担当:大重正人
昨日の日立台トレーニングに続き、今日から取材もリスタートです。今日は藤田優人選手の恩師の方が、日立台にお見えでした。明治大学の神川明彦監督です。レイソルでいえば、藤田選手の同級生である林陵平選手(現山形)、また日本代表の長友佑都選手を導き、数多くのJリーガーを送り込むなど、日本の大学サッカーを牽引してきた方です。
来年の2015ユニバーシアード日本代表の監督を務め、ほかにも縁のある選手がいます。栗澤選手は流経大時代のユニバーシアードでコーチとして指導いただき、また秋野選手は先日のU-19代表の練習試合でお見かけしたそうです。2人とも「すごく熱い方ですね!」とその活力と明るさが大変印象的だったとのこと。「今もレイソルユースから、上之薗 泰斗くん(4年生)と鈴木達也くん(3年生)が明大サッカー部で頑張ってますよ」とレイソルとしてもお世話になっている方です。
今回は、神川監督が立ち上げた「全国サッカー教育協会」のサイトやセミナー向けの取材として、同じく明大卒の小川選手(名古屋)に続いて、藤田選手に白羽の矢が立ちました。小川選手の動画メッセージを拝見すると、小川選手が3年生の時に試合後に相手の選手と談笑して、当時厳しく注意されたエピソードを披露していましたが、当時1年だったマサトも「それ、めっちゃ覚えてますよ!!僕もエピソードなら30分以上話せますよ~」とさっそく昔話に花が咲き誇ります。
「マサトは1年から、目立つ選手でした。1年から試合に使うことなんて滅多にありません。ボランチで、ボールに素早く寄せて、相手からボールを奪いとることが最初からできていました。そして何より気持ちを前面に出して戦える選手でした」。そんなマサトを「秋だったかな、1か月ぐらい干したことがあってね」と、試合に出場するなかで、少し練習に実が入っていなかったマサトに対し、ある試合のワンプレーでついに監督の堪忍袋の緒が切れました。マサトは1か月も全体練習に参加できなくなりました。「あれは、、、相当苦しかったですね。でも自分を考え直す時間になりました」。黙々と個人練習を続けるマサトの姿を見逃さず、監督はその後明大の主力に抜擢し、4年時にはキャプテンを任せられるほどになりました。
インタビュー後には、ピッチで談笑。
「天皇杯で戦いたいですね!」。マサトの熱い言葉が響きます。明大は横河武蔵野FCを3-0と破り、東京都代表として本大会に進みます。過去には2007年には藤田選手や林選手が京都を破り、そして2009年には湘南、さらに山形を破り、大学勢がJ1を初めて破るジャイアントキリングを起こしています。「ここで練習試合したんですよね」とマサトも昔を思い出し「僕らはいつもJクラブとの試合は一発やってやろう!とモチベーションが高くて。永井俊太さんをアフター気味に削っちゃって、胸倉つかまれてキレられました(苦笑)。レイソルに来て永井さんに聞いたんですが、覚えてなかったみたいです。。。」。そういう野心やメンタルが日頃から植えつけられているからこそ、ジャイキリも実現できるのでしょう。昔のニュースを振り返るとおそらく2006年のことでしょうか。2人の本当に思い出深いお話、本当に楽しい時間でした。
http://blog.reysol.co.jp/news/2006/007891.html
そして今日は2日連続のバースデーパーティー。7月2日は太田徹郎選手の25歳の誕生日です。ランニング上がりのみんなが集まり、「パッパとやって、写真撮ろう!」「テツ、端っこでいこう」「斬新だね!」など、まあまあ愛情たっぷり?のイジリ。
そして極めつけは、モンチャンからのウォーターシャワー!昨日の監督に続いて、ブラジルの方は何かかけないと気が済まないようで(笑)。びしょびしょで上がってきたところで「後半戦は点をとれるように。どんなポジションでも攻撃的に持ち味を出して、数字で結果を残したい」としっかり抱負を述べました。田中順也選手が移籍したことは、アタッカーの彼にとって間違いなくチャンス。来週の天皇杯に向けて、アピールを続けているテッチャンです。彼へのエールをこめて、おめでとう、テッチャン!!