2007年7月31日

成功率87.8%

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:桜林 舞

比較的涼しい日が続いていますね。オフ明けの今日は2部練習。フィジカルの午前練習とボールゲームの午後練習でした。その間には先日の順天堂大学練習試合と前半戦のオプタデータを振り返るチームミーティングが行われました。「いいところは続けて、改善すべき点は改善しよう」と石崎監督。

オプタデータってご存知ですか? Optaとは、「プレイヤー・パフォーマンス分析データ」のこと。サッカーの試合中のボールタッチを詳細に数値化したもので、<Jリーグ公認スタッツ>J-STATS Opta(ジェイスタッツ オプタ)として、2001年Jリーグリーグ戦から本格稼働したもの、だそうです。意外に早い段階から導入されたものなのですね。レイソルのマッチデープログラムにも一部を掲載していますが、ボール支配率はどれくらいだったか、どの選手からどの選手にパスが何本通ったか、どのエリアでボールを奪う率が高かったかなど、いろんな角度からのもっと細かいデータがあります。その中で、前半の18節まで、クロスの数がJ1の18チーム中18位だったのが柏レイソル、というデータがずばりと数値で示されます。一方、タックルとインターセプトの成功率は87.8%。ほぼ90%近い成功率で、18チーム中1位でした!石崎レイソルのサッカーは、プレッシングサッカー。ボールを奪ってなんぼのサッカーですから、数値からもきっちりプレスがかかっていることが分かります。「昨年度と比較しても決定率が高く、90分という時系列でみても平均85%以上は成功している。ゲーム全体のバラツキもほとんどなく安定しているとてもいい状態だと思います。後期もこの調子で行きましょう!」と平川テクニカルスタッフ。

午後練習は田村コーチのもとではシュート練習。「ジャンボ、体を残さない、残さない!体ごとゴールに飛び込め?!」とヘディングはもちろん右足でも豪快なシュートを狙う大久保選手に田村コーチの的確な声がかけられます。石崎監督のもとでは6対6。「ヤナギ、サッカーは局面、局面で変わっていくものだ。1つの考え方に固執したらダメだ!考えていた手がダメなら別のコースを探せ!!」と成長著しい柳澤選手にも石崎監督の檄が飛びます。

そして、全員参加のシュートゲームでフィニッシュ。全選手が一列になって、ゴールを決めた人が順番に抜けていき、最後に残った選手が全員分のジュースをおごる、という恒例のゲームです。最後は北嶋選手vs岡山選手。先行した北嶋選手、おしくもシュートをはずしてしまい、岡山選手のシュートを待つ間もなく「(ジュースをおごる本数は)何本?」と叫んでいました。「今回は、気持ちで負けていました。復帰戦ならずでした。。。」と自動販売機の前で無念の表情。「ひさしぶりに負けたよー!」と溢れる汗を拭きながら、引き上げてくる選手一人一人に「なに飲む?」と声をかける北嶋選手。全員分のジュースを買う姿は、負けたことよりもシュートゲームにひさしぶりに参加した楽しさの方が勝っているように見えました。

明日は、9時半からの午前練習のみとなります。明日は今日より暑く、太陽が照りつけそうです。日立台にこられる方は、日よけ対策をお忘れなきようお越しいただければと思います。

2007年7月30日

レイソルも一緒に柏まつり

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

担当:大重正人

暑さ厳しいサマーホリデー。昨日の順天堂大学戦から一夜あけての午前の練習は、猛暑3本勝負の疲れを考慮して、ゲーム性の高いリカバリーメニューでした。故障を抱えていない23選手+松原コーチを3チームに分け、チーム対抗戦。キャンプや最近のフォトギャラでもありますが、これが異常なまでに盛り上がるんです。同じ走るにしても、リレー形式にすると競争意識が触発され、力を抜いて負ければ罰ゲームが待っているし、、、そのなか永井選手や長谷川選手の元気あふれる声がチームを盛り上げ、周りも負けじと声が出る!いいムードで練習ができているなぁと感じました。

その3チームが引き続き8対8のミニゲーム。フランサ選手のテクニックは本当にスゴイの一言。くるっとターンしたり、スルーして再びボールを受ける様子に「踊ってるよ?」とコーチから声が上がるほどの華麗なる舞い。なんと結構な距離からのヒールシュートを決めるほど。ライン裏へ飛び出しての強烈ボレーは惜しくも線審のフラッグが上がると、「オフサイドジャナイヨ?」と石崎監督に軽く詰め寄るなど、足も口も絶好調の様子でした。

話は変わりますが、今秋発売された「柏ウォーカー」。黄緑の表紙がコンビニなどの雑誌コーナーを彩っています。そのなか「柏といえば???」の質問に見事ナンバーワンの票数を集めたのが、レイソルでした!柏のシンボルとして本当に感謝の言葉を尽くしても尽くしきれません。柏市民の方はもちろん、市外の方もレイソルを見にこられた際には、ぜひ日立台以外にも満載の柏名所を巡ってみてください!!

その柏ランキングの4位にランクされたのが、「柏まつり」でした。数十万人の観衆を集める柏最大のイベントといっていいでしょう。レイソルも今年で10度目の参加、恒例の花自動車パレード、そしてサイン会とイベントが準備されていたのですが。。。さあ会場へ向かおうという午後1時過ぎ、猛烈な雷雨が柏地方を襲い、1時間のディレイスタートも検討されたのですが、なんとか天候が回復して、15分遅れのスタートにこぎつけました。私はパレード2周目のグループにクラブハウスから帯同しましたが、「1時間遅れです」→「天候しだいです」→「やっぱり今から出発します!」とドタバタ。しかも、1周目の選手と入れ替えてスタートした2周目は、開始直後に雨が落ちてきて、途中下車の中止に。「5年目だけど、毎年暑すぎるぐらいなのに、こんな雨初めてだよ」と大谷選手もビックリのアクシデントでした。

しかし、その後3箇所で開かれたサイン会は、無事に行われ、各所100枚ずつ配られた整理券もすぐになくなり、多くのファンの方にお集まりいただいてまことにありがとうございました。北嶋、大谷、長谷川の3選手が参加したトークショーも大盛況。レイソルダンサーズの見事な演技には「めちゃめちゃ練習してるよ、みんな」と感心の様子で、柏駅西口をレイソルイエローに染めて、レイソルの存在をこれまで以上にアピールしてくれました。

明日は1日OFF。レッズ戦まで2週間を切り、そろそろピッチが上がっていきそうな予感の8月1週目が始まります。火曜日から新たなチーム内の戦いがスタートです!

2007年7月28日

柏ならではの楽しみ

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:桜林 舞

本日は、順天堂大学との練習試合が行われました。曇はうっすらと広がっているものの太陽が降り注ぐ15時は、暑い暑い暑い!!!そんななか、練習試合見学には大勢のサポーターの方が駆けつけてくださいました。メインスタンドがほぼ満席。フルで入ると2000人強なので、ざっと1500人くらいになるのでしょうか。みなさんの手には、タオルとうちわ。今日から行われている柏まつりで配られたうちわをお持ちの方も多く見受けられました。駅前でお祭りを楽しんで、午後から練習見学に。柏満喫の土曜日ですね。そして、ゴール裏で写真を撮っていると結構な人数の方に、「対戦相手はどこですか?」と尋ねられました。たぶん、日立台公園に遊びにこられた方が、スタジアムで試合をやっているのでそのまま観戦していただいたのだと思います。休日にぶらりと公園で遊んでいると、プロのサッカー選手が練習試合を行っているところを見学できるなんて、柏ならではの楽しみ方だと思いませんか?そんな身近な出来事がきっかけで、また日立台に来てみたいと思っていただけるとうれしいですね。

試合の方ですが、45分×3本勝負。主力組は90分フル出場する選手も多く、2週間後に控えたリーグ戦の再開も視野にいれてコンディションを調整しつつあります。1本目は太陽が照りつける中行われ、選手にもギャラリーにも過酷な45分となりました。このところサイドを起点にという練習を繰り返していることもあり、ボランチを経由してのサイドチェンジが効いていました。19分には太田選手の右サイドクロスにフランサ選手がヘディング!ゴールかと思われましたが、惜しくもオフサイド。。。27分、左SBの小林亮選手から逆サイドへの大きなクロスが通り、太田選手がダイレクトに決めレイソル先制!トップ下に入った佐藤選手とフランサ選手のコンビネーションも冴え、中央から太田選手のパスを佐藤選手がスルー、フランサ選手から佐藤選手、再びフランサ選手が落ち着いてゴールを決めました。1本目は2-0で終了。

16時ごろには日も陰り、若干涼しくなってから、2本目スタート。開始早々守備の連携の乱れから7分、8分と順天堂大学に続けてゴールを許してしまいます。その後は順調に立て直し、左サイドから阿部吉朗選手が1点を返します。細かいパスでゴール前を攻め立てますが相手DFやポストに阻まれ、42分、本日2点目となる太田選手のゴールで、2本目は2-2でドロー。

2本目途中出場の池元選手以外はメンバーを入れ替え、フレッシュなイレブンで臨んだ3本目。
17時ごろには、風もでてきて大分涼しくなっていました。序盤から勢いよくドゥンビア選手、池元選手、大久保選手のシュートがゴールを攻め立てますが、ポストやバーに嫌われたこともあり、枠を捉え切れません。28分、ボランチ柳澤選手のCKから大久保選手がヘディングで併せ、膠着状態を抜け出すと、30分池元選手、35分再びCKから大久保選手、36分、41分ドゥンビア選手と怒涛のゴールラッシュで5得点。「今日はヤナギがよかったね。このところ安定して調子上げてきているよ」と下平スカウトも絶賛。守備に、中盤に、CKでのアシストと存在感を見せつけました。結局9-2で順天堂大学に快勝です!

そして、明日は柏まつりミュージック&花自動車パレード・サイン会にレイソルの選手が参加します。花自動車は14時から1週目、14時40分から2週目が行われます。サイン会は15時から柏駅東口ダブルデッキでフランサ選手と古賀選手のサイン会、16時から南本町商店会サンスポーツ駐車場で石川選手と柳澤選手のサイン会、16時40分から柏駅西口特設ステージで大谷選手、北嶋選手、長谷川選手がサイン会&トークショーを行います。各箇所のサイン会はいずれも10時から先着100名様に配布される整理券をお持ちの方に限らせていただきますので、ご了承ください。

今日、明日と行われている柏まつり。柏駅周辺は、本日すでに大盛り上がりで大混雑でした!今日から明日のパレードのために場所どりをしている人もいるようですね。これから柏のメインストリートは夜通し盛り上がることでしょう。明日の柏まつりへも是非足をお運びください。

2007年7月27日

見て、考えて、また成長

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

担当:大重正人

まず、昨日の話です。誤ってニュースデータを広報日記にアップしてしまい、たいへん申し訳ありませんでした。急いで修復作業をしたのですが、なかなか復旧せずかなり焦ってしまいました。。。日々細心の注意をもって更新にあたりたいと思います。

今日のスタートは、ミーティングから。先日の流通経済大学戦のプレーをビデオで振り返りました。やはりゴールシーンは、敵陣深くでボールを奪って、すばやく展開したときに生まれていました。炎天下の暑さもあってか、前線の選手のボールチェイシングが足らず、また守備陣の大きなクリアボールに対してのポジショニングが悪かったシーンでは、石崎監督からきっちりと指導が入ります。

3本勝負のその試合、1本目後のハーフタイムを振り返ると、石崎監督が太田選手に向けて「もっと前から奪いに行け!走れないんだったら、ワシがネジ巻いてやる!!」と激しいゲキを飛ばしていました。そのシーンをビデオでも具体的に説明。「なぁ、太田くん。ボールから距離があるじゃろう。ここを詰めていかないと」とタッチペンを使いながら、落ち着いた口調で諭すように話しかけます。

太田選手は2本目のハーフタイムにしっかりと修正できたことを監督から褒められていましたが、ビデオでも相手DFにチャージしたシーンをきっちりリプレー。苦し紛れのクリアを誘い、それを奪ったレイソルMFからFWへパスが渡り決定的なチャンスに繋がりました。よくないところを指摘されて、それをすぐに改善できた、すばらしい具体例。ビデオミーティングの良さはここにあります。試合→ビデオで回顧→考えて練習→試合。。。レベルアップへの課題と対応策がしっかりと示されるから、教えやすいし、教わりやすい。こうしてひとつひとつチームのレベルが上がっていくのです。

さて、グラウンドでは明日の練習試合に向けて、8対8のゲーム形式で調整。その脇で、この日参加していた練習生を見守っていたのが、下平スカウトです。ストーブリーグならぬビーチサイドリーグ。冬が移籍&新入団選手市場のメッカではありますが、夏の中断新聞にも紙上ではいろいろな補強、新入団発表が。レイソルのめざすサッカーにフィットするダイヤモンドの原石を発掘する毎日を過ごしています。

そのシモさんから「ブログをやりたい」との言葉をもらっていました。いろいろと時間がかかってしまい、ありがたきオファーに答えるのが遅くなってしまいました。今日は練習を見守るカットや携帯電話で話しているカットなど、タイトルページに使う写真を撮影しました。そしてブログといえばタイトルです。「カトゥtheキャッチ!!」「こばりょうのちらリズム」「スズタツブログ」と選手系ブログには、趣向をこらしたタイトルがついています。

そこで独断ですが(シモさん、勝手ながらすみません)、ブログを読まれているサポーターの方に新ブログタイトル案を募集したいと思います。今日、少し下平さんを話したときに出た条件は「シモさんの○○○○○○」というタイトルが親しみやすくよいでのはないかと。あと英語よりも漢字を使ったキッチリ系を希望していました。

koho@reysol.co.jp まで奮ってご応募下さい!もし、いただいた案から採用が出た場合には、、、なにかプレゼントがあるかも!? 締切は一応7月一杯とさせていただきます。いつもあたたかいシモさんのソフトな語り口、そして長年プロサッカー界に身をおいてきたからこその鋭い視点など、興味深いブログをお届けできるのではと大きく期待しています。早く実現するよう、鋭意ガンバリマス!!

2007年7月26日

練習の天才

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:桜林 舞

本日は久しぶりの1部練習。朝のスタッフミーティングに顔を出すと「今日はガンガンのメニューを考えている」と石崎監督。暑い中でもどれだけやれるかが勝負!と日頃から繰り返しているだけあり、今日のように暑くて湿度の高い日になるといつも以上に練習魂が煮えたぎっている模様。しかしミーティングの中で今日はあまり無理しない方向で行きましょうという話に。「(古邊コーチのフィジカルトレーニングの後は)6対6を考えとったんじゃけど、8対8と10対10で行こうか」と石さん。昨日の流通経済大学との練習試合では、ほとんどの選手が45分?90分出場しましたからね。しかも、暑かったですし。リーグ戦の次の日ならクールダウンで終了というのが定例です。少し軽めのメニューになるのも納得です。

と思って、10時半過ぎに練習場に行くと、石崎監督の下で、2対2が行われていました。あれ!?今朝の話はどこにいったの?。赤組、黄組に分かれて、それぞれのチームから2人づつがコートに入ります。どちらかがゴールを決めると、各チームから別の2人が入るというもの。ミニコートでの2対2なので勝負はすばやくつきます。どちらかがゴールを決めるごとに選手たちはガッツポーズ!

長谷川選手のゴールには「ナイス、ハセ。ナイス、モンゴール!!!」の声。いろんなゴールコールを聞いてきましたが、このパターンは初耳です。ハセくんのニックネーム『モンゴル』に引っ掛けて『モンゴール』。本当に選手たちはいつもうまいこといいますね。

2対2のあとは、4対4。昨日の練習試合で、対外試合での「今季初ゴール」を決めた北嶋選手。「全体練習に合流して、実戦の中でサッカーに必要な体を取り戻している時期。正直フィジカル面ではすごくシンドイ。自分を追い込んで乗り越えていくキツイ時期だけど、この時期を乗り越えればもっとボールもついてくるかなと。あとは自分との戦いです」と昨日の取材で応えていました。今日もゴールを量産!途中、足を痛めたのか膝を押さえるそぶりも見受けられましたが、そのままピッチにたち引き続き果敢にゴールを狙います。ゴールに向かうその表情には一点の曇りも見受けられません。

そして練習終わりの石崎監督。「拓、やったぞ。ワシはやったったぞ?。選手も楽しみながら、暑い中頑張ってくれた!!!」と宮本マネージャーに猛アピール。なんでも、軽い練習メニューにしようかとも思ったけど、選手のモチベーションを引き出しながら、最初のプランどおり「ガンガンのメニュー」を滞りなく行うことができた、ということのようです。「さすが、ワシ。ワシは練習の天才じゃな」と大喜び。そんな石崎監督、午後から行われる講演会に向かうため颯爽と扉の向こうに消えていきました。監督のこの練習にかける思いが、今のレイソルの活力であることは間違いありません。石さんありにして、今のレイソルあり。

明日からU-22日本代表候補神戸合宿にいくため、李選手、菅沼選手、小林祐選手がレイソルを離れます。でもこの石さんの「練習は嘘をつかない」というレイソル魂を持ってすれば、どこに行っても大丈夫でしょう。ケガのないように、それぞれの最高のパフォーマンスを見せてきてほしいと思います。

最後にお知らせです。8月15日対広島戦がホームゲーム後期初戦@日立台、では『2007柏レイソル絵日記コンテスト』が行われます。

中学生以下のお子様のレイソルに関わる絵日記を、8月9日(木)までに柏レイソル企画部企画グループ『2007柏レイソル絵日記コンテスト』係(〒277-0083 千葉県柏市日立台1-2-50)まで送付ください。観戦の思い出、大好きな選手にサインや握手してもらったこと、家族や友人とのレイソル話など、レイソルにまつわるエピソードであればなんでもOKです。絵日記は、A4サイズであればフォーマットは自由です。(ただし、題名、月日、お天気、名前、年齢は必需です。)オフィシャルホームページからレイソルオリジナル絵日記用紙もダウンロードできますよ。

ご応募いただいた作品は8月15日に行われる広島戦の会場内に掲示して、優秀作品3点を当日発表します。優秀賞を受賞された方には、『世界に一つしかない!好きな選手のサイン入りオリジナルカード』をプレゼントいたします。(写真は昨年度の優秀賞)レイソルとのエピソードをぜひ絵日記で教えてください。ご応募お待ちしております。

2006enikki_photo.jpg

2007年7月25日

暑いけど、頭はクールに

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

担当:大重正人

午前11時。梅雨明け間近を感じさせるギンギンの太陽が照りつけるなか、流通経済大学との練習試合が行われました。流経大といえば、今をときめく大学ナンバーワンチームと言って異論はないでしょう。毎年数々の選手をJリーグに送り込み、レイソルにも流経大出身初のJリーガー阿部吉朗選手、さらに今季は阿部嵩選手が加入。昨年は特別指定選手として鎌田次郎選手が在籍していました。その付属である流通経済大学付属柏高校からは、大谷選手、長谷川選手が卒業しています(前述の阿部嵩選手も)。

この東葛&常磐エリアにの方たちにサッカーが身近な存在になるよう、プロサッカーチームとして柏レイソルの果たすべき役割は非常に大きい。日本全国に誇れるようなサッカーどころを作っていかなければなりませんね。結果に先んじて、阿部吉朗選手がゴールを挙げました。さすがはセンパイです!ハーフタイムには流経ベンチを訪ね、コーチの方たちと旧交を暖めていました。

今日の試合は、大学生相手とはいえ、若い選手が多いレイソルにとっては同年代との対決といってもいいでしょう。しかしここはプロとしての意地とプライドを!ここのところ、チーム全体の課題として取り組んでいるクロスへの対応。石崎監督から「今日はクロスを上げさせない、クロスからやられない」とテーマが課せられました。また攻撃でもサイドアタックの意識が植え付けられていました。さて結果は、、、

45分×3本のなか、ゴールは佐藤/大久保、阿部吉/ドゥンビア、北嶋の5ゴール。最初の3点はシュートのこぼれ球をすばやく詰めたものでしたが、それでも監督はクロスに対するゴール前への飛び込みが足らないと指摘。「2列目の選手がゴール前へもっと詰めたら、さらにボランチのアルセウ、俊太も上がれる」と。セカンドボールをシュートするチャンスや、クリアボールを拾っての二次攻撃など、敵陣で優位に進められます。さらに、守っているときに攻撃の準備ができていない、と厳しい言葉が続きました。攻守の切り替えが石崎サッカーの身上だけに、選手一人一人の動きにまで、監督の目が光っていました。

30℃を越えるような猛暑が、これから続きます。ですが「暑いから動けない。暑いからプレスがかけられない」というのでは、レイソルのサッカーはできません。そこで石崎監督の金言「暑いけど、頭はクールに」。ポジショニングや読み、判断力の部分でしっかりと攻守の準備ができるはずということでしょうか。猛暑の東南アジアで戦っている日本代表の「考えて走る」じゃないですが、駆け引きができるような成熟のサッカーも必要なときがあります。しかし最初から全力で飛ばすレイソルサッカーとは背反するもの。いったいどっちのサッカーが強い?おもしろい?サッカーって本当に難しいです。今日は日本代表を応援しながら考えてみたいと思います。

2007年7月24日

おつかれんこん

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

担当:桜林 舞

久々の快晴!「あー、何日ぶりに太陽みたかな?」と田村コーチ。本当にこんなに青空が広がったのはいつぶりでしょうか。このまま梅雨明けなんでしょうか。明日の予報は9時?15時位は晴れマークのようですね。明日の練習試合は流通経済大学と。野球場で行います。流通経済大学といえばサッカーの強豪。阿部嵩選手の母校ですね。45分×3本勝負。レイソルサイドは、別メニューの選手以外は全員参加の予定です。暑い中での熱い試合、楽しみですね。

今日は午前練習のみ行われました。「ジージージー」というアブラゼミの声をBGMに、古邊コーチのフィジカルトレーニングののち、田村コーチのもとでのDF練習組と、石崎監督のもとでのシュート練習組に分かれてのボールトレーニング。このシュート練習、恐ろしいほど、みんな決める決める!!!天気がいいからなのか、シュートがゴールに吸い込まれる吸い込まれる。今日の天気のように、気分もすかっと爽快になりました。

ブルーノ選手が2発連続で美しいゴールを決め、「ブルちゃん、さいこー」と賛辞の嵐を浴びていました。大テレのブルーノ選手に「照れるな、照れるなー」と石崎監督。

李選手は、キャプテン翼ばりのオーバーヘッドキックを披露!!!枠こそ捉えられませんでしたが、見ごたえのあるダイナミックなシュートでした。

そして顔の大きさでいじられることの多い小林祐三選手vs阿部吉朗選手のマッチアップには誰が命名したか「カオ対決」のカード名が!「アベちゃん、カオで負けない、カオで!」と石さん。選手たちも思わず苦笑。

このシュート練習、石崎監督が玉出しをしていたのですが、最初の選手にボールを渡すため、強烈なシュートを打った軌道線上には藏川選手が・・・。「ボコッ」という音がして腰を押さえ痛そうに前かがみになるクラさん。「ナイスカット、クラ!!!」とこれまた練習場に笑いの渦が起きていました!

練習終わりのヤザワくん。お疲れ様、と声をかけると「レンコン、レンコン、おつかれんこーん!」とヤザワワールドな笑いを誘ってくれました。

そして、本日はU?22日本代表候補神戸合宿メンバー選出のお知らせが14時に発表になりました。レイソルからは、李選手、菅沼選手、そして小林祐三選手が選出されました!嬉しいですね。今年はU?22初選出となる小林祐三選手。「びっくりしました。選出は、もちろんうれしいです。昨年はケガやJ2の連戦の疲れもあり、コンディションがあまりよくない中臨んだので自分自身納得がいく結果がだせなかった。今回はケガもなく体調もよいので、選出されたこのチャンスをきちんと活かして、謙虚に全力でアピールしたいです」と抱負を口にしてくれました。

面白かったのが、菅沼選手が取材陣に囲まれていたときの出来事。「今回パンゾーくんも選出されたけど・・・」と記者さん。菅沼選手おもわず「『パンゾーくん』、だって。記者さんにもやっぱり『パンゾーくん』なんだね!」といたずらっ子のような笑顔。慌てて「祐三くんが選出されて・・・」と言い直す記者さん。小林祐三選手のニックネーム『パンゾーくん』の定着度の高さを垣間見た瞬間でした!

FWチュンソンくん、MFミノルくん、DFパンゾーくん。ポジション的にも勢ぞろいです。7月27日?29日までの神戸合宿。3人とも今以上、強くたくましくなって帰って来てくれることでしょう!

2007年7月23日

手を伸ばしてみる

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

担当:桜林 舞

今日は月曜日ということで日立台は休館日。一般の方の練習見学が不可ということもあり、日立台では、コーチと選手の声だけが響いていました。

午前練習はフィジカル中心に。筋トレルームと古邊コーチが待ち受ける野球場でトレーニングです。古邊コーチの「若手覚悟しておけよー」の声が脅しでなく真剣です。3人1組となって行うトレーニングでは、公文通訳が数合わせで参戦。ボールを胸トラップで受けて、3つの青い人壁の間をドリブルで往復するというもの。相当厳しい練習だったらしく、選手たちは1セット終わるたびで、膝に手をあてて肩で息をしながら「キ、キツイ・・・」と言葉が漏れていました。アシストで入った公文通訳にも「やったのか。ナイス、エイジ!」と声がかかっていました。公文通訳もキタジと軽くハイタッチ☆

午後は16時から。夏の暑い時間を避けるために、それまで15時スタートだった午後練習を1時間遅らせてスタートしているのですが、ここのところあまり暑くありませんね。梅雨でそれほど天気がよろしくないせいもありますが。一般見学不可ということもあり、午後のボールトレーニングはスタジアム内で行われました。「野球場の芝が傷んできたからよ。野球場の芝をやすませよう思うて。一般見学が不可の月曜日だから、いまのうちにこっちでやっとこうかなと」と、見学にきてくださる方を気遣う石崎監督。

そうなのです、見学にこられた方はご存知だと思いますが、野球場の芝の状態があまり良くないのです!もちろん、1面しかない練習場なので、使い続けているせいもあるとは思いますが、キャンプから戻ってきた頃からあまり状態がよろしくなかったんですよね。キャンプ明けの練習後などは、芝が掘り起こされてザクザクになっていましたし。そのとき田村コーチに教えていただいたところでは、「ほれ、苔が生えているだろ。苔が生えると芝の根が弱るから、スパイクにひっかかるとすぐ剥がれてしまう」という話でした。確かにキャンプに行っている間は雨続きだったので、練習場が水含み→苔発生→芝が弱る、ということも頷けます。それとも、夏という時期的なものなのでしょうか?芝の種類のせいなのでしょうか?本当のところの原因はよくわかりませんけれども、芝の状態が悪いと選手の身体にも負担がかかるため、ケガの発生につながりやすいのでちょっと心配ですね。

そんなスタジアムで行われたはクロスからのシュート練習@田村コーチ。片側では4対4@石崎監督。「この位置まできていいぞ」「こっちまでリカバー」と事細かにレクチャーする石崎監督。練習前に行われたチームミーティングで国士舘大学との練習試合を振り返り「前半と後半のメンバーで取り組む気持ちに温度差があったように思う。何のために練習しているのかを常に意識して臨もう。練習だからこそできることがある。失敗してもいい、チャレンジしていこう。積極的なプレーは改善できるが、積極的にいかなければ改善できることがなにかもわからない」と総括。出来ないかもしれないからやらないのではなく、出来ないことを知るためにやってみよう。出来なかったら、出来るようにどうすればいいか考えて、出来るようになるまでやってみよう。プロにとっては、自分に負けることが一番怖いこと。目指すものが今は手に届かなくても、手を伸ばしてみないと何も手に入りません。自分を奮い立たせて、もっと先へ、もっと強いレイソルへ。

最後にお知らせです。明日の練習は午前練習のみに変更となっています。明後日の流経大との練習試合が11時からのため、午後練習が中止となりました。午前練習の見学は通常通り可能です。予報では午前中は降水確率0%の曇、午後から晴れみたいですね。夏休みの皆様、日立台でお待ちしております。

2007年7月21日

今日もレイソル日和!

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:桜林 舞

午前練習は、フィジカルトレーニング。午後15時からの国士舘大学練習試合が行われました。今日から夏休みということもあり、また雨が降らなさそうな天気ということもあり、13時を過ぎるころから、多くのギャラリーの方が日立台に足を運んでくださいました。

45分×2本で行われた国士舘大学との練習試合。前半3分、立ち上がりの主導権を握れない時間帯に、国士舘大学の伊藤選手に先制ゴールを許してしまいました。そして、前半10分、柏選手のアシストで伊藤選手が国士舘2ゴール目を決め、2点ビハインドのまま前半終了。

メンバーを入れ替え望んだ後半11分、永井選手のゴールで1点を返し、その後はレイソルペース。後半12分、太田選手がレイソル2点目。後半26分も太田選手が3点目をゲット。一人ドリブルでゴール前に詰め寄り、キーパーの手を弾いて左隅に決めたすばらしいゴールでした。後半29分、菅沼選手の左サイドからのクロスにヘディングで合わせた太田選手が4点目。レイソル押せ押せのまま、後半40分、太田選手の右クロスに長谷川選手がヘディングで5点目。さらに、後半42分、またもや太田選手の右クロスに李選手がヘディングで駄目押しの6点目を決めました。今日のMVPは文句なく太田選手でしょう!6得点のうち5得点に絡む、すばらしい動きを見せてくれました。

結果は6-2でレイソルの勝利。前半、後半とも、リーグ戦開催期中にはなかなかできない組み合わせで臨んだ一戦だっただけに試合に行方が気になるところではありました。2-0で折り返した前半も「早い段階で得点を決められ若さの勢いに押されぎみだったものの、チャンスは作れていたし、内容的には悪くなかった。今はメンバーを固定せずにいろんなパターンを試してみる時期」と某スタッフ。国士舘大学側に前半の疲れが残っていたのかもしれませんが、後半はレイソルが6得点を決める順調なペース。チャンスメイクにはギャラリーの歓声が飛んでいました。

後半にボランチで出場した柳澤選手。今までサイドのポジションが主だっただけに、戸惑い気味のように見受けられましたが、「行っていい。失敗してもいい。行かなきゃわからんじゃろ」と石崎監督に熱い指示を受けていました。メンバーの組み合わせも、個人のポジションも積極的に開拓しつつある中断期です。

そして、午後練習終わりの18時過ぎには、「シュハスコ」パーティー@基本的に全員参加。シュハスコ=スペイン語でBBQのことなのだそうです。BBQの途中で宮本マネージャーがいないなーと思っていたら、帰ってくるなり「ブログ、あげてきました」と言っていたのには笑ってしまいました。いや、宮本マネージャー、片付けが終わるまではシラフでしたよマジで。さすがです!!!

コマメにお肉を焼き続けるロビンソンコーチとサポートする南キャプテン、広島風お好み焼きを焼き続ける石崎監督、焼けたお肉やソーセージを切り続ける公文通訳。そしてロビンソンコーチと南選手のお子様たちとボール遊びに興じる長谷川選手と大島選手などなど。19時20分に日本代表vsオーストラリア戦がキックオフするということもあり、早い段階で選手たちも解散モードなのかなーと思いきや、日が暮れてくるやいなや、ビールやサワーでそこそこ出来上がった感のある選手たちもクラブハウス前でまったりと。いや、もちろん、携帯で結果を気にしつつですけれども。楽しいですね、夏の夕暮れ時に日立台の涼しい風を浴びつつ、選手、スタッフ含めて約50人ほどのBBQは。雨も降りませんでしたし、絶好のBBQ日和でした。レイソルの選手・スタッフの仲も一段と深まったことでしょう。

明日はチームオフ。休みも鋭気を養う重要な仕事です。オフ明けも楽しく厳しいレイソルな日が待っていますよ!お楽しみに!!

2007年7月20日

今日から練習試合5連戦!

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

担当:大重正人

今日は7月20日。学生のみなさんは一学期が終わり、明日から夏休みですね!ほんとうにお疲れ様でした!その理由もあってか、今日は午前中から制服を着た高校生の姿があちらこちらに。また午後のU-17練習試合には膨れ上がるほどの観客のなかに、多く十代のみなさんがいらっしゃいました。

先日もお話ししましたが、スタジアムがお色直し中!それに伴い、バックスタンド下の通路を閉鎖することになり、練習見学にこられる皆様には大変なご迷惑をおかけして申し訳ありません。ただ、今日の練習試合中にグラウンドの中を横切られたり、バックスタンド下を通られる方がいらっしゃいました。体育館脇からぐる?っと南側を回って、いつもの3倍以上の距離を歩くことになってしまいますが、通行経路によっては危険を伴うこともありますので、ホームページでご案内している経路をご通行くださいますよう、なにとぞお願い申し上げます。

それにしても、午後4時からの薄暮ゲームとなったU-17日本代表との練習試合。レイソルにとっては5試合組まれている練習試合のひとつではあったのですが、広報としての認識はかなり甘かったといわざるを得ません。。。相手はなんといっても日本代表チーム!世界大会を控えていることもあり、報道各社の注目はすごく、テレビ・新聞・雑誌各社の記者さんカメラマンさんで一杯!J1リーグ開催中と錯覚するような大客万来のミックスゾーンでした。

その注目の一戦。結果からいえばスコアレスドロー。レイソルの先発は桐畑、阿部嵩、大河原、大島、柳澤、ブルーノ、池元、長谷川の若手選手に、ユース選手&練習生を加えた布陣。相手の代表チームはセレッソの柿谷選手やマリノスユースの水沼選手など、全国的にも注目を集める選手たち。お互いにすばやいボール回しにプレッシングで、攻守の入替が激しい、息をもつかせぬ試合となりました。ただ、決定的なチャンスでシュートが枠を捉えられず。レイソルでは池元選手のシュートが「またも」ポストに嫌われ、石崎監督も「またか?!」と残念の様子。また後半には、右クロスにファーサイドで合わせてネットを揺らすも、線審の旗が、、、オフサイドではなかったと思うのですが判定も味方せず、引き分けとなりました。

その若手選手の中に、背番号9の姿が。北嶋選手が後半から出場!9ヶ月のブランクを埋めるには、やっぱりゲーム出場が何よりの良薬でしょう。「相手は一回りも違うよ?」と苦笑でしたが、29歳のストライカーが颯爽と登場!少しずつ感覚を取り戻していく過程のなか、ポストとなって周りを生かすプレーや、ゴール前へ嗅覚をかぎ分けて飛び込む動きは見事です。ピッチ脇で見ていたレイソルジュニアユースU-15の少年達は、その胸トラップでの落としに「やっぱ、すげぇ?」と感嘆の声を上げていました。日立台で背番号9を披露するのは、4年ぶりのはず。今日のお客さんはラッキーだったかもしれないですね!!

U-17代表チームには、レイソルから比嘉選手と山崎選手が選ばれています。先日の流経大との練習試合で比嘉選手がゴール。今日も途中出場、163cmの小柄ながら切れ味鋭いスピードとドリブルでトップチームの選手を脅かしていました。山崎選手は地元凱旋こそなりませんでしたが、試合後にサポーターの方からも応援の声を寄せられ、その期待は増すばかり。8月18日から韓国で行われるU-17ワールドカップ、若きレイソル戦士にも応援ください!

2007年7月19日

『ここからがふりだし』

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:桜林 舞

7月17日、18日の二日間のオフが明けて、通常通り日立台に黄色い選手たちが戻って参りました。日に焼けているのかな、と思いましたが、みんなそんなにそれほどでも。まぁ、雨続きだったようですからね。でも、頬がシャープになっている選手が多いように思いました。キャンプで引き締まったということなのでしょう。天候は優れずとも過酷だったようですからね。ビーチキャンプが1日しか行われなかったのは残念でした。かなり厳しかったようなので、選手にとっては内心ホッしたところもあるのかもしれませんが。

午前練習はフィジカルトレーニング、チームミーティングを経て、ボールトレーニングとなる午後練習へ。ミーティングは、クロスからの失点特集。レイソルが前半の終わりころクロスからの失点が多かったことから、午後のトレーニングもクロスへの対応を中心とした、2?4人の小グループに分かれての全体練習。本当はキャンプ最終日あたりで行う予定だったのだそうです。小人数に分かれてのトレーニングはいままであまり見たことがなかったこともあり、小気味よく刻まれていくボール回しなど、見ている方にも楽しめるトレーニングでした。キャンプでのトレーニングもこんな感じで行われていたのでしょうか。小人数だからこそ、個々のポジションや連携が明確なので、個人の技量がおのずと明らかになってしまうのでしょう。2日間のオフ明けということもあり、16時から始まった午後練習は18時過ぎまで行われたのでした。

今日は、夏キャンプが行われている間に受けられなかった取材がタンマリと。取材を調整するのも久しぶりです。サッカーマガジンの取材を受けた谷澤選手。サッカーマガジンは読む?の問いに「もちろん読んでますよ。採点を!」とプレイの評価を気にしている模様。そんなヤザワくん、いろんな方面で「テクニックがある」「ドリブルがすごい」と技術の高さを評価いただくことが多く『天才』と呼ばれるゆえんでもあります。しかし、自分自身で技術の高さを口にすることはないのです。ほんと、謙虚なんですよ。ということで、自分技術が高いという言い方をいつもしないよね?と聞くと「いや、僕のは、テクニックじゃないですから。あれは、タイミング」。いや、その絶妙なタイミングを称して、テクニックがあるっていうのでは?なんともヤザワくんらしい答えでした!

そして「もっとゴールに絡みたいです。自分がゴールを決めるのでもいいし、アシストでもいいので」と後半戦への意気込みを語ってくれました。後半戦にむけて「ここからがふりだしなんで」と心身ともにリスタートの心構え。そう、ここからが振り出し。ここからが勝負どころ。8月11日のレッズ戦、後半再開に向けて再出発です!

2007年7月17日

快勝!復活!コンサドーレ戦!

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

遠くはるばる札幌へ。和歌山→柏→北海道の強行スケジュールもなんのその!サテライト戦、柏レイソル4対0の素晴らしい勝利でした?阿部吉選手のダイレクトボレー、流れるようなパス回しからの永井選手ヘディング「今日のベストゴールでしょう☆」と会心笑みで回顧、右サイド斬り裂いた太田選手、ラストはキーパーとの1対1を華麗に制した平山選手!どれもが文句のつけようのないファインゴールでした!

石崎監督も「いいゲームだったよ?キャンプで練習してきたことがきっちりできていた。下がらないで前から当たっていた。後半の最初は完全に押し込んでたよ。故障明けのキタジやイケもよく頑張ってた」と二重マル!

小林亮選手との崩しで角度の少なかった右サイドから豪快シュートをきめた太田選手は「ピッチがけっこう深めで今日は疲れました。でも周りとの呼吸もあっときたし、石さんのディフェンスのやり方もかなり理解してできるようになってきました。課題はもっとクロスの精度を上げることです」と笑顔のなかにもきっちり反省と向上心を忘れていませんでした。

そして今日の一番の収穫はなんといっても北嶋選手の復帰でしょう!両膝手術からの懸命のリハビリを経て、約9ヶ月ぶりの公式戦。後半15分から30分間の出場。同じく復帰戦の池元選手とがっちり手を握りしめ、ピッチへ入りました。シュート二本、決定的な場面も何度かむかえ、惜しいチャンスもありました。試合後の第一声は「サッカー選手ってこんなにすごいんだ」とすごく第三者的な感想。それぐらいに久しぶりの対外試合でのプレーだったということでしょう!

そして「今日使ってもらって自分の現状がよくわかった、戦術的にも肉体的にも。サッカー体力は走るだけじゃつかない。サッカーをやって初めてつくもの。前線からのプレッシングはチームでも自分自身でもウリだけど、今日の自分はまだまだ。でも今日出場することを多くの人に祝福してもらえて本当に嬉しかったです!」と感激と現実のあいだで深く噛み締めるように話してくれました。

北の大地で大きな成果を挙げた北嶋選手。さらに水谷、中谷、池元選手も故障からの復帰を果たし、選手層の厚みがどんどん増しています。早くも中断期明けが楽しみで仕方ないです。明日あさっては選手たちもキャンプ&遠征の疲れを癒す遠征でお休みです。それでは。。。

2007年7月15日

久しぶりの日立台!

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

担当:大重正人

ひさびさ!といっても、私としては10日ぶりの日立台です。スタジアムの周りには塗装用の足場がぐるりと組まれて、少々物々しい感じです。今日は、日曜日や台風によってか工事はお休みのようですが、中断明けにはきれいにお色直しされたスタジアムでサポーターのみなさまをお出迎えできるでしょう!

昨日は2台のバスに分乗し、8時に和歌山を出発。紀ノ川サービスエリアで休憩したのち、11時過ぎに新大阪駅に到着。選手・スタッフそれぞれ別れて昼食をとりました。水谷選手のブログによれば、大阪名物お好み焼きを食べたそうですね。私個人的には、予定外の大阪経由が決まった前日に大学時代の友人に連絡をとり、短い時間でしたが旧交を温めることができました。石焼そばめし、なかなかの美味でした。12時半発ののぞみに乗って、2時間半。東京へ着いたレイソル旅行団は無事家路に着きました。

そして今日。キャンプを打ち上げたからといって、休日はありません。明日はアウェイのサテライト札幌戦が控えており、10時からきっちりとトレーニングを行いました。雨は和歌山と同じかそれよりも強いぐらい。それにも負けず、ダッシュやミニゲームでの約1時間のプレーです。ミニゲームで敗れ、競争でも遅れたチュンソン選手が一発芸に指名。すると仲良しの谷澤選手が駆け寄り、なにやら指南している模様。そしてチュンソンくん、キャンプで見せた谷澤選手の「おっとっとトマト」をアレンジ。「おっとっとっと、おっとっとっと、おっとっと」と、「トマト」の部分をカット。プレー同様、意表をついた瞬間芸に笑いが起きていました。

明日は早朝に柏を出発し、北海道・宮の沢への日帰りハードスケジュール。キャンプでいい動きを見せていた故障復帰組も遠征し、石崎監督も帯同するとのことです。新しい選手を入れた補強という手も当然ありますが、監督のサッカーをすでに理解している故障で使えなかった選手が加われば、それは十分な戦力アップ・底上げと言えるでしょう!!フィジカルやグループ練習中心のキャンプ明け、移動につぐ移動でベストコンディションではないかもしれませんが、この札幌戦に出場する選手にとっては、監督の眼前でしっかりとアピールしなければなりません。私も彼らのプレーを速報でしっかりお伝えできればと思っています。

2007年7月14日

和歌山キャンプ最終日

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

担当:大重正人

急遽訪れたキャンプ最終日。台風接近の報を受けて、宮本マネージャーや帯同している日立トラベルの八木さんが昨日から各方面で懸命の調整をおこない、帰れるときに帰れる手段で、無事にあすの帰柏の準備が整いました。どんどん状況が変わって予定を早めていったなかで、たった一日ですべての手配を済まされたわけですから、まさにプロの仕事。選手やチームを支える裏方さんあってのレイソルを見た思いです。

今日の午前中に早めの打ち上げが決まり、選手たちの表情も多少喜んではいましたが、ここは気を緩めることなく、最終日のトレーニングが行われました。今日もしっかりと雨が降り注ぐなか、午前中はフィジカルとボール回しなど。午後は、月曜日に予定されているサテライト札幌戦に向けて、6対6や今キャンプはじめての紅白戦で実戦感覚を養いました。今日の監督は主力チームではなく、月曜のゲームに向けたチームをみっちり指導。時よりゲームを止めながら「グンリョウ、今のところはしっかりカバーして」「イケ、GO!」「下がるなー」など、熱のこもった声が響き渡っていました。

練習後、選手をあつめて監督は「個人やグループでのフィジカル、技術、戦術の底上げを目指してやってきた。雨がいっぱい降ったけど、そのなかできっちりと成果が残せたと思う。ただ、柏に帰ってもこれを継続していかないと意味がない。ビーチで1回しかできなかったのは残念じゃったけど」と選手をねぎらい、最後は北嶋副キャプテンの三本締めで打ち上げ!このときばかりは喜びを爆発させた選手たち。諸手を上げて喜んでいましたが、肉体的に厳しいトレーニングを懸命にこなしたからこその拍手喝采。雨の降るコンディションの中、本当にお疲れ様でした。

一方その場にいられなかった選手もいました。近藤選手や石舘選手はホテルのプールなどを使ったリハビリに努めていました。プレーできないジレンマを抱えながらも、焦らずじっくりと復活への道を一歩ずつ進んでいます。近藤選手は先日「全治3週間のはずだったんだけどね。。。」と、予想以上に重かった5月19日ガンバ戦での負傷からの再起を目指しています。「炎症も収まってきてるし、痛みもだいぶなくなってきたから」とのこと。焦る気持ちもあるでしょうし、サポーターの方からも心配の声をかけられることも多いですが、これまでの大ケガも不屈の気持ちで克服してきた強い精神力の持ち主です。柏に帰っても影ながら見守っていただければ幸いです。

最後にこの和歌山・上富田キャンプにご尽力いただいた方々へ本当にありがとうございました。上富田町職員のみなさま、宿舎ホテル従業員のみなさま、そして大歓迎で出迎えてくださった地元のみなさまへ厚く御礼申し上げます。日曜日に予定されていたサッカー教室を楽しみにされていたサッカーチームのみなさん、本当に申し訳ありません。明日を入れれば7日間と短い滞在でしたが、有意義なキャンプを行うことができました。この1週間の成果を今後へつなげ、一回りも二回りもレベルアップした姿を後半戦からお見せできるよう、選手・チーム一丸となって柏レイソルは戦ってまいります。今後とも熱いご声援を賜りますようお願い申し上げます。まことにありがとうございました。

チームは、明日は移動日。日曜日は日立台で午前10時から練習の予定です。もちろん見学自由ですのでどうぞお集まりください。広報日記も日曜日にお送りします。それでは和歌山・上富田町最後の夜でした。さあ荷造り、頑張ります!!

2007年7月13日

和歌山キャンプ5日目

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

担当:大重正人

今日のおてんと様は少々イジワルでした。午前中、ウェイト→ランニング組がピッチで懸命に走るところから特に猛烈な雨が。ずぶぬれのシャツを着替えて、バスに乗ってホテルに帰る途中、気がつくと雨が止んでいて、雲の隙間から青い空が見えていました。そして午後は雨を考慮して室内練習場で練習を行いましたが、気がつくとファンの方の傘は閉じたまま。今日のすべてのメニューを終了し、さあバスへ乗り込もうというところで、大きな雨粒が。。。なんだかよくわからない天気のなか、5日目のキャンプは終了しました。

午前のランニング。李、柳澤、大河原、佐藤、石川、谷澤、中谷組を中心に見ていました。1周333mのピッチ外周を9セットの走り込み。半周35秒→一周1分5秒→一周半1分40秒→二週2分20秒→三週(1000m)3分50秒→二週→一周半→一周→半周と、走る量は山型。ここではチュンソン&ヤナギが積極的に集団の前を引っ張り、ラストの半周では猛然とダッシュ!!最後の1本まで大切にする姿勢、すばらしいです。

午後は4対4から8対8へ。このキャンプで1対1、2対2とグループよりも個人を磨く練習をやってきましたが、今日はここまで植え付けれられた意識の深い浸透が見られました。「前へ!」「詰めて!」とディフェンスで相手に間合いを与えない積極的なプレスを要求する石崎監督。今日の4対4では本当に選手の出足が良く、それでいて激しい激突も頻繁で、ケガをしないか心配するほどの熱さを感じました。青空のもと、屋外のピッチでトレーニングできればなお良かったですね?!

宿舎に帰り、部屋でニュースを更新していると、ドアの外から何やら大きな騒ぎ声が。なにかと思ったら「ハッピーバースデー、トゥーユー♪」の大合唱!!あぁぁぁ、今日は永井俊太選手、25回目の誕生日。食事会場に行った時には、すでに宴のあと。その模様は、全面プロデュースの宮本さんが伝えてくれると思いますのでご容赦を。いつも明るく、声を出して周りを鼓舞する永井選手。いつまでもその姿勢でチームを勇気づけ、引っ張っていってください!誕生オメデトウゴザイマス!

2007年7月12日

和歌山キャンプ4日目

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

担当:大重正人

キャンプ折り返しの4日目。和歌山地方には活発な梅雨前線がやってきて、一時は警報がでるほどの雨模様。予定されていた2回目のビーチトレーニングは残念ながら中止となってしまいました。遠く柏から来られた方、取材に来られた方もいたのですが、こればっかりは如何ともしがたく残念というよりほかありません。午前午後ともに、上富田スポーツセンターの人工芝が張られた室内練習場での練習となりました。

午前はサーキットトレーニング。古邊&松原コーチが中心となって準備した14種目のメニューを40秒ずつサーキットを回るように、選手がペアになって一つずつ順番にこなしていきます。ジャンプ、ダッシュ、サイドステップ、ヘディング、腹筋、ゴムチューブ走、ジグザグドリブルなどなど、スピードやパワーといったフィジカルを鍛える練習が続きます。一回り終わると二周目へ。古邊コーチから「次は30秒ずつ!」と多少軽減されましたが、最後までどの選手も気を抜くことなく、由紀彦選手たちが「さあ行こう!」と苦しい時に声を出し、励ましあいながら全メニュー完走でした。

午後は、雨&グラウンド状態を考慮して、急きょ室内でのフットサル大会が企画されました!結局、雨はどういうわけか収まってしまいましたが「昨日一昨日と苦しい練習を頑張ってきたし、今日はまあいいじゃろう!」と決行!今日は若手選手6人をキャプテンに指名し、5人ずつのチーム編成!

A:大谷(C)、永井、阿部嵩、池元、ブルーノ
B:小林祐(C)、アルセウ、佐藤、鈴木、柳澤
C:菅沼(C)、水谷、古賀、阿部吉、太田
D:李(C)、長谷川、大島、大河原、松原コーチ
E:石川(C)、小林亮、北嶋、大久保、岡山
F:谷澤(C)、中谷、藏川、平山、加藤

ルールは6チームの総当たり、5分延長なし、2タッチ、以上。勝ち点制で優勝を争います!
そして星取表の発表です!!


      A    B   C   D   E   F  勝点 得失
A(大谷) ×  3△3 3○1 3△3 5○2 8○4 11 9
B(祐三)3△3  ×  2○0 4○0 0●4 2●3 7 1
C(菅沼)1●3 0●2  ×  2○1 2○1 2○1 9 -1
D(忠成)3△3 0●4 1●2  ×  0●4 5○1 4 -5
E(石川)2●5 4○0 1●2 4○0  ×  4○2 9 6
F(谷澤)4●8 3○2 1●2 1●5 2●4  ×  3 -10

【優勝】大谷チーム(永井、阿部嵩、池元、ブルーノ)
北嶋&岡山選手が「ここは強い!みんながテクニックあるし、ミニゲームに勝つためのチーム」と舌を巻いた強さ。ミニゲームで抜群の守護神ぶりを発揮する永井・大谷選手がゴール前を固めました。そしてキャプテンが最大の勝因に挙げたのが「ブルーノ、ブルーノ!」。正確なキックで遠目からのシュートをバンバン決めて、優勝に大貢献でした!

【2位】石川チーム(小林亮、北嶋、大久保、岡山)
バレーかバスケをやったら間違いなく優勝したであろう長身チーム。優勝チームを見て「うちはあんなサッカーは目指してない。オレたちはオレたちのサッカーをやろう」と、北嶋、大久保、岡山の3FWで力強い抜群の得点力。岡山選手のゴール量産が光りました!

【3位】菅沼チーム(水谷、古賀、阿部吉、太田)
戦前の優勝候補ナンバーワン。ゴール前は本職の2人、そして前線には小回りの利くテクニシャン3人が並ぶバランスの良さ。2連敗からの3連勝、よく声が出てチームワークもよさげで3位に食い込みました。菅沼キャプテン「楽しかったです。このチームでまたやりたいっす!」

【4位】小林祐チーム(アルセウ、佐藤、鈴木、柳澤)
初戦、優勝した大谷チームとの開幕戦はベストゲームか。2点をリードされながらも3点を連取し一時は逆転し、良いサッカーを見せていたが、、、最下位に沈んだ谷澤チームに唯一の白星を献上したのが痛かった。

【5位】李チーム (長谷川、大島、大河原、松原コーチ)
チュンソン&ハセの2FWに大島、大河原、松原の3DFとわかりやすい役割分担。途中から大河原選手を前線に挙げてロングボールを入れるなどいろんな作戦で挑んだが、2トップのシュートが惜しくも決まらず

【6位】谷澤チーム (中谷、藏川、平山、加藤)
天才キャプテン、チームをまとめきれずといったところ??スタッフの優勝チーム当てでは、古邊コーチがヤザワに賭けたものの無念の最下位。この結果に「ガッカリだよ!!」とキャプテンに怒りをぶつけてました。

そして、優勝の大谷チームには、石さんからのポケットマネー金一封のサプライズプレゼント!即席チームながらいろんな個性を見せて、面白い試合を見せてくれました。ぜひとも、第2回をいつかみたいものです!それでは、また。。。

2007年7月11日

和歌山キャンプ3日目

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

担当:大重正人

今日の和歌山キャンプ、午後の練習から強い雨が。一時的な夕立かなぁと思っていたら、ふたたびどしゃぶりになったりと、不安定な雨模様。それでも熱心で活気のあるトレーニングは変わりません。午前中はフィジカル&ウェイトの2部練習。レイソルキャンプ名物のタイムトライアル走では、ピッチ外周を2回り、これを2分数十秒の設定タイム内で、これを6本!! セット間のインターバル、古邊コーチと谷澤選手が笑いを誘っていました。

夕食後の古邊コーチによれば、谷澤選手が「今日はもう(心が)折れそうだよ…何か言葉かけてよ」と哀願。それを受けてか、スタート後の背中に「ヤーザーワァァァ!!!!」「もっと行け!アゴォォォォ!!」と愛の鞭を叫びます。この効果があってか、6本中、数回グループのトップに。「ヤザワは1本目よりも2本目の方がタイムが良いんだよ」と常人では考えられない持久力。テクニックだけでなくスタミナもすごい谷澤選手でした。

午後のトレーニング前に、監督が選手たちを集めて話をしました。「目的や目標があってトレーニングをしているのだからそこを考えないといけない。甘えや弱音を吐いてはいけない。前半は勝ち点26をとれたけど、後半は目標まであと19点、簡単には取れない。苦しい時こそ励ましあって個人もチームもレベルアップしなければ。」と石さんの喝!が入りました。これで空気がピーンと張り詰め、緊張感のなか練習が始まりました。

今日も個々のレベルアップを目標とした2対2を中心としたメニュー。ディフェンス時の「チャレンジ&カバー」を重点に。ボールに近い選手が積極的に前へ出て、もう一人の選手が良いポジショニングをとってカバーに回る。とにかく攻撃側との間合いを詰めて、ボールを奪いに行こうと、選手たちの動きも激しくなります。今日もチーム対抗、得点を数えながら、競争意識を煽る。そしてゲームの要素を入れて苦しいトレーニングを楽しくやる。石さんのモットーに応えるように、一つのプレーに大きな声がかかり、チームが一喜一憂感情をむき出しにして戦いあう、素晴らしい練習ができたように感じました。

キャンプも3日目を終了。暑さもあって体力的にバテが来ないように、食事もしっかりとらなければなりません。ここは和歌山、紀州梅が名産です。ラジオ「レイソルオーレ」に出演した佐藤由紀彦選手も「梅干しが毎食出てすごくおいしいです」と話していました。ランチではそうめんをお椀に入れようとしていたら、イワオさんが「この梅干し入れるとうまいんだよ」と梅干をひとつ入れてくれました。私も梅干しパワーであと5日間、選手たちの頑張りをしっかり伝えていきたいと思います!!

2007年7月10日

キャンプ2日目「ヤバイ、ヤバイ!」

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

担当:大重正人

すでにフォトギャラリーやモバイルでお伝えしていますが、和歌山キャンプ2日目は大変充実した一日となりました。朝からバスに揺られて向かったのは、白良浜海水浴場!そう、このキャンプ目玉となるビーチトレーニングです。

一般の方がバカンスを楽しんでいる中、一種異様な黄色い軍団。その選手たちの手にはなんと縄跳び用のヒモ。おそらく小学校以来となる選手も多いでしょう、縄跳びに挑戦。両足とび、片足とび、駆け足とび。そして走りながらの縄跳び。上手に飛んでいたのは、小林亮、阿部吉、大谷選手ら。なんとなく器用さが想像できますよね。逆に苦戦していたのは大久保選手。「ジャンボ、それはないよ?」と爆笑を誘っていました。確かに砂地での縄跳びは想像以上にむずかしいもの、ジャンプするたびに足もとが砂に埋まっていき、なかなかロープを回すのが大変な様子でした。

そして、メインイベント(!?)の1000m走。全長600mの白良浜のほぼ端から端、浜のはるか遠くに見えるコーンのところまで片道500mのコースを4本。タイム別に分けられた3組が順番にスタート。5分前後の設定タイムを目標に。でも普段と勝手の違う砂浜で「これ、ペースが全然わからないよ」とスタートから疑心暗鬼。先頭のオレンジグループ、さらにブルー、イエローと続々と帰ってくるたびに、みんなが口を揃えるように「ヤバイ、ヤバイよ!!」とデガワ状態。阿部吉選手によれば「どんどん足が埋まっていくんですよ。僕みたいに体重ある人は特に不利です」。3本目を終わったところで、古邊コーチここで終了の合図で「ナイス判断!!」と選手から喝采。しかし、そのあとは監督のフィジテクメニューできっちり補填されました。

練習終了後、目の前に広がるすきとおった水面に誘われるように、なんだかソワソワした様子の選手たち。「10分だけやぞ」との号令で、一斉に海へ飛び込んで行きました!無邪気な少年に帰ったように波間を漂い、「キモチイイ!!」と恍惚の表情。そのうち、岡山選手らが謀反を企てます。普段みっちり絞られている(!?)古邊フィジカルコーチの背後から迫り、勢いでそのまま海中へ!!古邊コーチがあまりにも驚いた表情で飛び込んだので、拍手喝采の選手たちは大爆笑に包まれました。

午後4時からはグランドでのトレーニング。一瞬雨にたたられましたが、徐々に止んで練習はヒートアップ!今日はテーマは「1対1」。選手30人を3組に分け、監督、石川コーチ、田村コーチがそれぞれを担当。集まった10人をまた2グループに分けて、5対5の対抗戦に。コートに両チームから選手が一人ずつ登場し、ドリブルでしかける攻撃側と、ゴールを守る守備側に分かれての対戦です。

監督からはディフェンダーに対して「寄せろ!!」とか「詰めろ!!」と再三のゲキが。ギリギリの勝負の時、身体を寄せきれずにクロスやシュートを簡単に許すシーンが目立ち始めていただけに、まずはどんどん間合いを詰めて相手にプレッシャーを与えることに重点が置かれていました。そのなか印象的な好バトルは藏川×太田の一戦。また谷澤選手の強靭なバランスと予想のつかないテクニックには監督からも賛辞が送られていました。

今日のトレーニングは選手にとっては大変キツイものだったはず。その中でも明るい声で励ましあったり、良いプレーには拍手が送られ、笑いが起きたりと、活気あふれる充実した練習が行えたように思います。必ずや良いキャンプになると確信した一日でした。

2007年7月 9日

和歌山キャンプスタート!!

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

担当:大重正人

羽田発9時05分。柏レイソル選手・スタッフを乗せたJAL1381便は、無事に南紀白浜空港に着陸!飛行機を降りて間もなく私の横にいた古邊コーチは「さあ、楽しいキャンプになりそうやな?」とまず一声!前を歩いていた石川・池元両選手、振り向いた顔は笑っていたものの、背筋には冷たい汗が垂れていそうな様子に見えたのは気のせい!?

空港からの移動のマイクロバス車中。最前列の石崎監督と古邊コーチに挟まれる席で、監督に今キャンプの目的・目標を聞いてみました。すると「このキャンプはフルベのキャンプじゃから。。。ワシはフルベさんの空いた時間を使わせてもらうだけよ」と笑顔でジョーク。すると古邊コーチ。「鍛えて鍛えて鍛えまくりたいね!!!」と熱血漢炸裂。さらに話を聞くと「6月あたりはやっぱり全体の運動量が落ちていた。ウチは他のチームの1.5倍は走らないといけないからね。8月以降の試合に向けてフィジカルを鍛えて、体力を貯金していかないと。このキャンプの成果が見えないようだったら、柏に帰ってもフィジカルメニューを増やしてもらうように監督にお願いするよ」。そんなことになったら、選手にとってもツライですし、チームの底上げもうまくいっていないということに……気を抜かず、気を抜かせず。チームとして成果のある合宿にしなければなりません。

午後4時からトレーニング開始。まずは円陣で仮谷エクイップメントスタッフに愛息誕生の祝福拍手!おめでとうございます!そしてランニングからウォームアップ。北嶋選手や佐藤選手が声を出して、若いチームを引っ張ります。続けてシャトルラン。まずはドリブルで25m進み、ジョグで25m戻ってスタート位置に。これを50m、75mと距離を伸ばし、最後は100mを20秒以内で。今度はボールなしの素走りで1セット。ドリブル→素走り→ドリブル→素走りと計6セット。そこへ追加の1セットが加わり、7セットの走り込み。

続けて5?6人のボール回し、そして別メニューの選手をのぞく全員が参加した15対15のフルコートのゲームを10分×3本。時間にして1時間強で初日の練習は終了です。移動してすぐですから、慣れもあるでしょうが、「疲れた」という表情が多く見えました。明日からはビーチトレで瞬発&パワー系のトレーニングも始まります。ケガだけはないように、それだけをまずは祈りたいところです。

夕食後、キャンプ初日恒例のミーティングが行われました。石崎監督がホワイトボードに書かれた内容に沿って説明。このキャンプの目的は「個人&グループのフィジカル、技術、戦術の向上!」それに沿ったトレーニングの内容とその意図も説明がありました。

そして2007年前期の成績を振り返ります。リーグ戦7勝6敗5分で24得点17失点。1試合1失点以下に抑えた守備を評価するとともに、得点は1試合平均2点になんとか近づけていきたい。また時間や中央orサイドなど、状況別の得失点の詳細が。これまでの試合後監督会見からも聞かれましたが、クロスから失点するケースが多かったことを指摘。「クロスに身体を張っていない。スライディングしてプレッシャーを与えないといけない」と守備に言及し、もちろん攻撃でも中央突破だけでなく効果的なサイドアタックができるようにとの言葉がありました。

最後にはリーグ戦の全得失点シーンのビデオが流れました。まず先に流れた苦々しい失点シーンで悔しさを思い出させ、続けて得点シーンでは良いイメージを植え付ける。そういう意図が感じられました。喜びを爆発させるチュンソン、古賀、谷澤選手らのパフォーマンスに笑いが起きたり、藏川選手の甲府戦スーパーボレーにどよめきが起こったり。。。ビデオの最後には映画ロッキーの勝利のテーマがBGMに流れ、選手はみな高揚した気持ちになったことでしょう!平川コーチ、すばらしい編集お疲れ様でした。

明日は、今キャンプ最大の目玉、ビーチトレーニングが行われます。その模様は、フォトギャラ&モバイルレイソルのムービーでお伝えします。それではまた明日。

2007年7月 7日

キャンプ前夜

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:桜林 舞

フィジカル測定2日目の今日は乳酸値測定。乳酸値測定は、グランウンド3周×4セットをコーチの指示する速度で走り、1セットごとに採血し、乳酸値の変化を記録するというもの。乳酸値が溜まりにくい身体=疲れにくい身体というわけです。キャンプ前恒例の測定というわけで、春季キャンプの前にも行いました。2007年1月25日の結果はこちら。

070707_sokutei.jpg
じゃじゃん!

菅沼選手と石川選手のカタール遠征組が仲良くワンツーを飾っています。遠征後で身体が出来ていたからもある模様。3位は鈴木達也選手、4位に練習参加の武井選手、小林亮選手、李選手、佐藤選手、柳澤選手・・・と続きます。今回、4セット目で乳酸値が4.0を越えず5セット目に突入したのは、中谷選手、柳澤選手、太田選手、谷澤選手の4選手でした!

乳酸値の上がりぐらいもさまざまで、1,2,3本目とほとんどあがらないのに4本目でどーんと4.0をオーバーしてしまう選手。2本目まで一気に数値があがるのに、そのあとは少しずつしかあがらない選手。なかには、乳酸値が減る選手もいたりします!

古邊コーチが目を光らせて測定のタイムをキープするのですが、4本目が終わるごとに、「4.0のヤツいくよ!なんだよ、いないのかぁー」と、乳酸値測定の鬼になっていました。

春季キャンプ前に乳酸値測定が2番だった石川選手。田村コーチに「スピードも一番だし、測定もトップクラス。やるねー、イシ」と声をかけられると、「わかったのは、それとサッカーのうまさとは関係ないってことですね」とシニカルなコメントを呟いていました。

すっかり「ネコ」キャラで定着した感のある太田選手。チーム最小の乳酸値でスタートした1周目から、3周目まで数値が変わらず!!!データ状は筋肉に疲労が溜まっていないということになります。おそるべし。そのまま5周目に突入。4周を4.0以下で越えるのはこれだけ毎日トレーニングに励んでいるサッカー選手ですら難しいことらしく、5周目を終えた太田選手は、ハイタッチで迎え入れられていました。しかし、迎え入れるそのハイタッチが、猫ひろしの「ニャー」の手になっていました!!!わかりますかね、手を軽くグーに握ってそのまま、頭の上部に上げて、グーとグーの手でハイタッチ。フォトギャラ用に収めたかったのですが、あまりに一瞬で撮れず。。。無念です。それをみていたチュンソンくんと谷澤くん「あーいうハイタッチなんだ」と同じくニャータッチで太田選手を称えていました。

ラストグループとなった谷澤選手。採血は、医療用の針で指先を刺して血がプチっとでたところでその血を機械の先についた紙状のものに吸収させて測定します。その針は、小さいピストルみたいに、カシャっという音とともに最初に設定した深さに突き刺さるのですが、これが、意外と痛いらしく。谷澤選手は刺さるたびに「あぁーーーーーー!!!」という雄たけび。それにつられたのか李選手も同じく「あぁーーーーーー!!!」。谷澤選手、自分のことを棚にあげて「チュンソン、うるさいよ!!!」。それをみていた古邊コーチが愛の言葉を。「チュンソンはうるさいかもしれないけど、谷澤、オマエはウザイよ」。
おあとがよろしいようで。。。

明日からは泣いても笑っても地獄のキャンプ!どうしてもリーグ期間中はチーム全体の戦術の追求に終始してしまうから、「合宿では個人のレベルを上げていくことに重点をおく。そして、2-3人のグループでの連携の強化。フィジカル、技術、戦術面でね。」と石崎監督。

チームは午前中に和歌山上富田町に移動します。キャンプには大重広報が帯同しますので、キャンプ中の広報日記は大重広報よりお届けいたします。地獄のキャンプからの生還は無事なるのか、チームレイソル。逞しくなって帰ってきてくれることでしょう!!!

2007年7月 6日

リニューアル!!!

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:桜林 舞

5日間のオフ明け!短い(?)オフを各自堪能してきたようです。髪を切ってすっきりした選手や「南へ行ってきましたー」とばかりに日に焼けた選手が見受けられました。

ナビスコカップの決勝に進出しないチームでオフが5日間のチームは、清水エスパルスと柏レイソル。2チームが並んで最短なのだそうです。それを記者さんに聞いた石さん「ナビスコカップ、勝たなかったからじゃんね。選手にはブーブー言われたけど」。「本当いうとね、キャンプしたかったんじゃ、ワシ」と逆にこの状況を楽しんでいる様子でした。

そんな石さん、小林亮選手のブログにて沖縄で「発見」されたことは明らかになっておりますが、同じく沖縄で南ファミリーに出会い、「偶然だなぁと思って駐車場に行ったら、向こうからカメラ持った男5人組がダぁーと走ってきて、なんじゃーと思っていたら、『バカ5人』じゃった」とのこと。「ほんで、帰りの空港で飛行機を待っていたら、空港を3人の小さい男の子があっちへこっちへ走りまわっとるのよ。よくみたらイワオんとこの子じゃった」と山根ファミリーともニアミスだった模様。

ちなみに石崎監督、練習試合で沖縄に行ったことはあったようですが、プライベートで沖縄に行くのは初めてだったとのこと。「夏のオフ自体がほとんどなかったからね。でも今回は海に入らんかったのよ。次は海に入ってみたい」とオフの野望を語っておりました。

キャンプ前の本日、午前中はフィジカル測定。フィジカル測定1日目の今日は、ウェイトマックス。例えば、ベンチプレスで何キロ挙げられるか、春季キャンプ時の測定値が張り出された下で、自分の極限までウェイトを重ねていくという測定です。筋トレルームからは、「上手く行かんように、笑わせたった」とエンターテイナー岡山選手の声が響いていました。李選手も「(結果は)80キロくらいですかね、チームの平均値くらいです。うーん」とちょっと納得のいかない様子。

午後16時からは身体をほぐすためのミニゲーム。サッカーに飢えていた選手たちのボールを奪う目が輝いていました。梅雨時期とは思えないほど天気が良かったこともあり、久しぶりのギャラリーの姿も平日とは思えないほど賑わっていました。最終的に、黄色チームが僅差で負け。罰走の結果、罰ゲームはブルーノ選手に。はにかみながらもなにやら小刻みなダンス。木村通訳によると「ドゥンビア選手のモノマネ」だったようです。空気を感じとり、2番目に遅かった大島選手がフォローアップ。「ボーリングをするハセくん」と長谷川選手が勝負に熱くなっている様子を模写。ここで終了と思いきや、一発芸キング長谷川選手、自ら壇上へとあがります。「懐かしの一発芸をやります。魚釣り」と前フリし、釣り人が釣り糸をたれるところから、竿をあげると同時に腹ばいになり手足を上下。釣り上げた魚をも自分自身で表現するという、コミカルなネタを披露。一同爆笑の渦。「いやー、やっぱり持ってるー、ハセ」と脚光を浴びていました☆

そして、きょうから柏駅前のスカイプラザ(ビックカメラ館)の大幕が、レイソル後期ホームゲームスケジュールにリニューアルしました。レイソルロゴをバックにしたチュンソン&ミノルが、どどーんと駅前で目に飛び込んできますよ。『柏をレイソルイエローで埋め尽くそう!』というコンセプトでデザインされた後期ポスターは、PDFでもオフィシャルホームページ上にアップいたしますので、ぜひご家庭で、職場で、お友達への配布用にと、ご自由にご活用ください!

P7060083-2.jpg