「そごう柏店」さんが、本日から「千葉・柏のうまいもの会」を開催中。その一角「柏レイソルパネル写真展」では、『柏レイソル 2011 優勝への軌跡』と題し、朝日スポーツキッズ新聞号外のパネル展示や、歴代のユニフォームや選手使用スパイクが飾られています。また日立台でおなじみのカレー屋さん、印度亭・ボンベイ・ルンビニの3店舗による「日立台カリー部」もおいしく楽しめるイベントです。本日から24日まで、そごう10階へどうぞ!

今日は雨がふったりやんだり。暑さもあって、すっきりしない一日でした。でも練習が終わった18時頃、西の空が燃え上がるように黄色く染まり、、、
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東の空には鮮やかな虹が現われました!週末の鳥栖戦、テキスト速報で色あざやかなレインボーゴールを打ち込める予兆でありますように。明日は非公開練習、午後には九州へ出発し、日立台で全員揃っての公開練習となるのは来週火曜日です。ちょっとサポーターの皆さんにとっては寂しい週末となりますが、来週からは国立含めてホーム4連戦!チケットをお買い求めいただいて、レイソルへの後押しをどうぞよろしくお願いいたします。

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2012年9月18日

久々の

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担当:大重正人

今日は6月25日以来、久しぶりにトレーニングマッチが組まれました。流通経済大学を迎えての一戦。キックオフからまもなくの3分。左サイドから折り返したネット選手のクロスを田中選手が押し込んで、幸先いい先制点!!

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と思ったら、みるみる雨雲が広がり、大粒の雨がピッチに襲います。この日先発出場した、U-18秋野選手の姿もこんなに見えづらくなるほどに。

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その後は再び太陽が顔を出し、無事に90分プレーすることができました。この日躍動したのは2トップを組んだ、先述のネット&ジュンヤコンビでした。前半18分、ゴール前の混戦からネットがゴールへの執念を見せます。

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なんとオーバーヘッドシュート!さらに後半8分には水野選手のクロスをヘディングゴール。同19分には後半から出場のU-18小林祐介選手をワンツーパスでアシスト。さらに28分には鮮やかなヒールパスで田中選手の抜け出しをアシスト。この日の全5得点に絡むすばらしいプレーを続けました。

アシストを受けた田中選手は「2点目のゴールは、ネットがトラップからパスしていたら、自分がオフサイドになるところ。そこをダイレクトで出せる技術は、やはりブラジル人らしいところです」と称えます。自らも札幌戦に続く連続ゴール!「シュートまでいい動きで持ち込めたので、今日はたくさんシュートが打てた。でも流し込むところでふかしてしまい、まだ2、3点は獲れたはず。ただ結果を出して、ゴールを重ねることで調子が上がってくる。ゴールを獲ることを強く意識してリーグ戦につなげたい」と、復調への兆しになればと願うばかりです。

練習試合で大活躍のネット選手は、汗を流し終えて取材へ。チバテレビ「ライジングレイソル」のインタビューです。あや吉から手渡された箱の中身に「Oh,NICE!」と笑顔がこぼれます。いったい箱の中身はなんでしょうか!? 今週末23日の放送はいつもより2時間早い18時30分スタートです。お見逃しのないようご注意ください?

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2012年9月16日

支えのかたち

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担当:河原 正明

 札幌戦から一夜明けてトップチームは午前中にトレーニングを行いました。先発組以外は通常のトレーニング。キリカエの練習ではフィニッシュを強く意識して取り組む選手が目立ちました。

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 その1人、ネットバイアーノ選手は「得点が取れるようにと願って」気合の丸刈りにして札幌戦に臨みました。途中出場で3点目のアシストパスを記録。そして本当にノドから手が出るほど欲しいレイソル初ゴールですが、昨日もあと一歩でというシーンがありました。そんなネット選手にとって、ようやく先週にブラジルから夫人が来日したのは朗報でしょう。「家族がそばにいるのは安心」リラックスできる要素が増え、家族の支えがあればきっと良い方向に進んで行くことでしょう。

 札幌戦先発組はリカバリートレーニングを行いました。澤選手は、昨日の試合で節目を迎えました。J1リーグ出場50試合目でした。先日の天皇杯2回戦での好調を買われ、久々の先発に復帰。その澤選手、試合後の取材でも聞かされてはいなかったようで、50試合だったと伝えると「知らなかった。ようやく50試合ですかー」と全く意識していなかったようです(笑)。
 ペルーではリーグ戦104試合出場(※カップ戦は未カウント)ですが、実は日本でもJ1・J2・ナビスコカップに天皇杯を合わせると79試合、さらにFCWCにACLも加えると公式戦83試合出場となります。移籍加入後、ケガに苦しみ約1年は出場機会がなかっただけに本人も常日頃から「メディカルスタッフやチームスタッフのおかげです」と周りへの感謝を欠かしてません。

 サッカークラブにはいろんな形の支えが存在します。サポーターの皆さんの応援はその最たるものです。サッカーは「支えてもらう」だけでなく「支えていく」ことが大事なスポーツです。選手だけでなく我々も支えていただくことに感謝しつつ、社会を支えるクラブであり続けたいと思います。

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 さて、夕方4時からはアカデミーのプリンスリーグ関東1部 山梨学院大付属高(山梨)戦が日立台で行われました。トップチーム同様、毎週末に試合が組まれていますが今日も5-1(前半2-0)で快勝しました。リーグ首位の桐光学園(神奈川)を勝ち点差1でピッタリと追走、来週土曜日にいよいよアウェイで直接対決です。勝利すれば再び首位に返り咲くだけにトップチーム同様こちらも注目の一戦になります。アカデミーの試合も多くの方にご観戦・応援いただきありがとうございました。

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 明日はトップチームもオフとなります。なお、18日(火)の午後には練習試合・対流通経済大学戦が組まれています。見学は通常の練習同様可能となります。なお、お車でのご来場はご遠慮いただきますようお願いいたします。なお、試合出場メンバーはファンサービスを行わない場合もございますので予めご了承願います。

2012年9月15日

6試合ぶりのリーグ戦勝利

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担当:河原 正明

 ようやくの勝利でした。J1リーグ第25節 コンサドーレ札幌戦は3?1、久々のリーグ戦での勝利、日立台に凱歌が轟きました。

 相手ベンチには懐かしい顔。石崎監督に古邊フィジコがいましたが戦いの前にノスタルジーに浸ることはなく。石崎監督が退任されてから4シーズン目、指導を受けた選手も桐畑、近藤、大谷、澤、菅野、栗澤の6選手だけになりました。
 その当時からキャプテンを務めた大谷選手が「良い時間で取れた(ネルシーニョ監督)」チームに落ち着きと勢いをもたらした先制ゴールを挙げました!J2時代の2010年11月の岐阜戦以来、J1では2009年11月の清水戦以来となります。栗澤選手からワグネル選手、そしてアシストは工藤選手とつながれたラストパスは、本人も話したように「決めるだけ」でしたが、ゴール後にみんなが弾けるような笑顔で祝福に集まっていたのがキャプテンへの信頼の厚さを示していると思います。
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 試合後には久々にお立ち台に立ちました。「去年も点を取っていないから2年分(笑)」の笑顔でしたが「個人の得点よりもチームが勝ったことが嬉しい」と7試合ぶりの勝利をサポーターに届ける重責を果たした安堵感でいっぱいのようでした。
 でも「2点目が決まっていればなー!」。後半24分に放ったポスト直撃弾はカーン!と乾いた音を残すも決まらず。「蹴った瞬間に時が止まった。あっちの方がカッコ良いゴールだったのに」と本音もチラリ。それでも「残り10試合全て勝つ、そのリスタートを日立台で切れて良かった。残りもチームのために力を捧げます!」とスタンドのサポーターに誓ってくれました。

 今日の試合で目立っていたのは両サイドバックでしょう。橋本選手は前半39分の工藤選手の得点のアシストに加え、1vs1でどんどんと勝負を仕掛けて優位に立つと後半もあと一歩というクロスを連発して、スタンドを沸かせました。
 そして反対側では久々の先発出場を果たした藤田選手が右サイドで躍動しました。「たぶんレイソルの中で一番札幌と対戦していると思うので特徴も判るし、自信はある」と試合前に話していましたが、今日は相手のフォーメーションもレイソルにとってはハマり、レアンドロ選手とのコンビで何度も相手守備陣を崩し、前線に顔を出してクロス上げる度に歓声とちょっとした嘆声がスタジアムを包みました。「自分が高い位置をとれたので、どんどんしかけた。後半は相手が3バックになって1枚はがせばフリーになれたので、あれぐらいのクロスを入れるのは当然」と涼しい顔。
 本人は「アシストを残せなかったのは残念」とのことでしたが、「走ってナンボ」と90分間止まらぬ上下動はまさにニックネームの「ダイナモ」そのもの、十分に力をサポーターに知らしめたのではないでしょうか。「これがスタートライン」と言葉は謙虚ながらも影のヒーローでした!
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 さて、今日は「しろいホームタウンデー」。毎年好評の梨の試食には待ちかねたサポーターが列を作って新鮮でみずみずしい白井市産のなしをほおばっていました!クラブにもたくさんいただき、明日からピアノで選手たちにも振舞われます。いつもおいしい梨をありがとうございます!そしてなし坊と妹のかおりちゃんも今年も大活躍でしたねー。また来年も来てください!!
 またもう一つのイベント「コイノミカシワ」もレイソルと初コラボ。いわゆる「街コン」です。今日は約140名が来場、サッカー観戦を楽しみました。皆さん素敵な恋が見つかるといいですね?。
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 明日はトップチームも午前中のトレーニングとなります。なお、先発組を中心とあいたリカバリートレーニングメンバーはファンサービスを行いませんので予めご了承願います。
今日も暑い中ご声援ありがとうございました。引き続き応援よろしくお願いします。

2012年9月14日

9月14日

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担当:大重正人

誕生日を迎えた女優の上戸彩さんが入籍したというビッグニュースが報じられた9月14日。レイソルでも、上戸さんより1歳年下の選手が26歳の誕生日でした。橋本和選手です。「いいのか悪いのか、試合前日が誕生日なので、今日はさすがにお祝いできないですね」とちょっと複雑な様子。でも「明日は気持ち良くお祝いができるように、しっかり勝ちたいですね」

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実は先月。ワタルが奥様を連れだって、日立台に来ました。「写真を撮ってほしいんです。後ろに『REYSOL』の文字が入るように」。2人でリフティングしているところを僭越ながら撮らせていただきました。夫婦でリフティングできるカップルなんてそうそういませんよね。まさにナイスカップル! とても朗らかで、引退したあとでもサッカーがめちゃくちゃうまい素敵な奥様でした。彼女のためにも、26歳初めての試合でいい1年にするための好スタートを切りたいところです!ひとまず、今日は誕生日おめでとう、ワタル!!

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昨日の話ですが、「on the way」の取材に行ってきました。今回は渡部博文選手に登場してもらいました。柏駅西口のスペインバル「San Razzo」でスペインの肉料理に舌鼓を打ちながら、サッカー半生を振り返ってもらいました。「実は、高校の時にレイソルの練習に参加したことがあるんですよ。新潟キャンプでした。練習試合にも出させてもらって」。すぐにスマホを取り出して調べてみると、、、

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http://blog.reysol.co.jp/news/2005/007441.html
ありました、ありました!FCホリコシとのトレーニングマッチに、渡部(練習生)の名前が。「3バックでしたね。真ん中が薩川さん、左が(石川)直樹くん、自分は右でした。フル出場で使ってもらって、同じ練習生で来ていたハセ(長谷川悠選手)がゴールを決めて。ハセとはホテルの同部屋でした。相手には、あのアマラオがいて。クラさんもいたと思います」と懐かしい思い出がどんどん飛び出してきます。

人と人との縁があって、高校時代にレイソルの練習に参加。その後専修大学に進み、再びレイソルから声がかかるときにも「またなんというか、レイソルとの縁を感じたんです」。山形に生まれ、距離だけでいえばレイソルとは近いところにはありませんでしたが、渡部選手のレイソルに対する熱い思いや深い愛着が言葉の節々に表れていて、本当に嬉しい気持ちになりました。10月ごろからモバイルレイソルで連載が始まりますので、どうぞご覧ください!

さあ明日19時からコンサドーレ札幌戦です。チケットはまだまだ余裕がありますので、シーズンラスト10試合の巻き返しの始まりとなるよう、ぜひスタジアムで御声援ください!

2012年9月13日

自分たち次第

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担当:河原 正明

 週末の札幌戦に向け、トップチームは非公開で練習を行いました。非公開練習ですので練習内容には触れませんが、さらに連携を深め残り10試合で最大の勝ち点を得るためのトレーニングを行いました。
 「ピッチ上に人生をかけよう!」これはナビスコ・鹿島戦のハーフタイムにネルシーニョ監督が強く諭した言葉です。選手たちはプロ選手ですから、一人一人のプレーで観客を魅了し、富と名声を得ます。しかし、そのためにはレイソルが勝つことが大前提です。チームのために自らアクションを起こさないと勝利は得ない、すべては自分たち次第だと言いたいのでしょう。
 ぜひとも札幌戦はそんな監督と選手の思いがあふれる試合となる一戦になって欲しいものです。チケットは好評発売中です。まだお買い求めでない方はぜひお早めにどうぞ!

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 お知らせです。東葛毎日新聞社発行の柏レイソル応援マガジン「Tiki-taka」vol.3
が9/15(土)に発売されます。今回も取り下ろし写真満載の1冊となっています。
フォトグラファーの神宮さん渾身の編集です。この夏、アカデミーも関東圏の試合はほぼ全試合行かれたと思います。8月3日(金)と4日(土)には昨年に引き続きU12の全少とU18のクラブユースの準決勝・決勝戦を2日連続で取材いただき、静岡→横浜を往復しています。 プリンスリーグや天皇杯1回戦ももちろん取材を。そうした取材を通じてすっかりアカデミーの選手たちとも打ち解けています。なかなか出て来ないアカデミー選手の現場取材ならではの「生」の声も詰まっています。先日の天皇杯2回戦でアカデミー選手たちに興味を持たれた方ももちろん、レイソルサポーターの方はぜひご購入ください!

2012年9月12日

夢のあと

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担当:大重正人

リーグ戦は残り10試合となりました。手にできる勝ち点は最大で「30」。いまの勝ち点にすべて上乗せすると「66」。どこまでそれに近づくことができるか、本当にギリギリの戦いです。守備陣が踏ん張っていても、あと一歩ゴールを割れず。ゴールが決まれば、ディフェンスが惜しくも踏ん張りきれない。「いい守備があっての、いい攻撃」。「少ないチャンスを生かし、しっかり守りながらのカウンター」。去年のレイソルはそんな苦しい試合状況を乗り越え、攻守のかみ合いがあって、頂点まで上り詰めることができました。もう一度そんな試合を取り戻せるよう、昨日今日と実戦形式のトレーニングが続いています。

チームを勢いづけるのは、やはりフォワードのゴールです。全体練習、攻守分かれての個別練習。さらにそのあと、田中選手、工藤選手にネット選手も加わり、布部コーチとの居残りトレーニングに汗していました。屈強なDF相手にしっかりボールを収め、自らのシュートや味方へのアシストへ。レアンドロ→ネット→レアンドロという形は、徐々にレイソルの得点パターンになりつつあります。日本人コンビ2人も負けていられません!このポジションは競争が続いています。

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先日の天皇杯、U-18チームの戦いを追うTVクルーをご紹介しましたが、最後に今日もお越し下さいました。Jスポーツの「FOOT」のみなさんです。J中継にも携わる土屋プロデューサーも同番組のブログで試合前後に大きくこの試合を取り上げてくださいました。
http://www.jsports.co.jp/football/jleague/blog/match-preview/u-18/
http://www.jsports.co.jp/football/jleague/blog/game-report/2-u-18/

今日は土曜日の試合映像を編集し、実際にポイントとなったいくつかのシーンをPCで操作しながら振り返りました。下平監督、大谷選手、秋野選手、中川選手の4人です。同じシーンを監督と、攻撃側と、守備側がそれぞれ語るなんて、ここまで掘り下げる取材をしていただいて本当にお礼を言いたいです。編集も大変なご苦労になってしまうでしょうね、、、

下平監督、大谷選手と同じように、高校生の二人も自分のプレーの意図を説明できることに感心してしまいました。もっとも考えてプレーするレイソルアカデミーの選手なら当たり前のことなのかもしれませんが、普通の高校生ならテレビカメラの前で舞い上がってしまっても仕方ないところで、しっかりと自分の言葉で伝えられる。そういう能力も持ち合わせているからこそ、大舞台でも力を発揮できるのでしょう。

さあ、来週のオンエアが本当に楽しみです。BSが見られるお宅でしたら、ほぼ無料放送ではないかということでしたので、ぜひ来週の夜10時ごろはJスポーツにチャンネルをお合わせください。
9月19日(水)22:00?22:30 J SPORTS3
9月19日(水)23:00?23:30 J SPORTS2
9月19日(水)24:15?24:45 J SPORTS1
9月20日(木)12:30?13:00 J SPORTS2
9月21日(金)25:15?25:45 J SPORTS2

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またあわせてご取材いただいた、スカパー「マッチデーJリーグ」でも今週放送されます。9月14日(金)22:20から。J2ハイライトのあとの「PLUS」で放送されます。こちらもどうぞお楽しみに!

明日は非公開練習です。また金曜日に日立台へお越し下さい!

2012年9月11日

100%で!

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担当:河原 正明

 日立台ダービーの喧騒はすでに去り、朝からトップチームは練習を行いました。昨日はオフ、天皇杯レイソルU-18戦の先発出場メンバー以外はオフ明け恒例の2部練習で汗を流しました。
 その天皇杯2回戦は酷暑の中でのゲームでしたが、日本各地で選手・ピッチのコンディションに悩まされてJ1チームが5つも敗退という前代未聞の下克上を生み出しました。その中でもレイソルは若いU-18 を相手に最後まで走りきることができました。
 それは、これまでに何度も選手たちが口にしているように「日ごろのトレーニング」の成果。今日もピメンテウフィジカルコーチがきつめの負荷をかけたトレーニングで選手たちの体をいじめ?鍛えぬきます。

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  去年の7月に会報誌「日立台通信」で取材をしましたが、その時話した「私の仕事は監督の作戦ボードにすべての選手の名前を載せること」という言葉が非常に印象深いです。今日も「ヒャクパーセントデ!!」の声がとどろきましたが、その裏には勝利のメンタリティーを持ちえる選手たちには容赦なく要求し、徹底して準備して試合に臨むという監督と同じ信念とプライドがあります。
 一方では特に試合に向けた体調コントロールはもちろんのこと、特に夏場の試合後はトリートメントを重視するといった部分で今までにはないトレーニングにも驚かされました。そうしたケアの部分と強化の部分が良いバランスを保っていることが昨年からケガ人が少なくなってきている理由の一つでもあるでしょう。まさに「ザ・仕事人」です。

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 午後からの練習にはU-18から秋野、小林の両選手が練習参加しました。日曜日の広報日記にもありましたが天皇杯翌日にも公式戦を戦い、昨日は久々のオフ。でも高校生は学校も休めません。
 ちなみに天皇杯のことは学校で話題になった?と聞くと「僕は(TV取材を受けたことは)あまり話していないのでそんなに・・・みんな勉強が忙しいんです(笑)」と秋野選手。対照的に小林選手は「友達もたくさん試合を見に来てくれました!」とどうやら頼もしい応援団がついていたようです。

 たくましい若き18歳が2人加わったレイソル、週末の札幌戦に向けて100%の準備をしていきます!チケットは好評発売中ですので、まだお買い求めでない方はぜひお早めにどうぞ!

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2012年9月 9日

次の一歩

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担当:大重正人

夢の日立台ダービーから一夜。各紙新聞をあけると、特に一般紙の千葉県版で、昨日の兄弟対決の模様がたいへん大きく取り扱われていました。あらためて、このホームタウンやサッカー界での注目の高さ、歴史的な一戦だったことを思い返します。札幌を破るジャイアントキリングを果たした、パルセイロ薩川監督のコメントも載っていましたね!

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しかし、そんな「フェスタ」は一日限り。今日から新しい戦いに向けて、双方早くもスタートしています。トップチームは、7月28日のセレッソ戦以来、公式戦6試合ぶりの勝利。「どんな相手でも、今のチームにとっては勝つことが重要」(工藤選手)、「これから勝ち癖をつけ、もう一度ここからという気持ちで公式戦残りの試合を全部勝ちに行きたい」(栗澤選手)。勝利から遠ざかっていたチームにとっては、何よりの良薬となるはずです。

昨日、ネット選手からバトンを受けた田中選手も久々のゴールならず。試合途中、ゴール前でシュートコースが空いたとき、スタンドから「打て!!!」というサポーターの思いが声となって聞こえてきました。それもひとりではなく、みんなの声援となって。態勢が少し崩れながらも、思い切り振り抜いた左足のシュート。「これが見たかったんだ!」というサポーターの期待を彼自身も身にしみて感じたことでしょう。去年ほどの活躍を見せられていない中ではありますが、この壁をぶち破ってくれる日を待ちたいと思います。

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そしてU-18イレブンは、天皇杯と同じぐらい重要な公式戦を、連日戦っています。プリンスリーグの川崎フロンターレ戦が日立台で行われました。昨日の天皇杯でも大きな存在感を見せたMF中川選手は「土日の連戦は大変ですが、でも慣れてきました。昨日の夜は興奮が収まらずになかなか寝られませんでした。フロンターレは順位は下だけど、レイソル戦はすごく強いんです。先週はFC東京に負けてしまい、2位に落ちてしまいました。プレミアリーグに上がるには関東で1位にならないといけないので、もう負けられません」とに、試合前の意気込みを聞くことができました。

そして試合は、右サイドから木村選手の先制ゴール。
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秋野選手CKからの中谷選手ヘッドで、前半10分までに2点を先制。
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昨日の激戦もあってか、後半途中から投入された中川選手と小林選手がチームの攻撃のギアを上げると、U-18らしい連動したパスワークで右サイドを完全に崩して宮澤選手が3点目。そして最後は小林選手のすばらしいパスを受けた中川選手が右足で強烈なシュートを決めて4点目。守備陣もGK伊藤選手が好セーブを見せるなど無失点で抑え切り、4-0の快勝でした。首位桐光学園との勝ち点差は変わらず「1」のまま、2位をキープ。9月22日、アウェイでの天王山も迫っています。

下平監督が掲げた4つの目標のうち、「クラブユース優勝」と「天皇杯トップチームに挑戦」は達成しました。あとは「プリンスリーグのプレミア昇格」と「Jユースカップ制覇!」まだまだ彼らの挑戦と夢は続いていきます。若きレイソル戦士たちにも引き続き御声援ください!

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2012年9月 8日

俺達の宝

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担当:大重正人

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なんとも不思議な光景でした。
試合前のウォームアップ。アウェイ側ベンチの選手たちが、ホーム側のゴール裏へあいさつし、それにいつもと変わらないレイソルへの熱い応援が注がれる。ウォームアップ中の選手コールは、両チームの選手ひとりひとりに贈られました。レイソルのフラッグが2つ掲げられ、ビジョンにはレイソルのロゴが並び、緩衝帯もなく、ホームもアウェイもないスタジアム。これは、柏レイソルだけが、Jクラブとして初めてつかんだ幸福の瞬間でした。

試合内容から見れば、順当な結果でした。トップチームが力強い守備から、エースへつなぎ、レアンドロがさすがの決定力を披露。後半も澤選手のゴール、そして彼らしい球際の粘りがチームを引き締め、GK菅野選手は決まったと思ったシュート、決して多くはなかったピンチでも憎らしいほどの集中力でシャットアウト。経験と力の差を見せた試合でした。

では、U-18は何もできなかったのか。いや、今日の試合を見た人は即座に否定するでしょう。センターバック2枚が左右に大きく開きながら、秋野、中川、小林という中盤のトライアングルへタテパスを入れ、サイドバックとの連携でサイドからじわじわとボールを運んでいく徹底したスタイル。敵陣まで運べば、3トップがスペースで受けては、またムービング。何人も連動して、トップチームのディフェンスを崩す場面が何度もありました。ボールを大切に保持して、主導権を握るサッカー。下平監督以下選手たちが先輩たちから受け継いできた伝統を、今日もしっかりと発揮してくれたと思います。

中川選手「正直完敗でしたが、大谷さんや栗澤さんに1vs1でチャレンジしたり、学べることがたくさんあった試合でした」。
秋野選手「フィジカル面や体力、スピードで差はあったけど、キックの精度やボールを持ったときの視野やワンタッチ、ツータッチのパス回しは通用したかなと思う」
小林選手「まだまだ足りないところや課題もあったけど、ドリブルで抜けたりもしたし、少し自信になった。これからトップに上がれるように頑張りたい」

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激しいぶつかり合いはあっても、互いをリスペクトし合って、イエローカードが一枚も出ないクリーンな試合。90分戦い終えた選手たちは、兄弟たちが手を取り合うように、スタンドへ向かって歩を進めました。ホームもアウェイもない、日立台だけの至福の時間でした。そして柏熱地帯から発せられた数々のメッセージ。

「柏の育成、俺達の宝」
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長年アカデミーにかかわってきた吉田達磨強化部長は「ヨンハに、すばらしい言葉ですねって言われて。この目で見て本当にうれしい言葉だった。これからも『宝』であり続けたい」。

2012年9月 7日

千載一遇

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担当:河原 正明

「千載一遇」:千年に一度くらい偶然訪れる、二度と来ないかもしれないほど恵まれた状態。辞書にはそう記してあります。

明日の天皇杯2回戦、日立柏サッカー場のカードは柏レイソル対柏レイソルU-18戦です。
Jリーグ20年目で初、今年で92回目と100年近い歴史を持つ天皇杯でも史上初の公式戦での兄弟対決です。1000年、は言いすぎかもしれませんが、レイソルサポーターなら見逃したら一生後悔するかも?とあえて強くお伝えしたいです。クラブにとっても適切な言葉が見つからないほど幸せなことです。

  「私も経験がないね」サッカー大国ブラジルで50年を超えるキャリアのネルシーニョ監督でさえいまだかつてない「面白いシチュエーション(ネルシーニョ監督)」です。「U-18とは何度か練習試合をしているし、何人かの選手はトップチームに練習参加しているので力は良くわかっている。若いがクオリティの高い選手たちが多いし、もちろんここまで勝ち上がってきた実力がある。そしてそれはレイソルがいい育成組織を持っている証拠でもある」。その力を認めつつも、トップチームは9時からいつも通りの試合前日スタイルで練習を行いました。

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兄弟対決でアカデミー出身選手に注目が集まりますが、トップチームには高校・大学時代に計3度のジャイアントキリングを起こした経験者がいます。藤田優人選手は国見高校時代に社会人チームを倒してJ2川崎(当時)と、明治大学時代には社会人チームとJ2京都を撃破してJ1清水と戦っています。今度はプロ選手となりアマチュアチームを迎え撃つ側となりますが「失うものが何もない相手は本当に強いですよ。特に立ち上がりに気をつけないと」と注意を促します。特に6月のU‐18との練習試合では前半20分で3点を奪われただけに、そのコメントにうなずくばかりでした。

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そのトップチームの練習が終わってから6時間後、アカデミーも人工芝グラウンドで明日の試合に向けたトレーニングを行いました。「ここ数日で『本当にスゴイことなんだな』と実感が湧いてきた」と下平監督。「真正面からぶつかって行きたい」と一歩も引くことなく挑む覚悟です。U‐18選手たちも「小学校4年生からずっと見てきたチームとスタジアム。緊張もするだろうけど楽しみです(中川選手)」「きっとアドレナリンが出まくると思うけど落ち着いてプレーしたい(中谷選手)」と初々しさの残るコメントの中にも勝負にかける思いは真剣そのものです。

スタジアムはいったいどんな雰囲気になるのでしょうか?迎え入れるサポーターの方も迷っているかと思いますが「どちらもレイソル。どちらを応援するのはそれぞれの自由でしょう(ネルシーニョ監督)」。皆さん思い思いでご声援いただきますようお願いします!

明日の試合チケットは発売中ですが、当日券も発売します。冒頭にも書き記しましたが、レイソルサポーター、そしてサッカーファンなら見ないと損です!ぜひスタジアムにお越しください。午後1時キックオフです!

2012年9月 6日

日立台ダービー

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担当:大重正人

柏レイソルにかかわる人たちにとって、これ以上ない幸せに満ちた、歴史的な一日が迫っています。9月8日、天皇杯2回戦。柏レイソルトップチームと、柏レイソルU-18チームによる兄弟対決「日立台ダービー」です。この一戦が決まった9月1日以降、広報にもいろいろなお問合せをいただいて、今日はテレビクルーによる取材が2件ありました。BSのJスポーツ「Foot!」と、スカパーの「マッチデーJリーグ」です。

夕方前から強烈な雨に見舞われて、トップチームの練習内容が変更になるなか、U-18チームは雨が少しおさまった16時30分から無事にスタート。2つのクルーは、トレーニングの模様を撮影、また下平監督やU-18選手インタビュー。Jスポーツさんは、練習前に大谷、工藤、茨田とU-18出身の3選手にもご取材いただきました。取材を受けたそれぞれが、この大舞台に向け、思い思いのコメントを残してくれました。

大谷選手
「ユースは、去年はあと一つのところまで来ていたから、上がってくると思っていたので大きな驚きはなかったです」
工藤選手
「トップチームとして絶対に勝たなければいけない試合」
茨田選手
「自分たちは天皇杯で早くに負けてしまった。ヤマナカとも言っていたんですが、ユースとしてトップチームと戦えることを羨ましく思います」
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U-18下平監督
「自分たちのサッカーはボールを持っているだけで、勝つサッカーじゃないなんて批判もされた。ようやく優勝して結果を出して、今週は自分たちがやってきたことをお披露目する場。自分たちのやり方を貫きたい」
U-18秋野選手
「今日代表から帰ってきて、今週初の練習でしたが、みんなピリピリしていて、いい雰囲気だった」
U-18中川選手
「尊敬するレアンドロ選手や大谷選手と目の前で戦えることがとても楽しみです」
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特にU-18の選手は勇ましいユニフォームから、制服に着替えるとごく普通の高校生。秋野選手は「試合当日は学校が文化祭なんで、友達が来られないんです。でも学校休もうかなって言ってくれる人もいて、本当に注目されているんだなと感じました」。インタビューの前には食事をとりながら日本代表戦を観戦。「酒井くんのクロス惜しかったです!」。本当に初々しいコメントですが、チームの主将として、トップの先輩3選手からも相手のキーマンとして名前が挙がる大きな存在。そして中川選手、小林選手と組むセントラルMFトリオは「日本一の中盤だと思っています」と胸を張ります。そして2人は口をそろえ「僕ら一人ではなく、二人三人と連動した組織で戦いたい」。柏レイソルアカデミーのイズムが深く浸透していることを教えてくれました。

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「マッチデーJリーグ」の放送予定は14日か15日。「Foot!」は10分近いVTRになるそうで、19日が初回放送の予定です。明日発売のエルゴラッソでもカラーで大きく取り上げられているようです。本番の試合はもちろん、周辺報道もたいへん盛り上がっています。しかしチケットはまだまだ残席がありますよ。世紀のドリームマッチを、どうぞお見逃しなく。

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2012年9月 6日

白熱の90/180

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担当:河原 正明

 今日のナビスコカップ準決勝第1戦 鹿島戦、結果は2-3で先勝を許してしまいました。試合は両チーム合計で5得点が生まれましたが、得点もさることながら互いに勝ちを譲りまいと、選手たちが局面局面で激しくぶつかり合う、手に汗握る90分間でした。

 立ち上がり7分、DFがクリアしたボールを奪われつながれた相手のファーストシュートがゴールとなる幕開け。「取られてはいけない形(ネルシーニョ監督)」で先制を許し、残り83分間は常に相手を追う「つらい展開(監督)」となってしまいました。
 「相手にスペースを与えすぎた(監督)」とその後すぐにシステム変更し、状況を改善すると35分に同点ゴールが決まります。ワグネル選手が渡部選手とのコンビで相手DFの裏のスペースに飛び出すと「あの形を狙っていた」という絶妙なクロス。これを右から走りこんだ茨田選手が合わせたキレイなゴールでした。
 しかしなんと、直後の36分にすぐさま2点目を奪われてしまいます。反撃の出鼻をくじかれます。前半12本のシュートを浴びるも何とか2失点でしのぎます。

 ハーフタイム、「タイトルがかかった試合だぞ!」と監督からの激が飛び、ネット選手と橋本選手を投入し再び反撃に出ます。するとこれが功を奏し、ネット選手から工藤選手、さらには橋本選手のドリブルでのカットインから逆サイド那須選手に渡りクロスを上げるとネット選手がシュートと一気に攻勢を強めます。
そして62分、右サイドに飛び出したレアンドロ選手にパスが渡ると、センターのネット選手にパス、クサビとなったネット選手からレアンドロ選手が再びパスを受けるシュート!キレイに同点ゴールが決まり、駆けつけたサポーターともども喜びを爆発させます!
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 だが今日はこれでは終わらない雰囲気がピッチ上に充満していました。次の1点を狙い両チーム攻防は激しさを増し、さらなるエキサイトを生み出します。試合はあっけない、しかし見事なシュートで決しました。打った瞬間は外れる!と思った軌道からググッと落ちた大迫選手の一撃には「パンチの効いたシュートだった」と試合後にネルシーニョ監督も脱帽していました。

 この大会はカップ戦、リーグ戦とは違ってホームでもう1戦戦います。負けという結果でしたたが2つのアウェイゴールを奪えたことは「ポジティブな要素(監督)」です。これで公式戦3連敗となりましたが、「3連敗は受け止めないといけない。しかし、1ヶ月開くのでマイナスに考えすぎずに、次の90分で勝てば良いとプラスに考えたい(近藤選手)」「アドバンテージを生かして勝ち上がる(ネット選手)」とこの敗戦を生かして10月の再戦に挑みます。
 そしてすぐに中2日で土曜日に試合が行われます。天皇杯2回戦、対柏レイソルU18戦sです。兄弟対決に目が注がれますが「1発勝負だから、勝たないと話にならない。相手はどこでも勝って勝ち癖を取り戻すだけ(ワグネル選手)」と真剣そのものですいずれにしてもしびれるような試合になることは間違いありません。チケットは発売中です。ぜひスタジアムにお越しください。
 今日もアウェイ・カシマスタジアムで、そしてTVの前でご声援いただきましてありがとうございました。土曜日にスタジアムでお待ちしております!

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2012年9月 4日

9月5日は

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担当:大重正人

本日ニュースでお知らせした、ナビスコ準決勝第1戦!9/5鹿島戦は『スカパー!e2の無料体験で観よう!』の前文です。

日本最大のプロスポーツビジネスであるJリーグが生まれて20年。
そのJリーグの歴史と共に、刻まれてきたナビスコカップ。
その幕開けでもある第一回ナビスコカップの開幕は、なんと20年前の1992年9月5日でした。

だそうです!!93年のJリーグ開幕を前に、プレ開幕戦としておこなわれたのが、第1回ナビスコカップでした。その日は、栗澤僚一少年が10歳になった日でした。それから20年、小学校、中学校、高校、大学で努力を重ね、プロ選手として9年目ものキャリアを積んで迎える明日。30歳の誕生日を迎える節目の、ナビスコカップ準決勝という大舞台を戦います。

レポーターの三須さんに「バースデーイブですね?」と声をかけられ、顔は少しほころんではいましたが、どんな試合であろうと全力で準備し、全力で挑む栗澤選手にとって、どれも大事な大事な1試合という位置づけには変わりないでしょう。ただ、この先にタイトルが懸かっているということも当然認識しています。「せっかくここまで来たチャンスだし、優勝したい!ただ鹿島は前年の王者で、トーナメントの戦い方を知っているし、強さがある。相手の長所を抑えながら、自分たちの長所を出さないと、なかなかゴールをこじ開けられない。まずはしっかり守備を固めたい」

誕生日については「2年前の天皇杯があったんで、初めてじゃないです。そのときは順大に勝てたんですが、明日も勝ってバースデーソングを歌ってもらえるように頑張りたいですね」。サポーターの女性グループから、一日早くお祝いの歌をもらって、ちょっと照れくさそうにしていました。「明日絶対勝ってね」そんなサポーター皆さんの願いを叶えられますように。勝利から遠ざかっている状況下での強敵アントラーズ戦、簡単な試合ではありませんが、昨年10月のような団結で、なんとか先勝できるよう闘い抜きましょう!

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2012年9月 3日

乗り越えろ!

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担当:河原 正明

 今日は9月に入って初めての全体練習。昼過ぎにかけての雷鳴とにわか雨が、ようやく日立台に秋の空気を運んできてくれました。その大きな雲を避けるために、いつもと違い練習場の上空を多くの飛行機が行き交っていました。

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 さて、トップチームはナビスコカップ準決勝第1戦 鹿島戦に向けてのトレーニングを行いました。土曜日の名古屋戦から中3日ですぐに試合、8月から続くリーグ戦勝ちなしは連続5試合となり、順位もとうとう8位まで下がってしまいました。「シーズンはじめもこういう状況だった」と近藤選手。しかし、その頃と違い直近のリーグ戦5試合とカップ戦2試合では、ジュビロ戦を除くといずれの試合も1点以内に抑えています。


次はカップ戦です。「リーグ戦とは違って、あと2回勝てば決勝戦。チャンスは十分にある(近藤選手)」。昨年のナビスコカップ王者・鹿島が相手ですが「先に勝てれば大きなチャンス。相手の弱点をどう攻略するかでしょう」。準々決勝のガンバ戦では先にアウェイで3ゴールをあげられたことが第2戦には大きなアドバンテージとなったことは言うまでもありません。守備は安定しているだけに、あとは攻撃陣に期待がかかります。

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 今季のナビスコカップでは2試合でレアンドロ選手が3ゴール、工藤選手が2ゴールをあげています。当然この二人へのマークは厳しくなるものと思われます。もちろん攻撃陣だけでなくセットプレーのチャンスでは守備陣もゴールを狙えます。我々にはレアンドロ、ジョルジと精度の高いFKという武器もあります。「今までやってきたことに自信を持ってピッチに立つこと。チャレンジする姿勢を強く出さないといけない」。今、必要なのは大谷主将のコメント通り「自信を持つこと」でしょう。一昨年、昨年と培ってきた勝利のメンタリティ"vitoria"と共に勝利を掴む戦いに挑みます。

 トップチームは明日の午前中にトレーニングを行い、午後には鹿島に移動します。明後日は平日・水曜日のナイターですが、現地でTVの前でご声援よろしくお願いいたします!

2012年9月 2日

U-18天皇杯1回戦勝利コメント

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◆下平隆宏監督コメント
『トップチームに自分たちのサッカーが通じるか通じないかは今はわからないけれど、ゲームの主導権を握りたいと思っている。日立台でのプレーというのは、最高のモチベーションになる。本当に幸せなことです。日立台のあの雰囲気の中、レアンドロやジョルジなどが、どのようなプレーをしてくるかは選手たちも自分たちも楽しみです』

◆秋野央樹選手コメント
『昨年の反省を活かして、大人を相手に自分たちらしくプレーできたことは大きい。勝てばトップチームと対戦できるということで、モチベーションは高かった。サポーターの皆さんは、トップとU-18のどっちを応援したらいいかわからない状態になると思いますが、U-18を応援してくれたらうれしいです』

◆小林祐介選手コメント
『去年ウーバに負けて悔しかったので今年勝てて素直にうれしかった。トップの練習に出ているので、その感じは肌で感じている。プレッシャーはかけてくるだろうが、お互いに応援されている感じを楽しみたい』

◆吉川修平選手コメント
『先制されても、追い付ける試合が最近は多かったので、落ち込むこともなかったし、ぼくらの今年の目標でもあったから、モチベーションも高かった。得点は、祐介がいいパスを出してくれたので落ち着いて決めることができました。日立台でプレーするのは夢だったし、観客の前でプレーできるのは素晴らしいことだと思います』

2012年9月 2日

歴史的快挙!

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担当:河原 正明

 「自分たちで勝利を手放してしまった(ネルシーニョ監督)」「悔しさだけが残る試合(増嶋選手)」。試合後の選手、監督の言葉はどれもあと一歩とどかないもどかしさだけが残った試合だったことを物語っていました。

Jリーグ第24節 名古屋グランパス戦は0−1で敗戦。今季3度目の連敗、また5試合連続未勝利となり順位も8位と一気に3つ下がる痛い敗戦となりました。

 前半は「うまく守備も機能していてリズムもつかめ、自陣でボールを奪ってカウンター攻撃などシュートが少なかったが出来は悪くなかった。ただ後半は、攻撃で慌てたり判断ミスが影響して、失点に結びついてしまった」と指揮官は試合後に話していましたが、失点シーンは敵陣でボールを奪われてからのカウンター。元レイソルの玉田選手に右足で流し込まれてしまいました。その後も敵シュートがポスト直撃のシーンもありましたが「最後まで体を張った守備は出来ていただけにもったいない(増嶋選手)」1点でした。

 首位・仙台との勝ち点差は残り10試合で9ポイント。「悲観するだけでなく良いところもあった。前を向いて残り10試合、今日の敗戦を活かして、まずは次の試合で結果を出したい(那須選手)」。すぐに週中にはアウェイ・カシマでアントラーズとのナビスコカップ準決勝第1戦があります。中3日での連戦ですが、上位争いに浮上するためにも良いきっかけにする試合としなければいけません。

 そして、さらに中2日で天皇杯2回戦です。相手は...柏レイソルU18!日本サッカー史上初の公式戦(全国大会)での兄弟対決となります。名古屋戦よりさかのぼること6時間前、栃木市立陸上競技場でヴェルフェたかはら那須との1回戦がキックオフされました。スタンドは6:4で地元・栃木県のヴェルフェサポーターが多かったのですが、「今日は名古屋にはいけないけど栃木までなら...」というレイソルサポーターも多く駆けつけていただき、心強い応援をいただきました。

 昨年と同じく、グラウンドの芝の状態が良くなく「ボールをつなぐ」サッカーを身上とするU18にとってはやりにくいピッチでした。ボールも予測しないバウンドをする場面も多く、「消極的なプレーもあった(下平U18監督)」その一瞬のスキをつかれ敵に先制を許してしまいました。

 しかし、そこで慌てることなく「いつもやっていることはできている」とすぐに同点に追いつくと、後半は立ち上がりに際どいシュートをGKが防ぐと、あとはレイソルU18ペース。後半13分には中央をワンツーで崩して吉川選手がシュートを決め逆転。得意のポゼッションでじわじわと相手の体力を奪っていき、足が止まってからは高校生とは思えない圧倒的なボール奪取から遅攻とショートカウンターを織り交ぜる波状攻撃で社会人チームを追い込んでいきます。そして後半42分に再び相手を崩して小林選手がトドメの3点目を挙げ試合を決めました。

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 「まだトップと対戦にはコメントできない」と試合直後に話していた下平監督ですが、「まずは日立台でプレーできることを楽しみたい。でも本気でぶつかっていくし、自分たちが主導権を握るサッカーをしたい」と意気込みを話してくれました。

 史上初の対決、しかも「身内」での対決だけになんともくすぐったい感じがしますが、互いに本気でぶつかる試合になります。チケットは発売中です。歴史的一戦をその目に。残念ながら試合中継はありませんので、ぜひ、スタジアムにお越しください。

 トップチームは明日は柏に帰りオフ、U18はプリンスリーグ・FC東京戦とハードな日程です。トップはすぐにアントラーズとの戦いに挑みます。今日もご声援ありがとうございました。次の1週間は2試合です。引き続き応援よろしくお願いいたします。